レインボーケーキ《生クリーム&スポンジケーキver.》 | 型にはまったお菓子なお茶の時間

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主に日々のお茶のお供を記録しているブログです。
レシピの配合はあくまでも「個人的な作りやすさ」と「私好みの味に合わせたもの」になっていますので、レシピそのものよりも、作業する際の理由やポイント自体がお役に立てましたら嬉しく思います!

ひとつ前に載せたケーキのレシピをまとめました。
外国ではバタースポンジにバタークリームを使われたデコレーションが多く、そのスポンジ自体が虹色だったり、1段ずつ異なる着色がされた凝ったものなど、様々な組み合わせを見かけます。
でも今回は、息子のリクエストで生地はジェノワーズ&クリームは生クリームをホイップした、要はショートケーキ味で作りました。

更にかくれんぼタイプにしたということで、詰め物についてのポイントも説明しているのですが、この写真のチョコといちごはあくまでもすぐに食べる場合にのみ使える組み合わせです。
(ちなみに材料では詰め物をしない場合の分量も載せています。)





生クリームで作る場合は、バタークリームと比べて着色や絞りに手間取るとぼそぼそになりがちですし、着色料もある程度加えないとパステルカラーになりがち。
生クリームを少量でパキッと鮮やかに着色したい場合、こちらの「ジェルカラーイート」がおすすめです。

 



そして色素を混ぜ込むのが難しい場合はチョコや抹茶などでも淡い色を楽しむことができますし、白のホイップクリームだけで絞りだしても華やかですよ。

 



【材料】

直径20×高さ11cm


☆スポンジケーキ
 18cmのスポンジケーキ 2台

☆シロップ(詰め物をしない場合は1.3倍で作る)
 水 100g
 グラニュー糖  45g
 キルシュ  20g

☆白いクリーム(詰め物をしない場合は1.3倍で作る)
 生クリーム 200g
 グラニュー糖 20g

☆側面用クリーム(7色用)
 生クリーム 200g
 グラニュー糖 20g
 色素(ジェルカラーイート7色)適量

☆上面用クリーム
 生クリーム 100g
 グラニュー糖 10g
 色素(ジェルカラーイート赤)適量

☆仕上げ
 お菓子・フルーツ 適量


【作り方】

《ケーキの準備》

①シロップはグラニュー糖と水を小鍋に入れて火にかけ、煮溶けて沸騰したら火からおろし、キルシュを加えて冷ます

②スポンジケーキ2台は、上面の焼き目を削ぎ、それぞれ3等分する(計6枚)

★今回のレシピはこちら。



③スポンジ6枚のうち、ふたになる部分を除いた5枚の中央を、9~10cmの丸型で抜く


④フルーツを入れる場合はへたや皮を除くなどそのまま食べられる状態にして、サイズが大きいものは、スポンジに開けた穴に入るようにカットしておく

⑤〈白いクリーム〉の材料を7分立てにする

《ケーキの組み立て》

⑥回転台または盛り付けたい皿に、底となるケーキを乗せ、シロップを打ち、クリームを塗る(シロップは使いながら多少余る場合は使いきらなくてもOK)

★参考写真は以前作った時のものです。
 今回は底も抜きましたが、写真のように底を抜かなくてもOKです。


⑦中央を丸く抜いたスポンジを乗せ、シロップを打ち、クリームを塗り、後の丸く抜いた3枚も同じ作業を繰り返す


⑧中央の穴にいちごやお菓子を詰め、



蓋となるスポンジを乗せてシロップを打ち、全体をクリームで薄く覆って冷蔵庫へ


《クリームでデコレーションする》

⑨まず7つの絞り袋に口金をセットする

★このサイズのケーキでは5~8切、4~5番を使うのがおすすめです。
(とはいえ私も同じ種類を複数は持っていないので、10切なども使いました。)
 参考までに、今回使用した口金はこちら。


紫:6切5番
青:8切5番
緑:8切4番
黄:6切4番
橙:6切6番
桃:8切3番
赤:10切5番

⑩ケーキの側面の高さを7等分してナイフなどで印をつける(その印に沿って7色絞り出していく)

⑪側面用のクリームを七分立てにし、まず30gを取り分けて紫に着色。
 絞り袋に入れて一番下を1周飾り付ける

⑫残りのクリームも同じように30gずつ取り分けてその都度着色し、絞っていく


★順番は下から紫→青→緑→黄→橙→桃→赤。
 バタークリームの場合と比較して生クリームはぼそぼそしやすく、温度変化にも多少敏感なので着色や絞りは手早く。

⑬上面用クリームを7分立てにし、赤で着色して⑫で作った赤の絞り袋に入れ、上面に絞り出す(隙間が目立つところがあれば、クリームで埋める)

⑭冷蔵庫で冷やし、食べる時にはナイフを温め、中に詰めたフルーツやお菓子にひっかかって切りづらくならないようどこを切れば良いのかをイメージしながらカットする

★写真では希望でアラザンをかけていますが、時間が経つとコーティングが溶けることがあるため、かける場合は食べる前に散らすのがおすすめです。




【かくれんぼケーキの詰め物について】

 かくれんぼケーキで何か詰める場合、内側から支えられるくらいの量を詰めないと、蓋になるスポンジが柔らかさで崩れてしまうことがあります。

 昨日はリクエストで準備したチョコの量が足りずにいちごも詰めましたが、これは応急処置でした。
 すぐに食べないといちごの水分でチョコのコーティングが溶けだしてしまうので、出来上がってすぐに食べる場合にしかおすすめできない組み合わせです。
 フルーツはフルーツのみ、お菓子ならお菓子のみを詰めるのがおすすめです。