『国王陛下と甘い夜…』伽月るーこ | choco's Book Cafe

choco's Book Cafe

カリフォルニア在住です。
ラノベに嵌っています。
(時々、恋活、日常生活、糖尿病の事も書いています)

フルな題名は、『国王陛下と甘い夜、新妻は旦那様にとろとろに愛されたい』

 

ふふふ~。

 

またKindle Unlimitedさんで良いものを教えてもらった~。

 

グッジョブ♪

 

 

面白かったです~。

 

年の差カップル、R18ですよん。

 

未成年様、ご注意くださいませ。

 

 

国王陛下と甘い夜 新妻は旦那様にとろとろに愛されたい (蜜猫文庫)

 

ざっとあらすじ:

ゴードウィンの王女ルーティシアの初恋は、友好国レイノルドの王・ヴァレリー。自分の心を伝えることも出来ないままに10年経った。女として見られているとは思えない。そんなとき、父の王から、そろそろ縁談を決めると言われ、嫁に行く最後の思い出作りに、ヴァレリーに夜這いをかけることにした…。

 

 

始まりから、未成年にはショッキングな始まりですよ~。

 

夜這いですから。

 

そして、そのシーンが長い!

 

1章、2章、まるっとですから~。

 

いや、私は嫌いじゃないですよ~。

 

でも、「もしかして閨の中だけでお話が終わるのか??」と思ってしまった(笑)。

 

 

さて、今日も、感想は、思い切りネタばれしています。

 

 

と、3章で、次の朝。

 

ヒーローが、ヒロインの父母(両陛下)に根回ししてて、いきなりプロポーズされたんです。

 

いままで、振り向いてもらえるとさえ思っていなくて、あくまでも「最後の思い出」のつもりだったヒロインは思わぬ展開にびっくり!

 

(読者はびっくりしていませんけどね~。)

 

だけど、実は、夜這いの時、媚薬を使ってたんです。ヒロイン。

 

相手にされていないと思ってるから、最後の手段。

 

なので「はぁ~ん。これは責任感だな。」と思い込むのです~。

 

言葉足らずのヒーロー、ヒロイン。

 

そしてすれ違う~。周りからも惑わされる~。

 

ヒロインは、たとえ責任感だとしても、初恋の相手で大好きなヒーローと一緒に居られたらそれで幸せ~♪

 

って思うんです。「良い王妃になりますわ~。」って。

 

健気 x 100

 

好きです~。健気なヒロイン。

 

少し勘違いして全く女としては相手にされていないって思っているところが萌え!

 

ヒーローは、年の差もあるし、実は夜這いの前までは、ヒロインのことを、「おこちゃま」としか見てなかったんだともいます。

 

だって、父親より3歳若いだけよ~。ヒーロー。34歳くらいだったような。

 

ヒロインが7歳の時に出会って、ずっとあこがれてたんですって。

 

17歳と34歳。

 

ごめん。

 

無いわ~~~!

 

現実だったら。わたしは拒否反応あり。

 

だけど、ファンタジーの中ではオーケーかな。

 

そして、34歳の男性が17歳のぴちぴちで、性格が良いののに、しかもものすご~く可愛い娘さんに「大好き~」って言われて積極的に来られて、好きにならないわけがない!(とわたしは思った。)

 

ヒーローは、実は王になるはずじゃなかったのですが、王太子である兄が亡くなったので、繰り上げで国王になったのです。

 

すごいかっこいいけど、どうも、そういうことやあれこれの事情で結婚するのが遅れてしまったようです。

 

で、ぴちぴちの嫁が自分から落ちてきたわけです~。

 

なのに、ヒロインは、国王にちらつく女性の影で、もしかして「隠し子も?」って思い込んで、勝手に身を引こうとするパターンです。

 

ひぃ~。

 

しかも、王の側近のごかいのせいで、ヒロインの悪いうわさが、王宮だけでなく市中でも流れてしまうんです。

 

王のことを大事に思いすぎてる側近が悪役~。

 

ヒロインをこれでもか~と嫌がらせしてくるんです~。

 

とにかくヒロインは、いつも、ヒーローやら、周りの人たちの幸せばかり考えています~。

 

健気x100だから。

 

う~。ちょっとは自分勝手に、年が倍のヒーローに甘えなよ~!

 

ヒーローも、年が半分くらいの婚約者、もっと甘やかしなよ~~!

 

そんなこんなで、後半は切ないモードに入りますよ~。

 

ヒロインに憑依したような気持で読んでいたら、切なさマックスで、すごく楽しめました~。

 

ハッピーエンドはなきゃ、最近は読まないくらいだけど、でも、ハッピーになる前にある「切なさ」がハッピーエンドをより引き立てるんですよね~~。

 

これは、お気に入りの一冊になりました~。

 

星は9つ

★★★★★★★★★☆

 

伽月るーこさん、初めて読ませていただいたけど、好きかも。