小説「蛇行する川のほとり」 恩田陸
タイトル、装丁ともに美しい。
そして、どこかアンニュイな感じも出てて、表紙だけでこの物語がしっかり表現できてます。
ホント、一瞬で読み終わります。それぞれの章の最後に必ず重大な事が起こり、先が気になって、読むのをやめられない・・・という状態が最後まで続きました。
もっと、じっくり内容を噛みしめながら読みたかったなぁ。
ひとつの昔話をしよう。
もはや忘れられた話、過去の色褪せた物語。
平凡で退屈なあの夏の話。
私たちの愛情について、私たちの罪について、私たちの死について。
-巻頭よりー
過去読んだ中でいうと、理瀬シリーズ(三月、麦、黄昏)の雰囲気と「ネバーランド」の設定を足し合わせたような感じです。
キャラ立ち人々が、何日間かの合宿で、色々な話をするという設定。
読む前は、「西の魔女が死んだ」のような穏やかなもんだろう、と思ってたんですが、全然違いました。
それは、巻頭の罪や死などの言葉から想像つきますが、衝撃的な事がバンバン語られます。
しかし、描写が緩やか、かつ綺麗なので、意外と嫌な印象は受けません。
今回はもう、たくさんの美少女を想像するだけで、やたら楽しかった(笑)
この本の面白いのは章ごとに、視点(人)が変わるところ。
時系列は違うので、同じ時に他の人が何を考えてたかはわからないですが、色々な人の思いが分かるのはGOOD。
これによって、世界観が格段に広がったような気がします。
後から加えたという終章は、それの極みじゃないでしょうか。
最後の終わり方はとても好きですね。
そして、どこかアンニュイな感じも出てて、表紙だけでこの物語がしっかり表現できてます。
- 蛇行する川のほとり (中公文庫 お 70-1)/恩田 陸
- ¥620
- Amazon.co.jp スコア選択: ★★★★★
ホント、一瞬で読み終わります。それぞれの章の最後に必ず重大な事が起こり、先が気になって、読むのをやめられない・・・という状態が最後まで続きました。
もっと、じっくり内容を噛みしめながら読みたかったなぁ。
ひとつの昔話をしよう。
もはや忘れられた話、過去の色褪せた物語。
平凡で退屈なあの夏の話。
私たちの愛情について、私たちの罪について、私たちの死について。
-巻頭よりー
過去読んだ中でいうと、理瀬シリーズ(三月、麦、黄昏)の雰囲気と「ネバーランド」の設定を足し合わせたような感じです。
キャラ立ち人々が、何日間かの合宿で、色々な話をするという設定。
読む前は、「西の魔女が死んだ」のような穏やかなもんだろう、と思ってたんですが、全然違いました。
それは、巻頭の罪や死などの言葉から想像つきますが、衝撃的な事がバンバン語られます。
しかし、描写が緩やか、かつ綺麗なので、意外と嫌な印象は受けません。
今回はもう、たくさんの美少女を想像するだけで、やたら楽しかった(笑)
この本の面白いのは章ごとに、視点(人)が変わるところ。
時系列は違うので、同じ時に他の人が何を考えてたかはわからないですが、色々な人の思いが分かるのはGOOD。
これによって、世界観が格段に広がったような気がします。
後から加えたという終章は、それの極みじゃないでしょうか。
最後の終わり方はとても好きですね。
DVD「スマイル 聖夜の奇跡」 レビュー
陣内孝則監督作品。実話をもとにした内容です。
弱いチームを強くしていくという、ありきたりなスポーツものと言ったらそれまでですが、いろいろなスパイスが加えられて(これもベタなんですが)、最後まで退屈せずに見れます。
それは、病気であったり、友情であったり、家族愛であったり、盛りだくさん。
小学生がたくさん出てくるということで、この映画のターゲットは子供なのかなーと思いました。内容的にも、子供と一緒に見ると楽しめると思います。ディズニーの雰囲気に近いものがありますね。
細切れですが、試合のシーンはやっぱりワクワクするものがあります。ときどき、「少林サッカー」ばりの神業が出たりして、ありえないってw
決勝での応援がミュージカルぽくなって、こんな応援だったら楽しいだろうなー、参加したいなーって思いました。ノリノリです。
気になった点を。
豪華なキャストなんですが、有効活用されてない人が結構いて、残念でした。
あと、ライバルの小学生が明らかに小学生じゃない!老けすぎでしょーwまぁ、良くあることですが。
あと、ホッケーのルールがいまいちわかりませんでした。それくらい。
- スマイル 聖夜の奇跡/森山未來
- Amazon.co.jp
スコア選択: ★★★★
