VHS「パコダテ人」 レビュー
「ブタがいた教室
」の前田哲監督。
2002年公開作品。
函館に住む女子高生・日野ひかる(宮崎あおい)は朝起きたら”しっぽ”が生えてるのに気づいた。
必死に隠して生活していたが、ひょんなことから新聞記者にバレてしまい思わぬ大事に…
6年前くらいにあおいちゃん目当てで見ました。
当時、出演作は「ユリイカ」や「害虫」などダークなものが多かった中で、この作品はひときわ異彩を放ってたのでよく覚えてます。
今でも一番ポップな作品なのではないでしょうか。
今回、改めて見て一番の発見だったのは、大泉洋が出てること、しかも、主役級。
北海道が舞台だからなのか、監督グッジョブ!です。
昔でもコミカルな演技は今のそれ。
何だか癒されたなぁ。
テーマは家族。
日野家は笑いあり涙あり。
たとえ、尻尾の生えたひかるが世間で叩かれても、家族に被害が及んでも親や妹は守ってくれる。
その揺るぎない愛情が子供にとって何より嬉しい。
内容は全体的に軽いです。
コメディ色が強く、突っ込みを入れたくなるシーンもいくつか。
しっぽにまつわる話だけなので、さすがに中だるみ感は否めませんが、収録時間が82分と短めなので許せる範囲です。
カラフルでキラキラしたあおいちゃんを見ることができる貴重な作品。
可笑しくて異常な展開に突っ込みを入れながら見るのが鉄板です。
2002年公開作品。
- パコダテ人~スペシャル・エディション~ [DVD]
- Amazon.co.jp スコア選択: ★★★
函館に住む女子高生・日野ひかる(宮崎あおい)は朝起きたら”しっぽ”が生えてるのに気づいた。
必死に隠して生活していたが、ひょんなことから新聞記者にバレてしまい思わぬ大事に…
6年前くらいにあおいちゃん目当てで見ました。
当時、出演作は「ユリイカ」や「害虫」などダークなものが多かった中で、この作品はひときわ異彩を放ってたのでよく覚えてます。
今でも一番ポップな作品なのではないでしょうか。
今回、改めて見て一番の発見だったのは、大泉洋が出てること、しかも、主役級。
北海道が舞台だからなのか、監督グッジョブ!です。
昔でもコミカルな演技は今のそれ。
何だか癒されたなぁ。
テーマは家族。
日野家は笑いあり涙あり。
たとえ、尻尾の生えたひかるが世間で叩かれても、家族に被害が及んでも親や妹は守ってくれる。
その揺るぎない愛情が子供にとって何より嬉しい。
内容は全体的に軽いです。
コメディ色が強く、突っ込みを入れたくなるシーンもいくつか。
しっぽにまつわる話だけなので、さすがに中だるみ感は否めませんが、収録時間が82分と短めなので許せる範囲です。
カラフルでキラキラしたあおいちゃんを見ることができる貴重な作品。
可笑しくて異常な展開に突っ込みを入れながら見るのが鉄板です。
小説「空の中」 有川浩
「図書館戦争」で有名な有川浩。
ライトノベルが得意な方(女性)です。
謎の航空機事故が連続して起こった。
その原因を突き止めるため、調査委員の春名高巳は立ち上がる。
一方、高知ではその事故で父を亡くした斉木瞬が謎の生物を発見した。
瞬は父と入れ替わりに現れた生物をフェイクと名づけ、愛情に似た感情を持つようになる。
航空自衛隊の航空機事故からこの話は始まります。
最初は専門用語や堅い文体、題材でちょっとなぁ…と思ってたのですが、導入部は颯爽と過ぎ去り、高知の少年たちのターンになった途端、読みやすくなり安心しました。
この本は大きく二つのパートに分かれます。
謎を究明する大人のパートと生物と直に接する子供のパート。
そのパイプ役となるのが、この未知の生物。
この生物(フェイク)がまた可愛く描写されており、読んでるこっちまで愛着が湧いてきたりします。
しかし、実はフェイクが航空機事故の原因だったと少年は知り…
憎しみと愛の狭間で揺れ動く感情、作者うまいなぁ。
また、大人パートは高巳と女性パイロット・光稀の軽快なやりとりが何ともライトノベルっぽくて良い。
特にラストの展開は恥ずかしくなるくらいベタ(笑)
こういう緊張の後のホッと一息なシーンは嫌いじゃないです。
個人的に宮じい(瞬の親がわり)の言葉がヒット連発で、年の功は偉大だなと感じました。
フィクションでありながら、現実的で学びのある内容でした。
