「なぜ?」
と言う言葉は、
結構やっかいです。
とても使える
大事な言葉なのですが、
使い方を間違うと、
子どもとの関係性を壊したり、
自分をとことん
責める方向にもっていったり
することがあるからです。
つまり、
「なぜ?」という言葉の
使い方がうまくなると、
物事がいい方向に進みだしたり、
お子さんとの関係性も
良くなっていったりする。
ということです。
3つのポイントから
見ていきましょう。
1「なぜ?」は責められている感じになりやすい
親が子どもに
癖のように「なぜ?」を
使っていた場合、
子どもは委縮してしまったり、
自信を無くしたり、
言い訳だけは上手になったりしがちです。
「なぜ?」って
責められている感覚に
なりやすいのです。
責められていることを
自分が悪いから。
と捉えてしまったり、
自分を守るために、
言い訳を盾にしようとしたり
するということです。
つまりこれらの
子どもの行動は
親の「なぜ?」から
引き出されていることが
多いです。
自信を無くして
萎縮している子の
背中を無理やり押しても
本来の力は
発揮できません。
その結果、
またもや「なぜ?」を
連発することに
なったりもします。
自分を守るために、
言い訳を言い始める子どもに対して
親は
「言い訳するな」
って言いがち。
でもその言い訳、
そもそも親の「なぜ?」が
引き金になっていることが
多いのです。
自分や子どもの
うまくいかなかったことに対して
「なぜ?」を使っても
解決には至りません。
解決するには、
どんな状況だったのか、
どう感じたのか、
次はどうしたらいいのか、
を
落ち着いてじっくり考える方向に、
導いていく必要があり、
それこそ
子育てコーチングや
方眼ノートの世界なのです。
自分も子どもも責めない子育てが
手に入ります。
2「なぜ?」を使うのは、うまくいったときと、思い込みに気づいたとき。
うまくいったときは、
安心して、
そのまま
ただ喜んで終わりに
なりがちです。
でも、
そこを「なぜうまくいったのか?」
と検証しておくことで、
その成功体験が
何度も再現できるものに
なったりします。
また、
自分を支えてくれている人の
存在に気づくきっかけに
なったりすることも
あるでしょう。
自分の思い込みに
気づいたときも
「なぜ?」が有効です。
思い込みというと、
手放すことに
集中してしまいがちですけど、
それよりも、
なぜそう思い込むに至ったのか?
という原因を探ることで、
奥にあるものが見えてきたら、
心はもっと軽くなります。
親がこの「なぜ?」の使い方を
できるようになると、
それをお子さんが見て、
自然とできるようになっていきます。
親って、
実際の行動で子どもにたくさんのことを
伝えているんですよね。
3子どもの「なぜ?」には「なぜだと思う?」で返してみよう
自分からの「なぜ?」
と同じくらい、
子どもの「なぜ?」も
多いです。
好奇心旺盛な子どもほど、
「なぜ?」って
聞いてくるでしょう。
それをうるさがったり
怒ったりしたら、
せっかくの好奇心が
なくなってしまいます。
「なぜ?」に
親が答えを探してあげる
必要はありません。
「なぜ?」って思ったときの、
答えの探し方を
伝えていけばいいのです。
でないと、
「なぜ?」って聞いたら
勝手に答えが出てくる
楽な道を
人って選んでしまって、
自分で考えたり
自分で調べたりする力が
なくなってしまいますからね。
「なぜ?」と訊かれたら
「なぜだと思う?」
ってまずは質問してみてください。
大事なのは
すぐに調べることではなく、
まずは自分なりに
考えてみること。
考えてから
それを調べて
検証していくのが
正しい知識のつけ方です。
今はすぐにググれて
とても便利ですけど、
それに最初から頼っていたら
「考える」力は
身につきません。
いつもどこかに
正解を探しに行く人に
なってしまって、
自分の中の答えを見る力が
失われます。
どれもこれも、
子どもに対してだけではなく、
親自身が
自分に対して
意識をしてやっていくほうが
いいことばかりです。
それと、
「なぜ?」
だけでは聞かないで、
「なぜ〇〇なの?」
と
きちんと文章にしてから
お子さんにも自分にも
問いかけるようにしてくださいね。
もちろん
怖い顔ではなく、
笑顔で聞くこともお忘れなく!!
昔
般若の形相で
「何で?」
を連発していて
すっかり萎縮した我が子に気づいて
めちゃくちゃ反省し、
一からやり直したおかんより。
今日もお読みくださり
ありがとうございます。
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