弱いチームを強くしていくという、ありきたりなスポーツものと言ったらそれまでですが、いろいろなスパイスが加えられて(これもベタなんですが)、最後まで退屈せずに見れます。
それは、病気であったり、友情であったり、家族愛であったり、盛りだくさん。
小学生がたくさん出てくるということで、この映画のターゲットは子供なのかなーと思いました。内容的にも、子供と一緒に見ると楽しめると思います。ディズニーの雰囲気に近いものがありますね。
細切れですが、試合のシーンはやっぱりワクワクするものがあります。ときどき、「少林サッカー」ばりの神業が出たりして、ありえないってw
決勝での応援がミュージカルぽくなって、こんな応援だったら楽しいだろうなー、参加したいなーって思いました。ノリノリです。
気になった点を。
豪華なキャストなんですが、有効活用されてない人が結構いて、残念でした。
あと、ライバルの小学生が明らかに小学生じゃない!老けすぎでしょーwまぁ、良くあることですが。
あと、ホッケーのルールがいまいちわかりませんでした。それくらい。
小説「火車」 宮部みゆき
1992年に出版されたので、もう16年も前の作品です。しかし、今読んでも、全然違和感がありません。それくらい先を見越して書かれた作品だと言えます。先見の明がすごい!
この本を読むと、カード破産の怖さが身近に感じられるようになると思います。誰しもが簡単に陥ってしまうそのシステムはもう・・・
でも、おもしろさの本質はそこではありません。
休職中の刑事に婚約者の行方を探してほしいという依頼が来て、失踪者の「関根彰子」を探すことから始まり、調べていくうちに、彼女の存在に奇妙な点が次々とでてきます。その事実が段々と明らかになってくる過程や、ショッキングな真相の露見が、ミステリーの名に恥じぬ面白さ。このミスのベスト・オブ・ベスト第1位になったのも頷けます。
相変わらず描写が細かく、本物指向です。関係のなさそうな描写も多々ありますが、難しい話とは別に、気分転換にこういった風景描写や心情描写も良いものだと感じました。そのため、とても分量(600ページ弱)のある本になってます。しかし、宮部作品にある特有の読みにくさは、今回はありませんでした。割と読みやすいです。
読者側の想像に任せる終わり方は賛否両論あると思いますが、これはこれでいいんじゃないでしょうか。ある程度、その後もわかりきった展開になったと思うので、最後まで語らなかった筆者の意図を汲むことにしましょう。自分としては、追われる側の意見や思考も聞きたかったってのはありますが。
- 火車 (新潮文庫)/宮部 みゆき
- ¥900
- Amazon.co.jp スコア選択: ★★★★★
この本を読むと、カード破産の怖さが身近に感じられるようになると思います。誰しもが簡単に陥ってしまうそのシステムはもう・・・
でも、おもしろさの本質はそこではありません。
休職中の刑事に婚約者の行方を探してほしいという依頼が来て、失踪者の「関根彰子」を探すことから始まり、調べていくうちに、彼女の存在に奇妙な点が次々とでてきます。その事実が段々と明らかになってくる過程や、ショッキングな真相の露見が、ミステリーの名に恥じぬ面白さ。このミスのベスト・オブ・ベスト第1位になったのも頷けます。
相変わらず描写が細かく、本物指向です。関係のなさそうな描写も多々ありますが、難しい話とは別に、気分転換にこういった風景描写や心情描写も良いものだと感じました。そのため、とても分量(600ページ弱)のある本になってます。しかし、宮部作品にある特有の読みにくさは、今回はありませんでした。割と読みやすいです。
読者側の想像に任せる終わり方は賛否両論あると思いますが、これはこれでいいんじゃないでしょうか。ある程度、その後もわかりきった展開になったと思うので、最後まで語らなかった筆者の意図を汲むことにしましょう。自分としては、追われる側の意見や思考も聞きたかったってのはありますが。
DVD「L change the World」 レビュー
「リング」、「仄暗い水の底から」などホラーが得意な中田秀夫
監督作品。
ちなみに映画版「デスノート」は違う監督が撮ってます。
今回は「デスノート」のスピンオフで派生作品となってます。
劇場版「デスノート」とは別物として見た方がよいです。
エルは、死期が近づいててきているからか、幾分か人間味が出てきて、今回そこまで天才を発揮する機会がありません。
なので、それを期待してる人は確実にガッカリします。自分もその口なので。
前回はミステリーだったのに対し、今回はアクション?いわゆるウイルスもの。
