(11)家計のキャッシュフロー表をExcelで作る
また、どのようなご相談のきっかけであっても、やはり長期的な家計分析ですから、最終的な目標は老後になってくるはずです。
老後をむかえるまでの間、ご相談のきっかけとなった不安や疑問を解決しながら、その他にも考えられる問題点について明らかにし、最終的には老後の暮らしについても試算していくわけですね。
長期的なシミュレーションの前提条件が少し変動するだけで、将来の結果が大きく変わってしまうことは昨日も書きましたが、その前提条件を、すべての試算内容について、細かい数字を羅列して説明するだけで膨大なエネルギーを必要とします。(FP・ご相談者のどちらも)
つまり、いかにわかりやすく、ということをつきつめていくと、やはりグラフを活用する方法が最善です。
「家計のキャッシュフロー表」をExcelで作るメリットですね。
このように、プランニング中についてもグラフを活用できることは当然ですし…、それは、そのまま…
最終的なプレゼンというか、ご相談者に説明する際にも、効果的にグラフを活用できます。
ご相談内容によって、強調しておきたい内容や、前提条件となると、まったく違ったものになって当然です。
自在に表現するためには、やはりExcelなんですね。
(10)家計のキャッシュフロー表をExcelで作る
このシリーズで書いている、「家計のキャッシュフロー表」をExcelで作る方法ですが、もちろん、私の場合であって、これがすべてではありません。
ライフプラン相談については、いろいろな方法もあるでしょうし、FPさんのアプローチも違って当然だからですね。
一言で、「ライフプラン相談」といっても、実際のご相談内容は実にさまざまです。
しかし、ご相談のきっかけが何であれ、長期的な家計のキャッシュフロー分析は多くの疑問を解決してくれます。
「家計のキャッシュフロー表」は、万能ツールです。
ただし万能とはいっても、良薬にも劇薬にもなりえます。
家計分析の前提としている条件が、ほんの少し変わるだけで、長期的な家計に与える影響はとても大きくなるからです。
家計相談の実務は、FPとしての専門的な知識をひけらかす場所ではないと思います。
いかに、その家計にとっての問題点や解決策についてわかりやすく説明するのか、また、長期的なシミュレーションになりますから、分析結果については将来にわたって変動することは当然ですし、その可能性についても具体的な説明が必要だと考えていいます。
分厚い提案書が一冊あって、「はい、これがあなたの家計の将来像です」というように、簡単にはいかないのです。
実際にご提案するプランも同じです。
今のところは「こう」、ただし、将来このような変化があった場合には、「こんなこと」や、または「こうすること」も必要になってくる。
というような多様な選択肢を確保できるプランであるほうが、ゆとりがあって安心です。
つまり、そのような内容をわかりやすく、しかも、強烈に印象付けるための表現方法が、これまでご紹介しているような「対策前後の貯蓄残高比較グラフ」です。
このグラフは、「対策前後の比較」だけに使うわけではありません。
家計のキャッシュフロー表をExcelで作る最大のメリットはここにあります。
次回は、そんなことについて書いてみます。


