ルーラルアート+ふるいちやすしの日記 -13ページ目

光に包まれて

ルーラルアート+ふるいちやすしの日記

ここのところ
よく光に包まれる感覚がある
時々
かえって自分の持っている闇の暗さに
辟易とすることもあるんですが
ほとんどの場合は
心地よく溶ける感覚を味わいます
その違いは
結局自分の目の向けようだと思います
光はどうしたって陰を浮き立たせ
日向を暖める事になるでしょ
その時、どちらを向いているかが
大切なんです。

光と陰は
どちらも大切ですが
今日は包まれていたいと思います
というか
今日はとても光の色に敏感です
こんな日が
とても好きなんです。

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言えない言葉

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「○○○○。」


ただ一言だけ「○○○○。」と
これが僕にはどうしても言えない。
この思いには
同じ思いで応えてほしいから
「いいよ」とか「じゃあ」とかではなく
同じ言葉が返ってきてほしいから

そんなわけない。

だからどうしても言えない。

何か用があると
何か話があると
どうしてもの理由があると
ほっとする。
でも本当は何もない時に
「○○○○。」と思える人こそが
人としての価値の持ち主なんだと思う
それが自分にあるなんて

もう

まだ

どうしても思えない。
だから用があるとほっとする
なければ作ろうとさえする

もうずっと長い間
言われた事のない一言
だからどうしても言えない一言


「○○○○。」


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「彩〜aja〜」撮影最終日

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この作品が僕にとって特別な物である事は間違いありません。
まだ録音も編集もいろいろ残ってますが
今日、撮影最終日を迎えます。
その時、その後、
僕はどうなってしまうのだろう、と
心配になってしまうほど
彩にも蒼にも自分が投影されていて
それでいて彼女達が生み出す美しい姿には
自分の世界には微塵もない美がある
どこでどう間違って
こういう風に生きてきたのか
自分の醜悪を突きつけられる思い。
とにかく大きなターニングポイントになってしまいそうな
この作品。
ターンの先は見えないので
先に言っておきたいんです。
みんな本当にありがとう。
それは出演者やスタッフばかりでなく
ソニーの皆さん、ビデオサロンの皆さん、ProNewsの皆さん、
僕を映像作家として認めてくれる
全ての人、
ありがとう。
本当に幸せです。

昨日、彩がスタジオに来て
美しい蝶の絵を描いて帰りました。
(冒頭の絵ではありませんよ)
彩がスタジオに来るのも
これが最後です。
この絵は僕がもらっておこうと思います。

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『彩〜Aja〜』Prelude そして那須ロケ



ビデオSALON 11月号が発売されました
今回は連載に加えてSONY NEX VG20のテストレポート
それを現在撮影中の新作『彩~Aja~』の予告編をイメージして
撮ってきました。
ある画家との出会いで閉ざしていた心の窓が
開いてしまう画家の女性の物語


そしてそのロケを那須高原で行ってきました。

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いかにも気持ち良さげな写真とは裏腹に
二泊三日の間
出演者をほとんど寝かさない過酷なロケ!
それでも誰も文句も言わず、
終止、緊張感のある演技をしてくれました。
こう言っちゃ何ですが
上の映像が予告編としての意味をなさない程
やっぱり本番は違います。
物語も決してソフトとは言えないんですが
みんな、とても美しい姿。
僕はとても幸せでした。

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笠原千尋
寒かったねぇ、ごめんねぇ、と言いつつ
僕は隣で半袖になったりしつつ(汗)
身長差も年齢差も31という凸凹コンビ
よくついて来てくれました。
那須に入ってからはずっと彩といた気がするくらい
彼女の役への入り方は凄まじく
それでも細かい指示はしっかり役者として受け止めてくれる
本当に感謝と尊敬の思いで一杯です。

猪爪尚紀
男として美しい人
そして優しい人
細かい指示の連続に
よくぞ耐えてくれました。
そして何度も絵の具まみれになりながら
そのまま数時間放置なんて事も・・・
本当にありがとう。

藤原夏姫
とにかくチャーミングだった
ポロっと毒を吐くかと思ったら
ポロポロっと涙をこぼす。
本当にまじめな子です。
そしてプロです。
声優とコスプレーヤーをやっている彼女ですが
これからもお芝居を続けてほしい気持ちでいっぱいです



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そして猪爪尚紀が演じた「蒼」の絵
これを描いたのは天野弓彦くん
大切な作品をありがとう。
君の絵がなければ
この作品は成り立たなかった。

そしてそして!
前田達哉くん
僕の思いつきに嫌な顔一つ見せずに
次々進めていってくれる魔法使い。
不可能を可能にする男。
君がいなけりゃ絶対撮り残してた
なんとこの作品のスタッフは彼のみ!
総勢5人で撮っちゃいました。
そんな無茶をやり遂げられたのは
一人一人の意識の高さと
献身的な行動による物に他なりません

あぁ、なんて感謝を表せばいいのだろう。
言葉が見つかりません。
ただただ僕は幸せ者です。

まだ少しロケと録音が残ってますが
その後はみんなの力が無駄にならないよう
丁寧に編集していこうと誓ってます。
どうか皆さん、お楽しみにしていて下さい。

「彩」リハーサル

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これ
リハーサルなんです。(笑)
ね、
すぐにカメラを回したくなる気持ち
分かるでしょ。

こうして作品が僕の中から
だんだん役者の方へ流れていく
いつもならそれに従って
自分はだんだん軽くなり
最後にはお客さんとほぼ同じ立場になって
彼らに拍手を送る感じになれるんですが
今回だけはなぜか自分もどんどん作品の中に入っていく
いや、
入ったところで
役がないのでやることはないんですけどね
ただ、その場にいる亡霊のように
そこに引込まれていってしまってる。
こんな事は初めてで
少し戸惑っています。

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役者は僕の憧れです。
そして、絶対になれないものです。
それほど作家と演者はかけ離れていて
だから舞台でも映像でも
本番までに全て託すんです
時々それを両方やっている人を見かけますが
そういう作品は信じません。
今回も役者と同じ所にいるということではないんですが
いつもとは少し立ち位置が違うような気がしていて
胸が切り刻まれるような
とろりと溶けてしまいそうな
いろんな感覚が僕を襲います。
早くここから逃げ出したい気持ちと
このままの気持ちでカメラを回したい気持ちで
混乱しているのです。


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