フインキーのふんいき レビュー -130ページ目

DVD「モル」 レビュー

タナダユキ監督作品。
「モル」とはモルモットの意です。
モル
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スコア選択: ★★

監督のタナダユキさんが主演を務めます。監督自身が表に出るという珍しい作品。
多分この作品しか見れないであろうタナダ嬢の演技は必見です。

生理痛の酷い日には必ず、自殺しようとしている人と目が合ってしまう、という能力?を持つ女性が主人公。

設定は斬新で面白いと思いますが、映像、音ともに学生サークルで頑張って作りました、といった感じで陳腐な印象を受けました。
特に、役者たちの演技が素人ぽく、全然感情移入できないのは最大のマイナス点だと思います。

タナダ嬢の関西弁や強気なとこがキュートでした。
でも、メガネかけてたほうが好きかな。

これからの監督への期待もこめて、星ふたつ。

小説「うつくしい子ども」 石田衣良

タイトルの通り、うつくしい子どもが出てくる物語。

とはいえ、少年犯罪を題材にしたブラックな内容です。

うつくしい子ども (文春文庫)/石田 衣良
¥500
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スコア選択: ★★★


タイトルと表紙を見て、東野圭吾 の「虹を操る少年」みたく、超人的な能力を持った少年が活躍する話を期待したんですが、こちらはとても現実的。


この小説はかつて巷を騒がせた少年犯罪の様なセンセーショナルな事件のその後が、逮捕された少年の家族側から描かれています。

これを読むと、犯罪による家族の犠牲というものが、どれだけ大きいかがよくわかります。

そういった意味では、東野圭吾の「手紙」に近いですね。



主人公は中学生のジャガイモ少年。あだ名はジャガ。

逮捕された少年の兄であるジャガ少年は、弟の犯行に至る理由を知るため、クラスメイトの2人と一緒に調べるという話。


このジャガ少年、半端なく精神力の強い子で、イジメ覚悟で学校は変えず、様々なイジメに耐え抜きます。

そして、警察も到達できなかった真相を突き止め、死ぬ覚悟で真犯人に挑むその姿勢は、異常に感じるほどw


少年視点で物語は進むので、読みやすく、少し低年齢層向け?かもしれませんが、ちゃんとしたミステリーとして、誰でも楽しめる作品だと思います。

BD「スパイダーマン3」 レビュー

初ブルーレイディスクです。
今回は映像に集中したかったので日本語字幕で見ました。
スパイダーマンTM3 (Blu-ray Disc)
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スコア選択: ★★★

さすがBDは24インチのディスプレイでも、はっきりDVDと区別できるほどの綺麗さ、これだけでも感動できます。

さて、スパイダーマン3。
製作費に290億円かけただけあって、CGが美麗で、前作の比ではないくらいカメラが動きまくります。
サンドマンの砂の質感なんて、もう本物にしか見えないですよ。
映像はすごい!

でも、ストーリーが残念なことになってます。
今作で完結みたいですが、焦ってドタバタ終わらせた感じがしました。
途中から出てくるサンドマンはあまり出番がなく、サイドストーリーも中途半端で感情移入しにくいし、親友との仲直りもサッパリしすぎで、今までの憎しみはそんな軽いものだったのか?と思うくらい違和感があります。

焦点が絞り切れておらず、CGばかりに力を入れてしまった作品。
全2作はとても面白い内容だっただけに、これで終わりなのは猛烈に残念です。

DVD「おいしい殺し方」 レビュー

ケラリーノ・サンドロヴィッチ監督作品。
おいしい殺し方 A Delicious Way to Kill 通常版
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スコア選択: ★★★

脱力系サスペンス映画。
サスペンスなのに、かなり笑わせてもらいました。脱力系最高ですね。

この映画は真面目な部分もありますが、ほとんど理不尽で埋め尽くされています。
一歩間違えれば、破綻しそうな理不尽さですが、奇妙なバランスで成立してるのがすごいw

とはいえ、全体的にアクの強い人や笑いに重きが置かれていて、肝心のストーリーが弱い。
一時は面白いのだけれど、それだけになってしまってるのが残念です。

あと、映像がテレビドラマみたいで、安っぽい印象を受けました。
お金、時間の問題で仕方ないのかも知れないですが、良い映像で見たかったというのもあります。

特典映像は、コメンタリーや対談など合計40分近くあり、かなり豪華。
こちらも面白いです。レンタルなのにお得。

ケラさんファンは必見の作品。見てください!

DVD「夏時間の大人たち HAPPY-GO-LUCKY」 レビュー

「下妻物語」「嫌われ松子」で有名な中島哲也監督作品。
夏時間の大人たち HAPPY-GO-LUCKY/日高圭智
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スコア選択: ★★

おっぱいの大きい子が好きだ。
だから、将来お嫁さんにするならC.C.ガールズの右から2番目の子。そう決めてるんだ。

このフレーズから始まる、かなりゆるーい映画です。
最近の中島監督作品にある、特有のキラキラ感はなく、古いためか映像は汚め。

このゆるゆるの雰囲気、何かに似てると思ったら、石井克人監督の「茶の味」に確かに似てます。
夏の自然たっぷりの田舎、子供が鉄棒で坂上がりをやってる場面とかw
でも、「茶の味」の方が断然面白い。

子供の視点から大人と子供の世界を対比せさせながら描いてます。
大人が突然子供になったりと、大人と子供の境界線がなくなった様な、曖昧で不思議な映像です。
意味があるようで無い内容なので、正直グダグダで、ぼーと見るのがちょうどいい作品。