2週に1回、渡辺カウンセラー
と一緒に「婚活」を担当しております、小川のりこです。わが息子も後少しで保育園を卒業します。大きくなったなぁと思う反面、彼の背中を見ていると、まだまだちっこい・・・。その姿が愛おしくて、この子のためにも、自分のためにも、家族皆のためにも、私はもっともっと自分に向き合って、自分の弱点を克服して行きたいなぁと思う今日この頃です。
今回のテーマは喧嘩です。
例え話も書いていますので、いつもより少し長文になりますが、ご了承くださいね。
男女が長く一緒にいれば、喧嘩や言い合いというのは避けて通れないものかもしれません。それでも男女共に皆さん思います。
喧嘩なんて出来ることなら避けたい。
言い合いになって嫌な雰囲気にしたくない。
そうなると当然、”我慢” をせざるを得なくなりますね。、そして苦しくなりすぎて、感情を爆発させたり、別な形(浮気やお酒や仕事など)で誤魔化してしまうと思います。でもそうなればなるほど、相手への 愛情 という部分では、どこかで諦めてしまい、最悪別れてしまうカップルも少なくありません。
喧嘩の原因の一番は、心理学的な見方をすれば、よく言われる 価値観の違い…ではなく、
それぞれに生きてきた環境下で出来てしまった、こころの奥に持つ傷
です。
女性に多いのは、”寂しさ”という傷
男性に多いのは、権威的に感じた人からの言葉や態度からの傷
などですね。
それぞれの傷の部分が、お互いのコミュニケーションの邪魔になってしまい、お互いにしっかり向き合うことが出来ないのだと私は考えています。でもそれも、仕方ないとも言えます。だって、喧嘩のときの向き合い方や、コミュニケーションの方法なんて、私たちはずっと、誰からも教わっていませんから。
女性は感情とは密接に生きていますから、
「自分はこういう気持ちなのだから、それを分かって欲しい。」
と伝えたいことを自覚している方が多いですが、寂しさや苦しさが壁になって、それを上手に伝えられなくなってしまうようですね。
一方感情とは切り離して生きている男性は、喧嘩のとき、ほとんどの人が本音で語れません。
自分の今ある感情が分からない、どう伝えるのかも分からない
という方が多いですからね。
「お前が・・・!」と、相手のせいにしてしまったり、黙ってしまったり、誤魔化してしまったり、人によっては、相手の女性を傷つけるような、言葉を吐く人もおられますね。(男女逆のペアもおられますよ)
感情とあまり仲良く付き合ってはいない男性なので、自分が傷つくことを恐れているのは、女性よりも男性の方が強いです。だからこそ、こんな態度になってしまうのでしょう。ですから、喧嘩になっても、
「どうしてこうなってしまうんだ!」
と思ったとしても、その原因を考え込むのは辛いので、その後でも、「なんとかしよう!」と動いたり、「考えなきゃ!」と誰かに聞いたり考えたりすることは、男性にはほとんどありません。発想すらないかもしれませんね。
「どうしたらいいかわからない…。」
「でもどうしようもない…。」
が、ぐるぐるぐるぐる…(-"-)
だからこそ、感情一本勝負の恋愛には、考えたり解決しようと行動する女性から、歩み寄ってあげて自分からコミュニケーションをする形で、教えてあげるのが、ベストなんです♪(* ̄ー ̄)v。
ではどういったやり方でするのが一番自分も楽で、相手も楽なのでしょう。
今日は基本のハウツーをお伝えいたしますね。
一旦喧嘩が始まったときは、男女共に冷静になんてなれませんから、とことんバトルしたらいいと思っています。自分の今までのやり方を、いきなり変えようとしたり、雑誌やサイトで学んだようなやり方を取ろうと、今ある感情に対して我慢はあまりしないでくださいね。
私たちって、喧嘩したその時はお互いの顔も見れないし、会話も出来る状態じゃありません。でもしばらくして時間を取れば、お互いにちゃんと反省するんですよ。もちろん相手への怒りはおさまらないでしょうし、納得も出来ません。でも喧嘩直後より、随分冷静にはなっているはずです。それが人によっては、喧嘩後すぐかもしれないし、2,3日経ってからかもしれませんけどね。
話すチャンスはここなんです♪
怖いかもしれませんが、言うタイミングも相手がイライラしていないような時を狙って下さいね。
喧嘩では、
分かって欲しい!