ライトノベルが得意な方(女性)です。
- 空の中 (角川文庫)/有川 浩
- ¥740
- Amazon.co.jp スコア選択: ★★★★
謎の航空機事故が連続して起こった。
その原因を突き止めるため、調査委員の春名高巳は立ち上がる。
一方、高知ではその事故で父を亡くした斉木瞬が謎の生物を発見した。
瞬は父と入れ替わりに現れた生物をフェイクと名づけ、愛情に似た感情を持つようになる。
航空自衛隊の航空機事故からこの話は始まります。
最初は専門用語や堅い文体、題材でちょっとなぁ…と思ってたのですが、導入部は颯爽と過ぎ去り、高知の少年たちのターンになった途端、読みやすくなり安心しました。
この本は大きく二つのパートに分かれます。
謎を究明する大人のパートと生物と直に接する子供のパート。
そのパイプ役となるのが、この未知の生物。
この生物(フェイク)がまた可愛く描写されており、読んでるこっちまで愛着が湧いてきたりします。
しかし、実はフェイクが航空機事故の原因だったと少年は知り…
憎しみと愛の狭間で揺れ動く感情、作者うまいなぁ。
また、大人パートは高巳と女性パイロット・光稀の軽快なやりとりが何ともライトノベルっぽくて良い。
特にラストの展開は恥ずかしくなるくらいベタ(笑)
こういう緊張の後のホッと一息なシーンは嫌いじゃないです。
個人的に宮じい(瞬の親がわり)の言葉がヒット連発で、年の功は偉大だなと感じました。
フィクションでありながら、現実的で学びのある内容でした。
DVD「ラッシュライフ」 レビュー
東京芸術大学の映像研究科生たちが映像化した作品。
原作は伊坂幸太郎 の同名小説。
今日の私の一日が別の人の次の一日につながる
・神に心酔した青年(柄本佑)
・次の獲物を狙う泥棒(堺雅人)
・不倫相手の妻殺害を謀る女性カウンセラー(寺島しのぶ)
・職も家族も失った男(板尾創路)
この4つのストーリーが交わるとき、物語の全貌が明らかになる。
はずが…
個々の話に全然繋がりがありません(笑)
これは多分、ストーリーごとに別々の製作者が作ったからだと思われます。
そのため原作の持ち味である、あのときあの人がこう行動したから、こっちではこんなことになってる!といった(指示語だらけ)、自分の行動が別の誰かに影響を与える”風が吹けば桶屋が~”的な面白さが全部削がれてます。
これではただの群青劇。
単体のストーリーでもある程度楽しめるのですが、原作が好きな身としては面白くない。
一番残念なのは、この作品をもう他の監督が作れないということ。
キャストが良かっただけにもう少し繋がりを持たせて作ってもらいたかったな~。
原作は伊坂幸太郎 の同名小説。
- ラッシュライフ [DVD]
- Amazon.co.jp スコア選択: ★★
今日の私の一日が別の人の次の一日につながる
・神に心酔した青年(柄本佑)
・次の獲物を狙う泥棒(堺雅人)
・不倫相手の妻殺害を謀る女性カウンセラー(寺島しのぶ)
・職も家族も失った男(板尾創路)
この4つのストーリーが交わるとき、物語の全貌が明らかになる。
はずが…
個々の話に全然繋がりがありません(笑)
これは多分、ストーリーごとに別々の製作者が作ったからだと思われます。
そのため原作の持ち味である、あのときあの人がこう行動したから、こっちではこんなことになってる!といった(指示語だらけ)、自分の行動が別の誰かに影響を与える”風が吹けば桶屋が~”的な面白さが全部削がれてます。
これではただの群青劇。
単体のストーリーでもある程度楽しめるのですが、原作が好きな身としては面白くない。
一番残念なのは、この作品をもう他の監督が作れないということ。
キャストが良かっただけにもう少し繋がりを持たせて作ってもらいたかったな~。
小説「樹海伝説 騙しの森へ」 折原一
160ページ弱の中編小説。
人里離れた森で暮らす一家の主が、家族を斧で惨殺し失踪した。
事件を究明するため、若者が一人で森に分け入り遭難。
その若者が残した手記”遭難記”を片手に、また大学生が樹海に足を踏み入れる。
叙述トリックを駆使して、物語を完結させるのには、このページ数では足りない気がします。
まず、人物描写が足りない。
