フインキーのふんいき レビュー -143ページ目

DVD「ひみつの花園」 レビュー

「ウォーターボーイズ」、「スウィングガールズ」で有名な矢口史靖監督作品。
ひみつの花園
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スコア選択: ★★★
1997年の作品で、西田尚美が主役を演じています。低予算でも、ストーリーがよければ面白い映画になるという典型例ですね。

お金を数えるのが趣味という主人公・咲子はその趣味のおかげで銀行に就職。しかし、自分のお金を数えるのが趣味だったため、他人のお金を数える毎日に興味をなくした咲子は銀行強盗にでも巻き込まれないかな~と考えてると、本当に巻き込まれてしまい・・・

この奇妙な設定を考え付いただけで、もう勝ちでしょう。
内容はかなりおバカなノリ。低予算なだけあって、派手な部分は所々小学生の工作っぽくなり、人の代わりに人形なども使用して、バカさを増長させてます。これもセンスがいいので許せるんですが、まあ笑えます。

1つ1つの出来事を短くすることでテンポよくまとめ、トータル83分という短さでもボリュームたっぷり。
逆に詰め込みすぎて、最後の方がものすごい勢いで終わってしまいます。
ロッククライミング、スキューバダイビング、地層の勉強などそれまで積み上げられてきたものが全然有効活用できてないのが残念でした。これらが樹海の場面でうまく使われてたら、もっともっと面白くなったのになぁ。

最初の方のテンポが最高なのと、西田尚美の新しい1面が見れたのが良かったかなと。

DVD「転校生 さよなら あなた」 レビュー

1982年公開「転校生」と同じ、大林宣彦監督のリメイク版です。
転校生 さよなら あなた 特別版
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スコア選択: ★★★★
幼馴染みの一夫と一美はひょんなことから水の中に落ちて、体が入れ替わってしまうというお話。原作は山中恒の児童文学です。

男女の人格が入れ替わってしまうという話は、最近ではTVドラマ「パパとムスメの7日間」が記憶に新しいですね。ありきたりですが、いつの時代も好奇心をくすぐるテーマじゃないでしょうか。実際ありえないことを映像で見れるというのがドラマや映画のいいところw

リメイクだからなのか、映像が古臭いような・・・全体的にセピア色がかっており、声と口が若干ずれてて違和感がありました。あと、斜めからのカットが多く、頭を傾けながら見るとちょっと見ずらいです。当り前か。


初め、コメディチックなのでお笑い系かと思ったんですが、実は感動系でいい意味で裏切られました。あとからジワジワきます。どこが感動系なのかは見てください。

一美役の蓮佛美沙子が可愛かった~。この子は映画「バッテリー」のヒロイン役もやってましたね。あと、一夫役の森田 直幸の演技が素晴らしかった。あのオカマっぽさがw

1982年版とは後半の展開が違うようですが、現代版はこっちのストーリーで正解だったと思います。

DVD「赤い文化住宅の初子」 レビュー

月とチェリー 」、「百万円と苦虫女」のタナダユキ監督作品。

赤い文化住宅の初子
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スコア選択: ★★★

タイトルとジャケットが古風でいい感じです。

家族崩壊、極貧生活、とにかく不幸な主人公・初子の生きる様を描いています。不幸の中でも、同級生の男の子への恋心を小さな希望として頑張る姿に胸が痛くなりました。
初子の置かれている状況がかなり特殊なので、クラスのみんなと感覚が合わず、思考の中で他人との壁を作る場面など、映像で上手に表現できてたと思います。

青春映画という括りだと思うんですが、初子がおとなしく自己主張があまりないので、青春映画特有の爽やかで清々しい感じはありません。


担任の教師、世話を焼くおばさん、蒸発した父など奇妙な人たちの存在がこの作品をより際立たせています。担任の先生のある一言に改めて自分は人に依存して、どこか安心してるんだ、と考えさせられるものがありました。

物語の中で「赤毛のアン」の一節がちょくちょく出てきて、主人公・初子に多少なり影響を与えてることがわかります。女子が社会で強く生きていくというものが主題となってるようですね。

これはタナダユキ監督自身にも重なるとこがあるんだと思います。男社会に負けず、これからも面白い作品を作っていってほしいですね。

小説「占星術殺人事件」 島田荘司

島田荘司の処女作です。

この作品のトリックは後々「金田一少年の事件簿」の異人館村殺人事件に使用(バクリ)され、問題となったものです。金田一少年は一応全部読んるので、最初からネタばれかーと思って読んだのですが、トリックが暴かれても全然思い出せませんでした。逆に楽しめたのでいいのですが、最近自分の記憶力を疑います・・・老化でしょうか。
占星術殺人事件 (講談社文庫)/島田 荘司
¥750
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スコア選択: ★★★★
最初っから読みにくいったらありゃしない。死者の手記で始まるのですが、細かい説明がズラズラと堅苦しい言葉で書かれ、昔の本(1980年)だからこんなに難しいのかと、読むのをやめようかと本気で思いました。
それにしては他の人の評価がやたら高いので、我慢して読んでたら40ページくらいで手記が終わり、普通(?)の文体になり、ぐっと読みやすくなって安心しました。

40年間誰も解くことができなかった殺人事件を探偵・御手洗潔に依頼して解いてもらおう!という話。
過去の事件を扱うので、前半は当時の事件の状況説明がずーと続きます。仮説を立てながら考えていくんですが、動きがなく少々退屈です。

後半は当時、事件に関わった人たちに会いにいったりするわけですが、登場人物が意外に多く誰だったっけ?ということがしばしば。これは通学の電車の中でチマチマ読んでたので、あまり記憶に残らなかったためです。なので、この本はじっくり読めるときに読んだ方がいいですよ。

気になったとこばかり書きましたが、評判の通りおもしろい作品でした。
この本が処女作とは思えないほど、重厚な内容。難しそうに見えて、予想以上に単純なトリック。意外な犯人に驚き、最後にはすべての謎がすっきり・・・と、まさに正統派ミステリーの金字塔でしょう。

DVD「ボーン・アルティメイタム」 レビュー

3部作の完結編です。英語の勉強のため、英語字幕で見ました。
ボーン・アルティメイタム
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スコア選択: ★★★★★

前2作は見たんですが、結末をあまり覚えてないという・・・
しかーし、これだけでもかなりおもしろい。今回、ボーンの謎が解かれることになるので、より楽しむためにも過去の作品は見といた方が良いですよ。

初っ端からボーンはでかい組織に追われてる模様。このシリーズ、いつもやってることは壮絶な鬼ごっこですね。ハラハラドキドキ。
ボーンは相変わらず何でもできる天才で、運動神経抜群で、喧嘩も強いので、どこか安心して見れます。戦闘シーンもいいですが、カーチェイスも迫力満点で目が離せません。本当あっという間の1時間50分。

このシリーズはハズレがないですね~。ラストはニヤリw音楽もカッコ良かった。



特典で海外ドラマ「HEROES」第1話が入ってたので見てみました。

超能力を持つ人たちが活躍するお話。
超能力者の1人に日本人がいるんですが、明らかに日本人じゃない・・・てか、日本自体が変に解釈されてて嫌だなーて思いました。気になる人は見てみてください。

1話だけ見た分では、まだ次が気になって・・・てことはなかったですね。3話くらいから俄然、面白くなってくるらしいので、これからじっくり見ていきたいと思います。