愛して欲しい!
寂しい、悲しい!
という思いはお互いにあります。だからこそ、まずは、温かい飲み物でも出して、相手と同じ目線になるように、対等な位置で話してあげてくださいね。
「話したいんだけど・・・。」
「話があるんだけど・・・。」
という言い方はNGね。男性は、「話がある・・・」という瞬間に、
「お前は何を責めてくるんだ!????」と警戒します(━_━)。男性は責められる、怒られるというのを極端に嫌がるし、怖がります。
「さっきの喧嘩で私思ったんだけどね・・・。」
「あのね、私ね・・・。」
あくまで”自分は”・・・ということを中心に話してください。
自分はどう思ったか。
自分は何をいつも感じているか。
自分でそう思うのはなぜなのか。自分は何を求めているのか。
など、自分中心の話し方です。
そしてその話の流れで、「あなたはどう思った?」と、自分が十分話してから相手にふってみるの。
私たちが喧嘩しちゃうときって、ついつい自分より先に、相手に意見を求めてしまいがちなんですね。
「さっきのことなんだけど、どうなの?」
「ねえ、なんで避けるの?」
「ねえ、どうするの?」
はい。していたのは私です・・・( ̄ω ̄;)
実はね。
このテーマにしたのは、以前の私が、喧嘩したり不満があると、やたら責め口調で爆発していたことを、リアルに思い出したからです。泣きじゃくってしがみついて、怒鳴り散らす攻撃的なやり方ばかりだったんですね。
なぜ思い出したのか・・・。
赤裸々ではございますが、つい先日、あることで旦那様と喧嘩をいたしました。それを例といたします。旦那様にも 「おう、書けや。俺に遠慮はいらねぇ。」と、快く返事を頂きました。皆様の参考になれば幸いです( ̄ー ̄;)
先週旦那様が風邪をひきました。
病院にも彼は行ったんですが、彼は自分のことには無頓着で適当です。病院も選ばず近場で済ますし、薬の飲み方もいい加減なので、風邪をひくと長引きます。でもいちいちぐちゃぐちゃ言われるのも嫌な人。
それでも大好きな旦那様。心配なんですよ。明らかにしんどそう。熱もある。あまり食べない。
だから、ある日言いました。
「薬飲んだ?」
するといきなり喧嘩腰の彼。
「当たり前やろう!」
当然私はむっとしました。心配してるのに、なんだこの言い方。
すると彼は言う。
「しんどいねんから飲むやろ! ぐちゃぐちゃ言うなよ! 俺のかーちゃんちゃうやろ!」
と・・・。
私は正直「またこれか!」ってかなり頭に来ました。でもその場はあまり話し合わず黙ってたのね。実はこの言葉、私たち2人に何かあると、必ず言う言葉なんです。
「お前は俺のかーちゃんちゃうやろ!」
「かーちゃんかお前は!」
「かーちゃんみたいになるな!」
これが彼の”傷"の部分だと、私は常日頃感じます。彼曰く、母親にとにかく口やかましく言われ続けたようなんですね。彼のお母さんは優しくて、でもすごく気を遣うとても心配性な人です。だから彼が子供の頃、息子が大事なあまりに心配で心配で仕方がなかったのだと思います。私も男の子の母ですから、お母さんの気持ちもすごく分かります。男の子は特に、母親にいろいろ言われるのが嫌みたいですしね。
私が息子を叱ってしまった時に、
「まあええやん。」
と、彼が何に対しても言うのも、子供の頃の自分と重ねるからかもしれません。だからこそ彼の痛みが出ないように、日頃からとても意識はしています。だからこそ、
またこの言葉か・・・。少しの心配も私は出来ないの!?