劇場版「アンフェア 」もウイルスだったため、二番煎じの感が否めません。
パニックアクション映画ほどドキドキ感もなく、「デスノート」のように、緻密に計算されたプロットに驚かされるわけでもない。
過度に期待をさせといて、そんな残念なストーリーを見せられたのではさすがにフォローできません。
しかし、最後の場面は漫画の読者にとって嬉しいサプライズでした。
本のファンの方はこれを楽しみに見てください。
タイで大々的な撮影をしたり、カーアクションがあったりと、お金がかかってるのはわかりますが、わざわざ映画にしなくても良かったんじゃないかと思います。
ライト君が亡くなってしまい、撮影費用などの問題も考えると、マンガ第2部の映画化はないだろうけど、if~でもいいので作ってもらいたいですね。
ちなみに映画版「デスノート」は違う監督が撮ってます。
今回は「デスノート」のスピンオフで派生作品となってます。
- L change the WorLd [通常版]
スコア選択: ★★
劇場版「デスノート」とは別物として見た方がよいです。
エルは、死期が近づいててきているからか、幾分か人間味が出てきて、今回そこまで天才を発揮する機会がありません。
なので、それを期待してる人は確実にガッカリします。自分もその口なので。
前回はミステリーだったのに対し、今回はアクション?いわゆるウイルスもの。
劇場版「アンフェア 」もウイルスだったため、二番煎じの感が否めません。
パニックアクション映画ほどドキドキ感もなく、「デスノート」のように、緻密に計算されたプロットに驚かされるわけでもない。
過度に期待をさせといて、そんな残念なストーリーを見せられたのではさすがにフォローできません。
しかし、最後の場面は漫画の読者にとって嬉しいサプライズでした。
本のファンの方はこれを楽しみに見てください。
タイで大々的な撮影をしたり、カーアクションがあったりと、お金がかかってるのはわかりますが、わざわざ映画にしなくても良かったんじゃないかと思います。
ライト君が亡くなってしまい、撮影費用などの問題も考えると、マンガ第2部の映画化はないだろうけど、if~でもいいので作ってもらいたいですね。
DVD「1980」 レビュー
ケラリーノ・サンドロヴィッチ
初監督作品です。
1980年を舞台に、三姉妹の恋愛模様や生活をポップに描いたコメディー。
次女はデタラメに男に惚れっぽい元アイドル
三女は彼のため、映研映画でヌードになれるのか!?
長女は夫とケンカして、実家に出戻り
ケラさんが監督なので、「時効警察」のような笑いが随所に見られます。
あのシュールな笑いが好きな人は間違いないと思います。
また、蒼井優ファンの人も必見。
少しぽっちゃりしてた頃の優ちゃんを見ることができます。
そして、タイトルの通り1980年に青春を謳歌した人も、懐かしい思い出に浸れるのではないでしょうか。
これらに該当しない人は、スルーでもいいと思います。
そんな今作はカラフル&ポップに仕上がった予告編が素晴らしい。
これを見ると、ドタバタコメディーを想像しますが、本編はそんなテンションは高くありません。
2時間もあるので、途中で変化が欲しかったところ。
笑えるところは沢山あって面白いんですが、一体何がいいたかったの?というふわふわした印象が残りました。
特にオススメってことはないですが、肩の力を抜いて見れる作品です。
- 1980(イチキューハチマル)
スコア選択: ★★★
1980年を舞台に、三姉妹の恋愛模様や生活をポップに描いたコメディー。
次女はデタラメに男に惚れっぽい元アイドル
三女は彼のため、映研映画でヌードになれるのか!?
長女は夫とケンカして、実家に出戻り
ケラさんが監督なので、「時効警察」のような笑いが随所に見られます。
あのシュールな笑いが好きな人は間違いないと思います。
また、蒼井優ファンの人も必見。
少しぽっちゃりしてた頃の優ちゃんを見ることができます。
そして、タイトルの通り1980年に青春を謳歌した人も、懐かしい思い出に浸れるのではないでしょうか。
これらに該当しない人は、スルーでもいいと思います。
そんな今作はカラフル&ポップに仕上がった予告編が素晴らしい。
これを見ると、ドタバタコメディーを想像しますが、本編はそんなテンションは高くありません。
2時間もあるので、途中で変化が欲しかったところ。
笑えるところは沢山あって面白いんですが、一体何がいいたかったの?というふわふわした印象が残りました。
特にオススメってことはないですが、肩の力を抜いて見れる作品です。