フインキーのふんいき レビュー -97ページ目

DVD「MAKOTO」 レビュー

君塚良一監督。

MAKOTO [DVD]
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スコア選択: ★★★

強い想いを残して死んでしまった人たちの霊を見ることができる主人公。
事故死した妻への想いと共に死者の訴えに耳を傾けていく。


最初ホラーかと思いました。
そのくらい暗い。
実は人々の想いが交錯するヒューマンドラマで、ミステリの要素も入ってたりとホラー以外の部分が強いです。

いろいろな人が出てくるんですが、やっぱり主人公・真言の妻の話がメイン。
なのに、これが中途半端。
現実味が薄いため、あまり感情移入できず終わってしまいました。
テンポも少し悪い気がします。

好みの分かれる作品であることは確かかと。

DVD「たみおのしあわせ」 レビュー

岩松了監督。

時効警察のメンバーが大勢出演してます。


たみおのしあわせ [DVD]
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スコア選択: ★★★


オクテな民男はお見合いで瞳と出会い、婚約を交わした。

父・伸男はひたすら息子の幸せを願う。

そんな幸せな家族にねじれた風が吹く・・・



淡々とした展開にちょっとしたスパイスが乗っかって、ちょうどいい塩梅に。

たとえば、

・天井から覗く、目 ←誰

・知らぬうちに誰かが家に入り込んでる ←怖

・婚約者の意外な・・・ ←ネタバレ

                      などなど



これらがほんわかした雰囲気の中、語られます。

いつもの時効警察のノリではないですが、こんなのもアリだなと。


ベタな展開を真面目にやってる感じなんだけど、やっぱりベタじゃない。

まるでメロドラマみたいな、最後の2人の行動は笑えました。

ニヤリ系のやさしい映画。

小説「レベル7」 宮部みゆき 

1990年の作品。

650ページ超のボリューム満点の作品。


レベル7(セブン) (新潮文庫)/宮部 みゆき
¥900
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スコア選択: ★★★★★


目が覚めたら見知らぬ部屋、横には見知らぬ女が。

しかも、自分の名前も思い出せない上に、腕にはLevel7の文字。

一方、行方不明になった少女の日記にもLevel7といった言葉が。

いったいレベル7とは・・・



記憶喪失の2人が仲間と共にどんどん真相に近づいていく様子が軽やかで面白い。

そこで明らかになる恐ろしい出来事、裏に隠された思惑にドキドキ。


また、行方不明の少女を追う悦子のパートは記憶喪失パートと全く関係ないと思いきや、意外な人物で繋がってたりと、プロットがよく練られていると思います。


本格ミステリもので、どんでん返しも用意してあるので、ガッツリ読みたい人にぴったりです。

DVD「鴨川ホルモー」 レビュー

本木克英監督。
原作は万城目学の同名小説です。

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スコア選択: ★★★

怪しげなサークルに入った阿倍(山田孝之)がホルモーという競技で戦ったりする青春ムービー。


このホルモーという競技がメインの話です。
ホルモーとは小さなオニと呼ばれる小さいモンスター?を沢山操って、敵のオニと戦わせる競技。
この命令するときのオニ語やポーズが個性的で面白い。
特に、”ゲロンチョリー”なる特攻の命令は真似したくなるくらい。


鹿男…」もですが、万城目氏は歴史的なモノにSFの要素を組み合わせて新しいものを作るのがうまいですね。

ただ、今作は映画を見る限り、特筆する点があまり見つかりませんでした。
恋愛、ライバルとの対決、友情、どれもあと一歩といった感じ。

オニはぷにぷに感が良く出てて、気持よさそう…
ホルモーの試合がもっと戦略性のある戦いだったら、熱い内容になったと思います。

何も考えずにみるにはもってこいの作品。
栗山千明の凡ちゃんに萌え(笑) 

DVD「愛のむきだし」 レビュー

園子温監督。
第59回ベルリン映画祭、ガリガリ賞、国際批判家連盟賞受賞作品。

レンタルだと上下巻に分かれています。
自分みたいに前巻見終わって「アーっっ」とならないよう、2巻セットで借りましょう。
収録時間は240分弱。

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スコア選択: ★★★★

こ れ は 面 白 い !
4時間近くあるにも関わらず、あっという間に見終わってしまいました。

前半はギャグテイスト、後半は鬱です。
個人的に鬱ムービーは好きではないので、この評価になりました。


まず、観客を引きつける構成が素晴らしい。
先に”奇跡がおこるまで…時間”といったカウントダウンを見せることで期待感を煽り、素早い場面の切り替わりで嫌でも先が気になります。
そして奇跡が起きた後、展開はあらぬ方向に(笑)
どういったことが起こったかは見てください。

次に役者の演技。
西島隆弘(AAA)と満島ひかり(Folder5)という異色なキャスト。
でも、それを感じさせないアングラな雰囲気がとても良かった。
西島くんの笑顔いいなぁ~。

最後に音楽。
テーマソングの空洞です。これ、雰囲気にぴったり。
頭の中でリピートするくらい劇中で流れます。
他の音楽も良いね。


ガチガチの重いテーマなのに、前半やけに軽いノリで驚きました。
突飛もない行動やありえない設定に爆笑。
罪を作りたいがために盗撮をするなんて…

後半は宗教、洗脳、暴力満載で全てにおいて前半との落差が激しい。
それでも救いはあるため、最後まで見てられました。

万人受けする作品ではないですが、時間があればぜひ見てほしいと思います。