と思って、これは今日こそは絶対話したい!と思ったんですね。でも今は私もイライラしてるし、彼もそうだし。タイミングを見ていたんです。そしてその喧嘩から少し時間が経ってから話しました。
私:「あのね。さっき思ったのね。あなたは本当によく ”かーちゃんになるな” ってことを言うなって。でも私はあなたを息子のように心配したことも、子ども扱いしたこともない。気になって一言声をかけただけなのに、ああ言われたら、私はあなたが何かあったとき、何も言えないよ。完全にほっておくのがいいの?」
夫:「そういうわけじゃないけど・・・。俺は昔からいろいろ言われて来たから、とにかく嫌なんだよ。」
私:「じゃああなたが私を心配して声をかけた時、私がほっといてって怒ったら悲しくない? 私は悲しいよ。よく言うから極力私も気をつけてるけど、私がいくら気をつけても、これじゃあ話しかけられない。気にかけてもらえることが嬉しい人もいるのに、あなたは怒ったでしょう。じゃあどうして自分は腹が立ったのかっていう考え方をしてみて欲しいの。」
夫:「確かに。心配して怒られるのは俺も嫌やわ。・・・うん・・・。」
私:「私はあなたの母親じゃないよ。あなたが一瞬にして、母親とのことを思い出してない? 私も自分が嫌われたくない気持ちが強いから、なかなかこんな話出来なかった。こんな話して、更にあなたが怒ったらどうしよう・・・と思いつつ話してるの。すごく勇気がいったんだよ。わかってね。私も気をつけます。あなたも私とお母さんとの思い出を、一緒にしないようにしてね。」
夫:「そうやわ。そうする・・・。ごめん。」
実話です。
そしてその後で、
こんな話し方、昔は絶対出来なかったよなぁ・・・と、過去の痛い恋愛をいろいろ思い出したから、今回の記事にしたくなったんです。
でも落ち着いて話せるようになったのは、本当にここ数年です。もっと彼に分かりやすく優しく話したいと思うのですが、以前の私に比べたら攻撃性はなくなったし、何よりも私がすごく楽になりました。
初めてしっかりコミュニケーションしようと思ったときは、とても勇気が要りましたし、結局良かったのか悪かったのか分からないまま過ぎ去って行った感じです。でも何度もやっていくうちに、「これでいいかな。」「前よりいいよな・・・。」と、思うようになりました。
今も自己嫌悪が強い私は、ドキドキしながら話すこともあります。でも上手になんてする必要はないと思います。
自分の出来る範囲で、精一杯伝えようという思いと、そのコミュニケーションを ”続けていく” ということが大事だと思います。
落ち着いた時に、ゆっくりとした口調で話すことを気をつけて、何度もチャレンジすれば、こういう話し合いに、話すほうも聞くほうも必ず慣れます。誰だって出来るようになりますよ(^^)
この例はあくまで小川家の場合。喧嘩のコミュニケーションは、細かく言えばオーダーメイドになりますが、
① バトルは徹底的に。
② 冷静になって考える時間を作る。
③ 時間を空けて、ゆっくりとした口調で話す。(自分の思いを中心に、自分から歩み寄る。話はその日でなくとも、次の日でも何日後でもいい。)
ここだけは、どういった喧嘩でも同じような部分だと思います。もし、自分たちの場合の対応や対策を細かく知りたいときは、いつでも私たちの、初回無料カウンセリング、もしくはボランティアカウンセリングに頼って見て下さいね。
皆様のこの先のパートナーシップ、そして未来のために…。
少しでも参考になれば幸いです。
長い文章を、最後まで読んで頂き、ありがとうございました♪
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