フインキーのふんいき レビュー -90ページ目

小説「ウインクで乾杯」 東野圭吾

1988年発行。
300ページ弱のあっさりとしたミステリ。

ウインクで乾杯 (ノン・ポシェット)/東野 圭吾
¥540
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スコア選択: ★★★

パーティ・コンパニオンの小田香子はパーティの帰りに同僚・絵里の死を知らされる。
自殺と判断されたが、香子と警察官の芝田は不可解な状況から他殺を疑い、捜査を始めた。
調べていくうちに意外な人物が関わっていることが判明する。


玉の輿にのりたい少し高飛車な女・香子と空気が読める若い刑事の芝田が織りなす探偵物語。
一歩間違えば読者から反感を買うような香子の性格はとても絶妙な位置で揺れてます。
その彼女を制御する芝田刑事がいいキャラ。

ストーリーは良くも悪くも2時間サスペンスドラマライク。
東野圭吾 にしては珍しく印象に残りにくい普通の展開、トリックでした。

この主要2キャラのコミカルなやりとりを楽しむ作品かなと。
暇つぶしにはそこそこ役目を果たしてくれます。

DVD「重力ピエロ」 レビュー

Laundry 」の森淳一監督。
原作は伊坂幸太郎 の同名小説。

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スコア選択: ★★★★

楽しそうに生きていれば、地球の重力なんて消してしまえるんだよ

遺伝子を研究している兄・泉水(加瀬亮)と落書き消し師の弟・春(岡田将生)は大事なときいつも一緒にいる。
最近、仙台市内で起こっている連続放火事件も二人は共に犯人を捕まえようとしていた。
放火とアートの謎が解き明かされるにつれ、真相は意外な方向に向かっていく。


久しぶりにいいミステリー映画を観た気がします。
謎だけでなく、その奥に隠された想いが深い。

原作を読んだ時は面白さが分からなかったんですが、これを見て面白さが分かりました。
この兄弟、特に春の考えが全てを通して見て、やっと理解できる。
最後まで見ると、結構な充実感が得られます。

加え、ストーリーの完成度が高い、これを2時間でやってのけた監督はすごいですね。
伊坂さんも言ってた通り、普通の家族のストーリーになってしまいかねない話をしっかり噛み砕いて自分のものにしていると感じました。

小説を読んだ当時は
一気読みしなかった → 春の心情がうまく掴めない → あんまり…
だったと今更ながら反省。
小説読む人は、間を開けない方が楽しめますよ。

原作好きな人も気に入る(珍しい)映画だと思います。

ゲーム「わりと本格的 絵心教室(DSi Ware)」 やってみた

ここのところずっとポケモン集めをやっていて、ちょっと飽きてきたので何となくソフトを探していたらこれに当たりました。

その名も「絵心教室
ダウンロードで買えます(800円)。
公式サイト

こないだDSiを買って新しくなったのに、あまり恩恵を受けれてないな~なんて思っていた矢先、これはグッド。
DSiしか遊べないとこがいい。
まぁ絵描くだけのソフトですが…

ブログのヘッドの絵やプロフィール画像なんか自分で描いたりしてるんですが、PCに最初から入ってるペイントでマウスを使ってチマチマ描いてるため、時間がかかりすぎるのが難点でした。

だけど、DSならペンが使える!
これは便利。
てことで、実際に描いてみました。

10分くらいでこの絵が完成。
$フインキーのふんいき レビュー

素人でもここまで描けるんですよ!


内容はこんな感じ



チュートリアルがしっかりしてて、簡単に本格的な絵が描けます。
絵を習ったことがない人でも描き方や手順を分かりやすく説明してくれるので安心です。

前期、後期と二つ買うと1600円ですが、これでちょっとした絵描きの知識を得られるなら安いでしょ。
DSiで写真をとって、それを描けるというのも良いアイデア。

しばらくこのソフトでやっていけそうな気がする。


※11/26追記
一応前期をクリアしてので感想をば少し。

良いところ
・鉛筆や筆で書くと、スケッチしてる音がちゃんと出るので、DSでも書いてる気分を味わえる
(イヤホンなどつけると臨場感が増します)
・色や筆選びなどインターフェース面が割と使いやすい
・講座や練習では使う色が予め用意されてるので楽
・先生のマネして描くだけでも、それっぽく見える不思議

残念なところ
・前期だけでは主要なものを全部教えてくれない(色の作り方など)
・色の塗り間違いなどで、前の動作に戻るとき操作が面倒
・完成した絵など本体メモリに保存した写真を見るとき、どこにあるのか分かりにくい


前期ハマった人なら後期は買わないといられないような仕様になってます。
概ね満足ですが、一つ動作を戻るコマンドなどがあれば更に良かったかなと。

VHS「スラロウテイル」 レビュー

岩井俊二 監督。
1996年公開。

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スコア選択: ★★★★

架空の都市”円都”を舞台に強く生きる人間の姿を描いた作品。

洗練されてない雑多な街で、みんな一発当てようと働いている。
儲かる事なら何でもする無秩序な世界。
娼婦のグリコ(CHARA)はひょんなことから身寄りのないアゲハ(伊藤歩)を預かることになった。


汚い都市+日本語、中国語、英語の混じった言語が異国の話ということを感じさせます。
アジアの錆びれた町のようなアンダーグラウンドな雰囲気で、序盤こそ入りにくいですが、中盤以降はグリコたちの再生ストーリーにグイグイ引っ張られます。

綺麗な話ではなく、泥臭い話。
何をするにしても壁にぶち当たることはあって、成功のためには犠牲も仕方ない。
成功するため必死になって生きてく様がとても印象的でした。

大きく分けるとこんな感じ。
・グリコの歌手ストーリー
・アゲハの成長ストーリー
・偽札データを巡る抗争ストーリー

これらが絡み合って、壮大なストーリが構成されます。
揺るぎのない芯の通った重厚な作品。

DVD「おっぱいバレー」 レビュー

羽住英一郎 監督。
原作は水野宗徳の同名小説。
実話をもとにした作品です。

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スコア選択: ★★★

中学校に赴任した新米教師の美香子(綾瀬はるか)は着任早々バレー部の顧問をすることになる。
部員の数は5人、やる気も経験もない彼らを見かねた美香子は「あなた達が頑張ってくれるなら先生なんでもする」と宣言。
そこで彼らは「試合に勝ったら先生のおっぱいを見せる」条件を出し、一勝に向け奮起する…


タイトルこそ”おっぱい”とつきますが、エロス的な要素は皆無といっていいほど無いです。
あくまで青春映画なので、勘違いしないように。

時代は70年代、パソコンや携帯電話などが普及する少し前、子供(男)にとって親が寝静まった後、テレビの深夜(エロ)番組を見ることは敷居が高いもので、同時に興奮するものでした(笑)
こういったエロが何よりの原動力という子供のころを上手く表現した作品です。

当時を再現した舞台、歌謡曲などその当時を知っている人は懐かしいと感じるのではないでしょうか。
自分はまだ生まれてないので、懐かしさはなかったですが、昔の音楽は逆に新鮮で良く聞こえました。

内容は王道です。
先が読めてしまうのが玉に傷ですが、分かりやすいのは良い所。
自分のころと重ね合わせながら、純粋に楽しむのが良いと思います。