(14)家計のキャッシュフロー表をExcelで作る
ファイナンシャル・プランニングにはライフプランが必要です。
Excelでこのように作った「家計のキャッシュフロー表」作成ツールがあると、そのことについてご相談者に気づいていただくこともすぐにできます。
「ご相談にはいる前に、少し簡単にやってみましょうか?」
前の「(9)の記事」デモ動画にもあるように、慣れてしまえば、基本項目の入力なんて2~3分くらいでできますね。
年齢だけ入れて、あとは、平均的な金額でいいわけですから。
仮に住宅購入前のご相談であれば、とりあえずの年間返済額を入力してみて、その項目だけを修整しながらグラフを提示すれば、キャッシュフロー分析の効果は一目瞭然です。
そのほかにも、グラフの効果をひと目で伝えるポイントはいくつかあります。
「あなたが感じていた問題を解決するために、探していたものはこれじゃないですか?」
と、キャッシュフロー表のグラフがFPの代わりに語ってくれます。
長々と書き連ねてきましたが、次回で最終回です。
(13)家計のキャッシュフロー表をExcelで作る
家計のキャッシュフロー表を作る際の、「前提条件入力シート」です。
(あくまでも、私の場合ですが)
支出項目が何故、こんなにシンプルなのか…
それは、単純にしか試算していない、または、できないのではありません。
あくまでも、ご相談者に対する表現方法からこうなっているのです。
シミュレーションは、前の記事に書いたように、何度も繰り返しています。
ご相談の内容について、解決方法や考え方についてはこう、導入するプランはこういうものがある。そして、そのプランを実行しても将来、こういうことに注意して家計管理をしていくべき。
この最後が肝心です。
前提条件入力シートで自動的にキャッシュフロー表とグラフに反映させる項目と、しない項目。
その違いは、そんなところにも理由があります。
年金の試算については、非常にデリケートですが、「ねんきん定期便」が始まったおかげで便利になりましたね。
以前は、平均標準報酬月額と加入月数で自動計算するようにしていたのですが、これが非常に神経を使いますし、誤差も大きくなります。(汗) なので、今は年金額を入力するようになっています。
住宅ローンのシミュレーションも同様です。 最終的に決まった年間返済額を入力するようになっています。
住宅ローンの試算については、別途、キャッシュフロー表を使ってシミュレーションをしたほうがわかりやすいです。 あまり多くのものを一気に盛り込むと焦点がぼやけてしまいますから。
全期間固定、10年固定、変動、などについて返済額を試算しておいて、その結果をキャッシュフロー表の対策前後の貯蓄残高グラフで比較する…、というような方法で、住宅ローンについては単独で試算するほうがご相談者にとっても、コンサルティングの順序としてもわかりやすいですね。
私の場合、今は、住宅ローンアドバイザーの住宅ローン試算ソフトを使っていますが、エクセルで全期間固定金利の試算くらいはできますので、それで代用することも可能です。
特別なソフトがあれば便利ですが、キャッシュフロー表の表現方法でも工夫をすれば対応できます。
(12)家計のキャッシュフロー表をExcelで作る
家計のキャッシュフロー表をExcelで作るのは、とても手間のかかる作業です。
だから、ある程度、入力を自動化する必要があります。
しかし、自動化するところとしないところについては、どのように作業するかによって違ってくるでしょう。
プランニングとプレゼンテーション、どちらにも効果的に使うためにどうするのか、ということを開業以来、ずっと考えてきました。
開業以来とはいっても、10年間ずっとではありません。 今の型になるまで3年くらいでしょうか。
つまり、ここ7年くらいは、ほとんど修整していません。
このあたりは、次回に書きますが、今回は…
これで、ひとつのご相談について、いくつも試算を重ねていることがわかりますね。
いくつもある可能性について、それぞれ試算してみて結果を探っていくわけですから、何度もキャッシュフロー表をコピーしながら試算を積み上げていくわけです。
元がExcelファイルだから単純にできるわけですね。
これは、プランニング中の作業ですから、このすべてをご相談者に提示するわけではありません。
ややこしいだけです。(笑)
しかし、この途中で、注意しておきたい点などについても明らかになってきますので、そんな場合にも、別途、比較グラフを作成し、グラフのシートにテキストボックスとかで、コメントをつけ加えたり、自由に応用ができます。

