なぜ「間接的」は「直接」刺さるのか? | モテる方法:大人の恋愛心理戦略〜モテの流儀〜

モテる方法:大人の恋愛心理戦略〜モテの流儀〜

「あの人から好かれたい。」相手の心を揺さぶる人なら誰もが知っている潜在意識のお作法で、好きな人からモテるようになる「恋愛心理ストラテジー」。心理・催眠・NLP・コールドリーディング…すべてはモテるためである。

こんばんは。黒影@恋愛戦略家です。

前回は女の子が油断している雑談…つまり、オフビートのタイミングを狙って、強調したいメッセージを投げ込め…という話をした。

一見“無駄”とも思われるこの雑談のときこそ、顕在意識のフィルターがはずれて、潜在意識が立ち上がった状態なので、キミのメッセージがスッと心のなかに入っていくんだ。

今回は、前述の「アナログ・マーキング」や後述の「マイ・フレンド・ジョン」「メタファー」や「驚愕法」を織り交ぜた、オフビート話法の実例をお話しよう。

「この間ね、テレビのインタビュー番組に、ある俳優さんが出てたんだ。名前は忘れちゃったけど…その俳優さんがインタビューのなかで、

『ボクは…気に入ったものや好きなものは、無条件に大事にする』

って答えててね…」

(『』の部分を、彼女を見つめながら、普段よりもちょっと低いトーンでゆっくりと。)

「オレも気に入ったものしか身につけないし、物持ちがいいほうだから、普段持ち歩くものなんかもさ、自分自身の一部みたいに感じちゃうんだ。」

(テーブルに置いてあるライターを手に取る。※以下、たばこを吸わない人は、ケータイやキーホルダーなど、「普段身につけているもの」に置き換えてください。)

「このルビーのワンポイントが入ったZIPPOのライターなんかも、5年以上使っててね、もう手触りが違うって言うか…“しっくりくる”っていうか…。一回無くしそうになったときは、ホントに泣きそうなぐらい焦ったよ。」

「すっごく気に入ってるから…」
(彼女がライターに集中しているのを見計らって、ボッと火を灯す。)

「やっぱ、コイツじゃないとダメなんだよね…」
(「コイツじゃないとダメなんだよね…」の部分で、ライターを優しく持ちながら、やっぱり彼女をじっと見つめる。)

女の子からすると、この会話はあくまでもテレビのインタビュー番組の話で「雑談」でしかない。だから当然、何の抵抗もなく話を聴いてしまう

ZIPPOの炎
photo by Ryan Tir

でも、ボクらが伝えたい意図は、会話のなかに登場する“ある俳優”が言った、

『ボクは…気に入ったものや好きなものは、無条件に大事にする』

という部分だ。(他人の言葉を借りて、真意を語るテクニックを、「マイ・フレンド・ジョン・テクニック」と言う。)

そして、ただ言葉で言うだけでなく「アナログ・マーキング」によって、無意識(潜在意識)に対する印象を強めるんだ。

それによって、彼女の心に「私を大事にしてくれる」というメッセージが強調されて刻み込まれるわけだ。

ちなみに、この“ルビーのワンポイントが入ったライター”は、実際にボクが使っているもの。ここでは、目の前にいる女の子の象徴(隠喩:メタファー)として使っている。

こんなふうに、表面的には、テレビのインタビューの話と、自分が大事にしているライターの話をしているだけ…。意図的なずらし(オフビート)によって、彼女(の意識)が話の内容やライターの炎に集中しているとき、潜在意識はがら空きにになる。

そこで、さまざまなスキルやテクニックを組み合わせて使うことで、もうひとつ別のレイヤーで、「キミを大事にするよ」というメッセージを、間接的に(潜在意識には直接的に)伝える…ということができるんだ。