小説「樹海伝説 騙しの森へ」 折原一
160ページ弱の中編小説。
人里離れた森で暮らす一家の主が、家族を斧で惨殺し失踪した。
事件を究明するため、若者が一人で森に分け入り遭難。
その若者が残した手記”遭難記”を片手に、また大学生が樹海に足を踏み入れる。
叙述トリックを駆使して、物語を完結させるのには、このページ数では足りない気がします。
まず、人物描写が足りない。
折原作品特有の異常人格者はいつもの迫力がなく地味。
また、真犯人の協力者がいるはずなのに、その人に関しての描写がほとんどない。
そのため、モヤモヤ感が残ります。
そして、ドラマ性か皆無。
ただ、森に行って、手記と同じように行動するだけ。
展開に関しても意外性がほしかったです。
短くパッパとストーリーが進み、油断してると裏に隠された真相が分からず終わってしまう可能性があります。
しかし、読み終わってからがこの作品の醍醐味。
じっくり考えてみると、その人物関係が分かってきて、奥の深さに驚かされます。
そこで、さっき言った不明な人物が頭の片隅に。
これが誰か少しでもヒントがあればスッキリできたんですが…
読んで終わり―!という人には向かない本です。
答えはないけど自分で考えて、ひらめく快感を味わいたい人にとっては良い作品。
- 樹海伝説―騙しの森へ (祥伝社文庫)/折原 一
- ¥400
- Amazon.co.jp スコア選択: ★★
人里離れた森で暮らす一家の主が、家族を斧で惨殺し失踪した。
事件を究明するため、若者が一人で森に分け入り遭難。
その若者が残した手記”遭難記”を片手に、また大学生が樹海に足を踏み入れる。
叙述トリックを駆使して、物語を完結させるのには、このページ数では足りない気がします。
まず、人物描写が足りない。
折原作品特有の異常人格者はいつもの迫力がなく地味。
また、真犯人の協力者がいるはずなのに、その人に関しての描写がほとんどない。
そのため、モヤモヤ感が残ります。
そして、ドラマ性か皆無。
ただ、森に行って、手記と同じように行動するだけ。
展開に関しても意外性がほしかったです。
短くパッパとストーリーが進み、油断してると裏に隠された真相が分からず終わってしまう可能性があります。
しかし、読み終わってからがこの作品の醍醐味。
じっくり考えてみると、その人物関係が分かってきて、奥の深さに驚かされます。
そこで、さっき言った不明な人物が頭の片隅に。
これが誰か少しでもヒントがあればスッキリできたんですが…
読んで終わり―!という人には向かない本です。
答えはないけど自分で考えて、ひらめく快感を味わいたい人にとっては良い作品。