フインキーのふんいき レビュー -108ページ目

マンガ「惑星のさみだれ」 1-7巻

友達に勧められ今出ている7巻まで読んでみました。

惑星のさみだれ 1 (ヤングキングコミックス)/水上 悟志
¥600
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地球を滅ぼそうとする敵を阻止するため選ばれた騎士たちが戦うアクション漫画。

どこかでみたことあるような設定ですね。

最初の方はオタク漫画という感じが否めずなかなか入り込むことができませんでした。
面白いと感じ始めたのが6巻から・・・

それぞれの騎士に焦点を当てたストーリーがどれもいい!
感動するモノが多い気がします。
そして日常生活ではギャグ漫画に様変わり。

敵を倒すという大筋のストーリーはものすごい速さで展開します。
もうすぐ完結するのではないかと思うくらい。

素早くそこそこ面白いマンガを読みたい人にオススメ。

小説「小さき者へ」 重松清

6編からなる短編小説。

小さき者へ (新潮文庫)/重松 清
¥660
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スコア選択: ★★★★

どの話も大人と子供の日常的な出来事が大人や子供の視点から描かれています。
規模の大きさあれ大人も子供も常に悩みはあるものです。


悩んで考えた末、行動に移す。
そのときの心情に共感できるから、どうしても物語に入り込んでしまう。
筆者はどうしてこんなにも心を掴むのが巧いのだろう。

表題である小さき者へが一番「うっ」ときた。
思春期で反抗的な息子にひたすら手紙を書く親。
答えのない問いと戦い続ける姿がたまらなくリアル。
実際に体験してみないと大変さは絶対に分からないけど、心に響くものがありました。


この本にはしっかりとした解決は示されてません。
それは自分で考えろということなんでしょうね。

タイトルの通り、小さき者へ宛てた内容です。
出てくる主人公も何だか小さい?人ばかり。
多くの人にこの本を読んで勇気をもらってほしい。

DVD「きみの友だち」 レビュー

ヴァイブレータ」の廣木隆一監督。
原作は重松清の同名小説。

きみの友だち [DVD]
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スコア選択: ★★★

2時間弱という短い時間で原作10話のうち5話をうまくまとめて作られています。

しかし、ブンちゃんのライバルであるモトくんの話がほとんど無いという残念なチョイス。
ちょこちょことモトくんは登場するんですがやけにぽっちゃりだし、顔分からないくらい存在感がない・・・

原作が良いだけに悪いとこばかりに目がいってしまいダメでした。
全体的に役者の演技がヘタ。
あの三好くんの自爆パンチは(笑)

あと、みんなの心情が分かりにくい。
心の声として個人の語りなんかがあったら、もっと心揺さぶられる作品になったと思います。

原作を読んだ人は期待せずに見た方が良いです。

小説「きみの友だち」 重松清

10編からなる短編連作小説。
映画化されました。

きみの友だち (新潮文庫)/重松 清
¥620
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スコア選択: ★★★★★

各話みんな違う主人公で構成される心温まる物語。
主人公は違えど、みんな中心人物の恵美と何かしら繋がりがあります。

前の話で主人公を苛めてた人が次の話で主役を張ったり、それがライバルであったり、憧れの存在であったりと次は誰か誰かとワクワクしながら読めました。

個人的には恵美の弟のブンちゃんにまつわる話が好き。
特にかげふみが友情たっぷりでいいなぁと思いました。

恵美は強気でワガママで他人に合わせないけど、いつもいい場面で登場して何気なく名言を言ったりする。
好感が持てるキャラではないけど、由香ちゃんの影響で段々と心情が変化していく様は見ものです。

最終話は完結としてふさわしい終わり方になってます。
これによって読後の後味が最高にいい。

短編だと話の入り込み易さが重要になってくると思うんですが、この本は取っつきやすさは抜群です。
最初の数行がとてもうまい。
どの話もストンと入り込んでくれます。

どんな人に薦めやすい良本。

マンガ「同じ月を見ている」 読了

文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。
全7巻、評判が良いので読んでみました。
土田世紀の作品は「雲出づるところ」が猛烈に読みたいんですが、絶版という・・・

同じ月を見ている (1) (ヤングサンデーコミックス)/土田 世紀
¥530
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まず絵で好き嫌いが分かれるでしょう。
話が濃厚なだけにこのリアルで濃い絵は精神的に結構きます。

話は主人公のドンちゃんと病気がちなエミ、幼馴染みのてっちゃんのドロドロ三角関係。

暗いです。
悲惨なことがひたすら起こります。
ハラハラドキドキです。
最後、感動的です。


でも個人的に肌に合わなかったです。
てっちゃんの人間性がちっちゃいのなんのって(笑)

人間の醜い部分がモロに出てるので、そういうの嫌いな人は読まない方が良いです。