フインキーのふんいき レビュー -156ページ目

小説「黒衣の女」 折原一

折原作品は読みやすいとこがいいですね。


黒衣の女 /折原一

スコア選択: ★★★★


3つの殺人事件にまつわる人々の物語です。
最初の被害者は愛人と横領を働き、二人目は婦女暴行の常習犯、三人目は妊娠した愛人をすてたという女性問題があった。。。

この3つの事件全てに喪服の女が絡んでくるんですが、これがいったい誰なのか?犯人なのか?最後まで予想もつきません。
登場人物は少ないのに、キーパーソンとそうでない人の差別がなく、みんな怪しく思えてきます。まさに折原マジックw

読んでる最中は難なく読み進めていけるんですが、真相の説明になったとき少し難解な部分があり、理解に時間がかかります。でも、その分驚きが大きいのでちゃんと理解したくなるんですよね。
これは折原作品全般に言えることですが・・・


ー以下、少しネタばれ含む

難解というのも、真相で明らかになるんですが、すべてが話の道筋どおりに出来事が起きてるわけではなく、いろいろと時間軸が交錯してるので、思い出す作業をしながら時間に沿って出来事を組み立てていかなければなりません。
考えるのが面倒な方は、うわーってなりそうです。
でも、脳の活性化になるから読んだら若返りますよ、たぶん。

今回はどんでん返しが最後、怒涛のように3回あります。1,2回目の真相はモヤっと感が残るんですが、ラストですっきり解決されるのでそのラストの驚きを楽しみましょう。


最初のバッグに入ってた100万円の謎が語られてなかったんですが、これは自分で脳内補完しときました。スッキリです。

DVD「月とチェリー」 レビュー

百万円と苦虫女」のタナダユキ監督の作品。

    ちょっとエロくて切なくて
           とびっきりカワイイ青春映画

                            だそうです。

R-15でジャケットもアレな感じなんですが、内容はポップでキャッチーなのでそんなエロい感じはしません。

月とチェリー【ラブコレクションシリーズ】/江口のりこ
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スコア選択: ★★★

主人公の大学生が官能小説サークルにうっかり入ってしまい、そこで出会った一人の女性に振り回されるというドタバタコメディです。
悩める主人公役の長岡佑がまさに適役といった感じで、実際にいそうなとこがいい。

女性がサネイエ(これでわかるかな)、大学生が柄本明という配役にはびっくりしました。
他にも見たことある人がたくさんいます。エロい割に豪華なのね。

女性監督ですが、青年の内なる葛藤がよく表現されてるし、言葉やギャグのセンスもいい。
今後の動向に注目です。

ピーマンがお前を許さねぇんだよ!

マンガ「レベルE」 富樫義博

ハンターハンターの人です。もう10年も前の作品なんですね。
おもしろいとのことで借りて読みました。

レベルE (Vol.1) (ジャンプ・コミックス)/冨樫 義博
¥410
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全3巻と少なく、もっと読みたいという感じではありましたが、字が多かったので読むの結構疲れます。
絵も力を入れて描かれており、とても好感がもてますね。


話としては始めはホラー系?かと思いきや、途中からサスペンス、ロールプレイングゲーム、ファンタジーといろいろ様変わりします。
オムニバスストーリー集といった感じなんですが、登場人物が共通してるのですんなりと入っていけるのも良かったです。
どの話もドキドキ、そして読了感が良いのでページをめくる手が止まりません。
富樫さんならこの手の話をずーと作り続けられる気がするんですが、まぁ飽きたんでしょうね。

読んだことない人は読むべし!

ゲーム「龍が如く 見参!」 クリアーしました。

PS3の初めて買ったソフトです。

最初は素早くクリアして買取値が高いうちに売ってしまおうという不純な根性で買ったわけですが、半端ないおもしろさで自分にとって手放したくないソフトになりました。

龍が如く 見参!
¥5,680
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早くクリアするため、なるべく寄り道はしないようにしてたんですが、競亀という亀を育ててレースに出し、番付を上げていく育成ゲームがおもしろすぎて、ずーと亀を育ててました。
餌でステータスがどんどん上がっていくのが気持ちよくて、自分の亀がダントツでゴールするのが気持ちよくて、全然やめられません。

それ以外の寄り道はしなかったのですが、クリアするのに30時間もかかりました。それでも達成率1.2割。10割までにはいったいどれほど時間がかかるのか・・・


肝心のストーリーですが、これがとてもおもしろい。
このシリーズはストーリーがいいと聞いていたんですが、ここまでとは。
PS3となり、ムービーと普通の画面との区別がなくなったことで、グイグイ物語に引っ張られ感情移入しまくりです。人の顔がすっごいリアルでびっくりしました。また、光の使い方がうまく、キラキラした祇園の町並みがすごく丁寧に描かれてます。

でも、もうちょっと建物をリアルに出来たのでは?とか、ムービーでないとき人が話すシーンで首だけ動く挙動が人形に見えたりと不満は多少ありますが、それを引いても有り余るほどのおもしろさがつまってる作品です。

そうとうやりこめるので価格以上の楽しみは得られるでしょう。
買って損はないと思いますよ。

小説「殺戮にいたる病」 我孫子武丸

ゲーム「かまいたちの夜」のシナリオ担当の人でもあります。

今回どんでん返しの小説で評判ということで読んでみました。
全300ページくらいなのでさらっと読めます。

殺戮にいたる病 (講談社文庫)/我孫子 武丸
¥600
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スコア選択: ★★★

永遠の愛をつかみたいと男は願った。

真実の愛のために女性を次々と殺していく男、稔。
それに気づき真相を確かめようとする母親、雅子。
殺された女の知人で犯人を捕まえようと探す男、樋口。
この3人の主観で話は進んでいきます。

それぞれ違う視点ですが、3人が同じ場面でつながってて、おっ!と思うとこや、叙述トリックのどんでん返しもあったりおもしろいです。
しかし、残念だったのは目を背けたくなる残虐な描写や性描写でしょうか。とにかく多く、やたら目につきます。
電車の中で読んでたんですが、ページを隠したくなるようなことが多かったです。

こういう残酷なものや性描写が嫌いな人は読んだらだめです。
自分も苦手なので読んでて苦痛でした。