小説「小さき者へ」 重松清 | フインキーのふんいき レビュー

小説「小さき者へ」 重松清

6編からなる短編小説。

小さき者へ (新潮文庫)/重松 清
¥660
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スコア選択: ★★★★

どの話も大人と子供の日常的な出来事が大人や子供の視点から描かれています。
規模の大きさあれ大人も子供も常に悩みはあるものです。


悩んで考えた末、行動に移す。
そのときの心情に共感できるから、どうしても物語に入り込んでしまう。
筆者はどうしてこんなにも心を掴むのが巧いのだろう。

表題である小さき者へが一番「うっ」ときた。
思春期で反抗的な息子にひたすら手紙を書く親。
答えのない問いと戦い続ける姿がたまらなくリアル。
実際に体験してみないと大変さは絶対に分からないけど、心に響くものがありました。


この本にはしっかりとした解決は示されてません。
それは自分で考えろということなんでしょうね。

タイトルの通り、小さき者へ宛てた内容です。
出てくる主人公も何だか小さい?人ばかり。
多くの人にこの本を読んで勇気をもらってほしい。