電車の中では

皆さんは電車に乗っている時
何を見てますか?
というより
何を聴いてますか?って聞いた方が早いくらい
近頃はヘッドフォンをしている人が多いですね
ゲームをしている人もすごく増えた
これだけ人がいるのに
誰もそれぞれを見る事はない。
むしろヘッドフォン、携帯、ゲーム機が
関わりを拒絶する目印のように
この前、すごい風景を目にしました。
高校生三人がおしゃべりをしているのに
全員が同時に携帯をちくちく触っている。
もちろん目は携帯に釘付け。
きっと彼女たちにとってはすごくも何ともない
ごく、当たり前な事なんでしょう。
人間はこんな事もできるようになっちゃったんですねぇ

僕はね、
見るんですよ。
もちろん、失礼のない範囲で
痴漢と間違われない範囲でね
そして勝手に創造を膨らませる
この人はきっとあんな事があったから
こんな辛そうな顔をしてるんだ、とか
うん、きっとこの幸せそうな顔はデート帰りだな、とか
勝手に僕のドラマに引きずり込まれちゃって、失礼!
でも、そんな“人”に対する止まない興味が
きっと演出家としての自分を支えているのだとも思うんです。
役者達にはよく言うんです。
たくさんの人生を演じようとするのなら
もっと日頃から人を見ろと。
でもそれって絶対この時代に合ってないことなんだろうな。
実際、ヘッドフォンをしている人たちのほとんどが
全くの無表情だったりもするので
見ても仕方がないんだろうな。
二次元やゲームの中に
とんでもなくドラマチックで刺激のある世界がある事は知ってます。
でも
リアルな人間の世界。
そんなに退屈ですか?
僕はもっともっと見たいし
できるなら向き合いたいという衝動に駆られる事もあります。
こりゃあその内何かで捕まっちゃうかもね。