折原作品特有の異常人格者はいつもの迫力がなく地味。
また、真犯人の協力者がいるはずなのに、その人に関しての描写がほとんどない。
そのため、モヤモヤ感が残ります。
そして、ドラマ性か皆無。
ただ、森に行って、手記と同じように行動するだけ。
展開に関しても意外性がほしかったです。
短くパッパとストーリーが進み、油断してると裏に隠された真相が分からず終わってしまう可能性があります。
しかし、読み終わってからがこの作品の醍醐味。
じっくり考えてみると、その人物関係が分かってきて、奥の深さに驚かされます。
そこで、さっき言った不明な人物が頭の片隅に。
これが誰か少しでもヒントがあればスッキリできたんですが…
読んで終わり―!という人には向かない本です。
答えはないけど自分で考えて、ひらめく快感を味わいたい人にとっては良い作品。
- 樹海伝説―騙しの森へ (祥伝社文庫)/折原 一
- ¥400
- Amazon.co.jp スコア選択: ★★
人里離れた森で暮らす一家の主が、家族を斧で惨殺し失踪した。
事件を究明するため、若者が一人で森に分け入り遭難。
その若者が残した手記”遭難記”を片手に、また大学生が樹海に足を踏み入れる。
叙述トリックを駆使して、物語を完結させるのには、このページ数では足りない気がします。
まず、人物描写が足りない。
折原作品特有の異常人格者はいつもの迫力がなく地味。
また、真犯人の協力者がいるはずなのに、その人に関しての描写がほとんどない。
そのため、モヤモヤ感が残ります。
そして、ドラマ性か皆無。
ただ、森に行って、手記と同じように行動するだけ。
展開に関しても意外性がほしかったです。
短くパッパとストーリーが進み、油断してると裏に隠された真相が分からず終わってしまう可能性があります。
しかし、読み終わってからがこの作品の醍醐味。
じっくり考えてみると、その人物関係が分かってきて、奥の深さに驚かされます。
そこで、さっき言った不明な人物が頭の片隅に。
これが誰か少しでもヒントがあればスッキリできたんですが…
読んで終わり―!という人には向かない本です。
答えはないけど自分で考えて、ひらめく快感を味わいたい人にとっては良い作品。
DVD「星に願いを。」 レビュー
富樫森
監督。
「星願」のリメイク作品です。
2003年公開。
交通事故で目と声を同時に失った青年・笙吾(吉沢悠)。
心を閉ざしてしまった彼は献身的な看護婦・奏(竹内結子)のおかげで生きる希望をもらう。
そんな二人が心を通わすとき、不幸な事故が起こる…
以前DVDで見たとき、それはもう感動してまた見ようと思っていた作品です。
同じ時期に見た「黄泉がえり」よりも泣けた覚えがあります。
しかし、今回は割と平常心で見れました。
内容を覚えてるからなのか、目が肥えてしまったのか…
それでも、ウッとくる場面は健在で、見る人の心を揺さぶるコツを知ってる監督だなと改めて思いました。
奏の宝くじの理由とか、笙吾が点字を読むシーンとか、隠された想いが表に現れたとき不意打ちのごとく胸に突き刺さります。
そういったすれ違った想いがジャケット写真にもよく出てますね。
驚きや感動を与えてくれる恋愛映画を見たいって人にお勧め。
「星願」のリメイク作品です。
2003年公開。
- 星に願いを。 [DVD]
- Amazon.co.jp スコア選択: ★★★★
交通事故で目と声を同時に失った青年・笙吾(吉沢悠)。
心を閉ざしてしまった彼は献身的な看護婦・奏(竹内結子)のおかげで生きる希望をもらう。
そんな二人が心を通わすとき、不幸な事故が起こる…
以前DVDで見たとき、それはもう感動してまた見ようと思っていた作品です。
同じ時期に見た「黄泉がえり」よりも泣けた覚えがあります。
しかし、今回は割と平常心で見れました。
内容を覚えてるからなのか、目が肥えてしまったのか…
それでも、ウッとくる場面は健在で、見る人の心を揺さぶるコツを知ってる監督だなと改めて思いました。
奏の宝くじの理由とか、笙吾が点字を読むシーンとか、隠された想いが表に現れたとき不意打ちのごとく胸に突き刺さります。
そういったすれ違った想いがジャケット写真にもよく出てますね。
驚きや感動を与えてくれる恋愛映画を見たいって人にお勧め。