小説「黒衣の女」 折原一
折原作品は読みやすいとこがいいですね。
3つの殺人事件にまつわる人々の物語です。
最初の被害者は愛人と横領を働き、二人目は婦女暴行の常習犯、三人目は妊娠した愛人をすてたという女性問題があった。。。
この3つの事件全てに喪服の女が絡んでくるんですが、これがいったい誰なのか?犯人なのか?最後まで予想もつきません。
登場人物は少ないのに、キーパーソンとそうでない人の差別がなく、みんな怪しく思えてきます。まさに折原マジックw
読んでる最中は難なく読み進めていけるんですが、真相の説明になったとき少し難解な部分があり、理解に時間がかかります。でも、その分驚きが大きいのでちゃんと理解したくなるんですよね。
これは折原作品全般に言えることですが・・・
ー以下、少しネタばれ含む
難解というのも、真相で明らかになるんですが、すべてが話の道筋どおりに出来事が起きてるわけではなく、いろいろと時間軸が交錯してるので、思い出す作業をしながら時間に沿って出来事を組み立てていかなければなりません。
考えるのが面倒な方は、うわーってなりそうです。
でも、脳の活性化になるから読んだら若返りますよ、たぶん。
今回はどんでん返しが最後、怒涛のように3回あります。1,2回目の真相はモヤっと感が残るんですが、ラストですっきり解決されるのでそのラストの驚きを楽しみましょう。
最初のバッグに入ってた100万円の謎が語られてなかったんですが、これは自分で脳内補完しときました。スッキリです。
