毎週月曜日の「恋愛テクニック」は、「カップル・カウンセリング」と題しまして、パートナーとの関係をより良いものにするため、「男性心理」「女性心理」を紐解きながら、さまざまなご提案をさせていただいています。
恋愛・夫婦問題で悩んでいらっしゃる方、パートナーをみつけようと思っている方、現在の、また将来の結婚生活に、役立つご提案を発信してまいります。
担当は、池尾昌紀・池尾千里の夫婦カウンセラー。毎週交代で発信していきます。
今週は、池尾昌紀が担当です。どうぞよろしくお願いします。
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【わかりやすく・シンプルな心理学を体感する ！池尾・浅野の名古屋限定４時間ワークショップ】
◎名古屋限定、池尾昌紀・浅野寿和が交代で４月から１２月までの９回シリーズでお届けします。
【第５回：８月２５日（土）】講師：浅野寿和 （名駅・ウインクあいち）
＜ほぼ３０代からの心理学ワークショップ アドバンス＞
【第６回：９月２９日（土）】講師：池尾昌紀 （名駅・ウインクあいち）
＜セルフワース（自己価値）実現ワークショップ＞
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パートナーシップのご相談は多岐に渡りますが、共通して出てくるのは「怒り」に感すること。
「怒りっぽい」
「突然キレる」
「我慢の挙句、爆発する」
自分がそうだったり、相手がそうだったり。
怒りという感情は、怒られても嫌なものですが、自分が怒るのも嫌です。
だから、怒られたり、怒ったり、ということそのものが二人が付き合っていく時の障害になりやすいのです。
そんな「パートナーシップにおける怒りの心理」の連載、第４回をお届けします。
＊これまで記事は以下をご覧ください。
＞＞＞彼から「怒りっぽい」とよく言われる私の「本当の思い」とは（１）
＞＞＞彼から「怒りっぽい」とよく言われる私の「本当の思い」とは（２）
＞＞＞彼から「怒りっぽい」とよく言われる私の「本当の思い」とは（３）
前回の記事では「怒りは自己攻撃」という視点から「明らかに相手が悪い場合でも自己攻撃してる」ことについてお伝えしていきました。
今回は「怒りは意外と持続しない」そして「怒りは否定せず受け入れていく」という視点で、減らしていけるという視点から書かせていただきます。
◇怒りは意外と持続しない
怒りという感情は持続力がないという研究があります。
もしそうだとしたら、いつまでも怒りが収まらない時があるのはなぜ？なんでしょう。
いつまでも怒りが収まらない時ってたくさんありますよね。
例えば、ひどい失恋をしたような場合。
付き合っていた彼と突然音信不通になり、ずっと心配していたのに、何週間も経ってからやっと連絡が取れたら別れを切り出された。
理由を聞いても別れたいの一点張り。
全く話が通じなくて、別れざるを得なくなった。
そんな彼のことがどうしても許せなくて、一ヶ月経っても怒りが収まらない。
このケース、すごく怒りが継続されていると思いませんか？
瞬間瞬間の怒りは持続力がないはずなんです。
なのに、いつまでも怒りが続いていくのは、怒りが一旦治っても、怒りのエネルギーの供給源があるからなんです。
こうした場合は、怒りの供給源はいくらでもあります。
・あんなひどい奴とは気がつかないで付き合った私の見る目のなさが情けない
・ダイエットしてオシャレにお金をかけて自分磨きしてきたのに
・仕事の愚痴を毎日聞いてあげたのに
そして、やっぱり一番元になるのは「こんな私なんて」という自己攻撃です。
・振られるなんて、やっぱり私は魅力がないんだ
・こんなひどい目に会うのは私が悪いからだ
こんな時は、こうした怒りの供給源を一つづつ、切り分けて、変換していくと供給を立つことができます。
・あんなひどい奴とは気がつかないで付き合った私の見る目のなさが情けない
→ 最初の頃の優しさを見ていたら気がつけないよね。
・ダイエットしてオシャレにお金をかけて自分磨きしてきたのに
→ そのおかげで、今の私は結構素敵かも
・仕事の愚痴を毎日聞いてあげたのに
→ あの時の彼を支えることができた自分のがんばりを褒めてあげよう
・振られるなんて、やっぱり私は魅力がないんだ
→ 本当に魅力ないのかな？いいところはたくさんあるんじゃない？
・こんなひどい目に会うのは私が悪いからだ
→ 彼に何か悪いことをしたのかな。私は悪い人間なんだろうか。
こんな風に、いいところに変換します。
このやり方は自分でやるのはなかなか難しいので、前回の記事でもお伝えしたように、友達に手伝ってもらうとやりやすいです。
失恋の話を友達に聞いてもらうと、際限なく話をしてしまうようでためらったり、友達が話を聴きたくなさそうになってしまった、という話、よく伺います。
けれど、このやり方だと、一つ一つ順番に整理していく感じを自分も友達も感じられますので、やりやすくなります。
◇怒りを認めてあげる
怒ることは悪いわけではありません。
人として自然に持っている感情です。
そもそも、人の心は良いことよりも悪いことの方が記憶に残りやすく、感じやすいと言われます。
理由は、本能的に悪い感情を持つことで危険を回避することができるからです。
悲観的に感じることで、最悪を想定することができ、身を守ることができます。
そう考えたら、悪い感情、悲観的な考えも理にかなっていると考えてみましょう。
また、心はボジティブなことよりネガティヴなことを覚えているものです。ネガティブな感情は防衛本能なんですね。
そんな風にして、怒ることは悪いことではない、と自分に言ってあげてください。
私たちは怒りはいけないことだ、というイメージを持っています。
怒りは誰かを傷つけてしまうと思っているのですね。
このことは人に怒りをぶつけない抑止力にもなるので大切なものです。
怒りをぶつけることは決してやっていいことではありません。
しかしながら、怒りを自らのうちに感じることと、怒りをぶつけて傷つけることは違います。
自らの心の中にある怒りを感じてあげようと寄り添ってみてください。
怒ることを否定するのではなく、認めて感じてあげることで、怒りは減らすことができます。
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池尾家カップルカウンセリングは、名古屋市の鶴舞にておこなっております。
カップルカウンセリングの料金
１時間 ￥14,500-（税込）
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次週、２０１８年７月３０日（月）は妻、「池尾千里」が担当します。
池尾千里のプロフィール＆ブログ
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