電車の中では

皆さんは電車に乗っている時
何を見てますか?
というより
何を聴いてますか?って聞いた方が早いくらい
近頃はヘッドフォンをしている人が多いですね
ゲームをしている人もすごく増えた
これだけ人がいるのに
誰もそれぞれを見る事はない。
むしろヘッドフォン、携帯、ゲーム機が
関わりを拒絶する目印のように
この前、すごい風景を目にしました。
高校生三人がおしゃべりをしているのに
全員が同時に携帯をちくちく触っている。
もちろん目は携帯に釘付け。
きっと彼女たちにとってはすごくも何ともない
ごく、当たり前な事なんでしょう。
人間はこんな事もできるようになっちゃったんですねぇ

僕はね、
見るんですよ。
もちろん、失礼のない範囲で
痴漢と間違われない範囲でね
そして勝手に創造を膨らませる
この人はきっとあんな事があったから
こんな辛そうな顔をしてるんだ、とか
うん、きっとこの幸せそうな顔はデート帰りだな、とか
勝手に僕のドラマに引きずり込まれちゃって、失礼!
でも、そんな“人”に対する止まない興味が
きっと演出家としての自分を支えているのだとも思うんです。
役者達にはよく言うんです。
たくさんの人生を演じようとするのなら
もっと日頃から人を見ろと。
でもそれって絶対この時代に合ってないことなんだろうな。
実際、ヘッドフォンをしている人たちのほとんどが
全くの無表情だったりもするので
見ても仕方がないんだろうな。
二次元やゲームの中に
とんでもなくドラマチックで刺激のある世界がある事は知ってます。
でも
リアルな人間の世界。
そんなに退屈ですか?
僕はもっともっと見たいし
できるなら向き合いたいという衝動に駆られる事もあります。
こりゃあその内何かで捕まっちゃうかもね。

加須市へ。

昨日、加須市へ行ってきました。
埼玉でありながら
行った事もなければ、「かぞ」と読むことすら
知りませんでした。
現地に着いてから
「ここは一体どこなんだ?」と
地図とにらめっこをする始末。
この“行方不明感覚”
実は大好きなんです。
何の変哲もない町。
畑が広がり、
土地はちょっと余り気味。
当たり前だけどちゃんと人が暮らしている
東京にかじりついている僕には
少し不思議な感じがするんです。
今、その加須市の高校に
福島原発の隣町、双葉町から
千人以上の人が避難をしに来ています。
そこは避難所というより
一つの村の様。
突然そこで暮らす事になった彼らには
この町の景色はどう映っているんだろう?

その避難所のみなさんに楽しんでもらおうと
現在活動中の路上募金集め演劇、
モクレン2011~上を向いて咲く花プロジェクト
行って来ました。
もちろん募金集めではなく
初めての慰問です。
僕個人としては
むしろこちらの方がやりたかった。
まぁ、僕は作・演出なので
現地では見ているだけなんですけどね
集まってくださった方々がニコっとしてくれる度に
ほっとしました。
そしてまだまだ少ないけれど
僕らが集めた募金を渡そうとしたのですが
直接は受け取れない事になっているので
赤十字とかに渡してくれと。
おかしな話だなぁ!
赤十字が募金の中から
とんでもない事務手数料をピンハネしてると聞いて
我々としては絶対直接渡そうと決めていたんです。
これからまた話し合いますが
多分、何か物資を買って
届けようと思っています。

ハナミズキが咲き始めました
開く寸前のつぼみが
なんとも張り切っています。
がんばれぇ。
本日旗揚げ!モクレン2011~上を向いて咲く花プロジェクト

東日本大震災の募金集めプロジェクト。
『モクレン2011~上を向いて咲く花プロジェクト』
今日は上野公園のどこかで13:00-17:00まで
数回にわたってやる予定です。
とは言っても僕は見ているだけ。
どこかでカメラを回しています。
後は役者さん達に託すだけなんですけど
申し訳ないが本番をお客さん側から観られる幸せ
作・演出の素晴らしい特権だと思ってるんです。

今回はショートストーリーを7本書きましたが
今日できるのはその内4本。
これから順次演目を増やし、
もちろん、役者さんも増えていきます。
また、一人の役者さんが演じられる役所も増えて行くので
同じ作品でもいろんなテイストで楽しんでいただけると思います。
例えば、
あまちくんの軽快なリズムと
大城アコ君の沖縄弁が絶妙なコントラストを作る『トマト物語』。
座長の鳴海剛さんがいかつい顔で
天使のような優しさを見せる『気持ち玉』。
これは牧野亜希子さん、笠原千尋さんの二人の女性が
それぞれ独特のかわいらしさを醸し出し、
ぜひどちらのパターンも観ていただきたい作品です。
自分の作品を一度にこれだけ多くの役者さんに
演じてもらえるというのは
とても幸せな事だと思います。
楽しんだ分だけ募金して下さいというシステムなので
僕も明日は募金しなきゃなぁと思います。
あ、でもサクラだと思われちゃいけないので
後で募金箱に入れておきます。

稽古中の座長・鳴海剛さん(右)とあまちくん(左)です。
上を向いて咲く花プロジェクト

俳優の鳴海 剛さんが
震災復興の為に
お芝居を観てもらって
楽しんだ分だけ募金をしていただこうと
始めた企画に
僕も作・演出として参加しています。
小さな作品を幾つか書いて
ここのところずっと
稽古にはげんでいました。
賛同してくれる役者達も日に日に集まり
それは今も増え続けています

だからこのフライヤーも
印刷に出せないで
だんだん人を増やしていってるんです。
『モクレン2011 上を向いて咲く花プロジェクト』
桜よりも少し前に咲き始めた
モクレンの花のように
上を向いて行こうと
でもこのフライヤー
日も場所も書いてないでしょ
実は路上でこれから長い期間やっていこうと
思っているんです
役者達も参加できる日に
演じられる役をやるという
レパートリー制をとってやっていきます
そして旗揚げがこの日曜日
花見自粛ムードに湧く(?)
上野公園のどこかで
13:00~17:00くらいの時間に
何度かやることになりました。
もちろんゲリラで怒られたら場所を変えてという
楽しい作戦です!
近くを通りかかった方も
遠くからわざわざ探しにきてやろうという方も
この大道芸を楽しんでいただけたら
ちょこっと募金してくださいね
あ、役者さん、スタッフさん、募集中です!
スタジオ近くの桜、
満開です。



