聞いたこともない病気に不安しかなく、入院のために父が迎えに来るまで泣くことしかできませんでした。

 

 

  壁もソファーもグレーに見えた

 

かかりつけの小児科のソファーは、梱包材のような丸い凹凸があるソファーでグレー、水色、ピンクの3色があり、ロビーにはグレーのものが置かれていたように記憶しています。

 

そして、血糖値が高かったこと、おしっこに糖が混じっていたこと、小児糖尿病という病気で大きな病院にすぐ移動しなければいけないことを聞いたとき、この病院のロビーはグレーで配色を統一されていたと思っていました。

 

 

  久しぶりに行くと壁は薄いピンク

 

小児糖尿病と診断されてからは、大きな病院の小児科に通うことになったので、それまでのかかりつけ医療機関はご無沙汰していました。

 

10数年後に子どもの予防接種で伺うと、壁は薄いピンク色になっていて、思わず先生に明るくなりましたね〜と言ってしまうと、先生から一言。

 

「詠一くんが来てた頃と変わってないよ」

 

びっくりしてしまいましたが、宣告されたときの思い違いだったようです💦

 

病気になったことが思い違いだったら、良かったのに…

 

いろんな出会いや経験により、そんな風に思うことも最近はなくなりましたが、小さい時はそんなことを思うこともあったなぁ。と今更ながら思い出します。

 

 

入院編につづく


 

 

 

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