フインキーのふんいき レビュー -131ページ目

DVD「東京少女」 レビュー

小中和哉監督作品。
東京少女 (通常版)
Amazon.co.jp
スコア選択: ★★★

時空を超えてつながったケータイ電話が恋の始まりとなるラブストーリー。

平成と明治の間で、偶然飛び越えてしまった携帯電話を通じて、2人の男女が会話をする話。
時代の違う人と話をし、影響を受けることで、少女は成長していく過程を描いています。

細かい部分でいろいろと突っ込み所があり、SFなので仕方ないのかも知れませんが、もう少し細部にこだわって作ってほしかった感はあります。

それにしても、内容がテレビの2時間ドラマのようで、何だかチープというかありきたり。
盛り上がりに乏しく、ラスト10分くらいまでは退屈しました。

ラスト10分はそれを巻き返すかのような勢いがあり、ラストはいい感じのハッピーエンドで終わってくれたので、トータルでみれば、満足はできたかなと思います。

DVD「東京少年」 レビュー

平野俊一監督作品。
東京少年 (通常版)
Amazon.co.jp
スコア選択: ★★★

二重人格の少女が体験する絶対に報われない愛を描いたラブストーリー。

少女と、少女の中に潜む男、そして少女が恋をした青年。
この3人の視点によって描かれます。

3人(2人)の視点が順番に同じ時間帯を繰り返し、映し出す映像のため、少女がもう一つの人格になっているときの空白の時間を、そのとき一緒にいた青年の視点によって埋められるという面白い構造をとっています。

ただ、全ての出来事が想像の範囲内で起きるので、意外性がなく途中、退屈しがち。
この空白の部分に怖い要素などを取り入れるだけで、見る方のモチベーションも保てて、メリハリのある作品になったと思います。

堀北真希の演技はさることながら、石田卓也の演技も地味によかったです。
コンビニで弁当温めのときの表情は必見。
あれだけ異常な行動ながら、ウソっぽさが無かったのはすごいと思います。

小説「猿島館の殺人 モンキー・パズル」 折原一

黒星警部と虹子の密室殺人事件シリーズ。
猿島館の殺人―モンキー・パズル (光文社文庫)/折原 一
¥580
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スコア選択: ★★

パロディの要素が強く、気軽に読めるシリーズです。
他の作品と比べると、詰めが甘く、劣っているかなといった印象。
今回はポーの「モルグ街の殺人」を真似てるようです。

あらすじ
猿島館に住んでいる猿谷家の人たちが、次々と何者かに襲われたり、殺されたり・・・する。
みんな口々に「猿が殺したんだ」というメッセージを残して気絶したり、亡くなったり・・・する。
本当に猿が殺したのか?


密室殺人系はオチと密室のタネが重要なのに、どっちも中途半端。
犯人の動機もあって無いようなものだし。

一番気になったのは、探偵がなぜ犯人と分かったのか?その理由が強引すぎること。
さすがに犯人の性格がこうだから、あの場面でこういう行動に出たに違いない!というのは、ムリがあるように感じました。
そこらへん、ちゃんと説明をつけて、読者を納得させてほしかったです。

しかし、最後の1行で、全てひっくり返されてしまうという、まさかの折原マジック。
これがオチでは、文句言えません。。。

DVD「長い長い殺人」 レビュー

麻生学監督作品。

原作は宮部みゆきの小説。小説のレビューはこちら

長い長い殺人
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スコア選択: ★★★★

キャストが半端なく豪華でした。「理由」のキャストも豪華でしたが、こっちも負けてません。
内容も原作に忠実でよく再現されてたと思います。

小説では終始、財布の視点なので、映像化は不可能と思ったんですが、なるほど財布をナレーターとして用いれば違和感なくできるんですね。

しかし、この作品の肝である財布の出番が少なく、主役なのにあってもなくてもいいような存在に。
それゆえ、普通のサスペンスムービーになってしまっているのは残念なところ。
これだけでも、十分おもしろいストーリーなので、普通に楽しめるのですが、やはり財布にまつわる話がもっと欲しかったですね。

自分は小説の方を推します。

ドラマ「HEROES シーズンⅠ」

テレビで放映されてたのを見ました。全23話。
HEROES / ヒーローズ DVD-BOX 1
¥7,381
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これはとても面白かった。
自分の中で24以来のヒットかも。

超能力者がたくさん集まって、地球を救うといった話で、超能力という設定だけを受け入れてしまえば、何ともありえそうな話なんです。奇妙な宇宙人などは出てこず、超能力以外はとても現実的な物語。

主人公の1人として日本人が出てくるのも、飽きずに見れた要因かも知れません。
この日本人役のマシ・オカ。めちゃくちゃ頭いいらしいですね。いわゆる天才。
日系アメリカ人で英語ペラペラなのに、日本人訛りの下手な英語をわざわざ話すという変人ぷり。

それに比べ、アンドウ君は・・・せめて日本語が話せる外人を使ってほしかった。
さすがに日本人が聞いて、何言ってるかわからないのはどうかと。思わず笑ってしまいました。

超能力の攻防戦だけでも、もちろん面白いんですが、このマシ・オカ演じるヒロ・ナカムラの時間を操り、行ったり来たりできる能力のおかげで、物語に幅ができて、かなり先が気になる展開になってます。

ある人が未来では、全然違う性格になってたり、敵になってたり・・・そこは、なんで?ってなりますよね。
このあたりの構成など、視聴者の心を掴むのがとても上手。


気になった点を。
さまざまなグループが並行して、別の目的を持って行動しているため、シーズン1を見ただけでは、全然把握できません。いろんな陰謀が渦巻いていて、単純のようで複雑。

あと、描写が結構グロイです。目を背けたくなるようなシーンが多少ありました。
苦手な人は注意。


シーズン1だけ見ても、よく出来てる話だと思いました。
まだ気になる未回収の伏線がいくつかあるので、シーズン2 も見ることになりそうです。