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感想亭備忘録

ドラマ、映画、小説について感想、解説、批評など。
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ダコタ・ファニング好きなんですよね。

「マイ・ボディガード」とか「アイアムサム」とかの頃はほんとに不世出の天才女優だと思ってました。大人になるにしたがって輝きが減じて行ってしまうのは子役の宿命なんですかねぇ。

とはいえ今でも演技は一流だと思うので起死回生してほしいところです。

 

そしてこの映画はそのダコタ・ファニング主演。監督はなんとM・ナイト・シャラマン………の娘さんのイシャナさん。終盤どんでん返しで驚天動地、それが当たるか外れるか一か八かのお父さんの血をしっかり継いでいます。

 

主人公が深い森の中で迷ってしまい、たどり着いた小屋。日が落ちると周囲には異形の怪物が。小屋の壁の一面はマジックミラーになっており、外から中が見える状態。先住者が言うにはその鏡の前に立ち、外の怪物に自分たちを見せる必要があるとのこと。

なんだそれは?って状況ですが、まあなんだそれは、ですw

 

最後のどんでん返しはまずまず面白いのですが、まあお話のすべてがひっくり返るほどか?と言われるとそれほどでもなく、そのどんでん返しに導くための前振り部分がそんなに怖くもなく淡々と続くのである意味退屈で………うーんってところです。

 

基本日本人なので、モンスターパニック的な化け物相手だとホラー的な怖さをあまり感じないんですよね。欧米人は化け物に襲われるホラー大好きですが、日本人的には陰湿な妬み嫉み恨み無念が凝り固まって呪いになってっていう陰湿なものに恐怖を感じてしまうんです。

モンスターが出てきちゃうとどうしてもそれを倒す英雄の登場を期待しちゃって、純粋に怖がれないんですよねw

 

てことでそれほど怖くないホラーっぽいどんでん返し(控えめ)という印象でした。悪くはないんだけどなあ。

 

ダコタ・ファニングももう一回何かでブレイクしてほしいなあ。「PUSH」とかは意外と面白かったんだけどなあ。脇役ですけどね。むむむ。

 

 

大学生の主人公が、兄の代わりにハイヤーのドライバーをすることになるところから物語は始まります。ドライバーとして向かった先に待っていたのは二人の美女。この二人が実はヴァンパイアで、主人公はヴァンパイア同士の、そして人間とヴァンパイアの抗争に巻き込まれていくお話。

 

指示された行先に嫌々ながら送り届けざるを得ない主人公。行く先々で惨劇が起こり、という展開は「コラテラル」に似てるかな?トム・クルーズが珍しく悪役やってるやつね。

 

ヴァンパイアで無茶苦茶する二人組美女なんだけど、そこまで残虐グロ描写はありません。全体的に映像がビビッドで鮮やかでオシャレ。二人組ヴァンパイアのうちの一人と主人公のロマンスもあったりして、マイルドに楽しめます。

 

抗争に巻き込まれ恐怖し、とまどい、狼狽する主人公が時折見せる能天気さが、陰惨になりそうな物語をポップなものにしています。

 

深い感慨を得たり、心底の恐怖を味わうような映画ではありませんが、おしゃれな映像でPOPに楽しむ佳作になっていると思います。

 

まず、「意のままに」。

このタイトルはあんまりだと思いますw

普通に「催眠」とか「催眠療法」とかそんなんでよかったんじゃないかな?まあ、催眠療法に対する悪いイメージを植え付けかねないのでコンプライアンス的にまずかったのかもしれませんが。

 

で、内容としては充分に面白かったし緊張感、緊迫感を味わえました。

不幸続きの主人公が、友人に勧められてある精神科医のカウンセリングを受けるのですが、そこで催眠療法を受けた後、意識を失うなどおかしなことが起こり始め………。という導入です。

ジャンプスケア的な怖さもあり、とんでもない怪物に素人がどうやって立ち向かうのかという闘いもあり、楽しめました。

1時間30分という短めな映画なので途中ダレることもなく、最後まで走り抜けるって感じです。

 

ただ、謎的なものは特にありません。敵は最初から「こいつだな」ってわかりますし、何をされているのかもまずまずわかります。そういう謎解きやどんでん返し的な楽しみはあまり期待できません。

 

あと主人公のケイト・シーゲルさんはきれいな女優さんですね。ホラー系によく出てるみたいですが、角度によってはアンジェリーナジョリーにも見えます。あー、ちょっとやぼったいアンジェリーナ・ジョリーって感じですw

 

深く考え込まずに短い時間でドキドキしたいなら文句なし、といったところでした。

これは傑作です!

2時間を超える上映時間ですが、一瞬たりともダレないし退屈しません。開始直後から緊張の連続。運転士、車掌、乗客、指令室それぞれの場所でそれぞれの戦いが繰り広げられます。

 

こういうパニックムービーでありがちなのが、生き残りたい乗客たちが延々内輪もめする描写ですが、もちろんこの新幹線大爆破にもそういうシーンはあります。ですが、早々に切り上げて、プロたちがプロとしての技術と矜持をもって事態に対処する姿が描かれます。縁の下の力持ち的な技術者や作業員にもスポットが当たっているのがいいですね。

 

乗客のパニックや警察の捜査、犯人との交渉、その辺は極限まで圧縮して、非常に危険な異常事態に対処するプロフェッショナルの姿を描き出した、最高の映画だと思います。

 

本当にお面白かったなあ。

大泉洋はかっこいい。堤真一もかっこいい。殺陣も納得のいくレベルで素晴らしい。

 

総じて面白かったといってもいいのですが、寛正の土一揆の描写がなんだか幕末の「ええじゃないか」っぽくて少し違和感がりました。

 

せっかく強奪した証文を大路にまき散らすのもなんか違うような…。奪いつくし殺しつくし焼き尽くすような残酷さがあってもよかった気がします。

 

でもまあエンタテインメント時代劇としては十分楽しめたかな?

かっこいいおっさんが見たい人にはお勧めです。