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感想亭備忘録

ドラマ、映画、小説について感想、解説、批評など。
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主人公とその妻と幼い娘の3人でドライブ旅行中、立ち寄ったドライブインでアクシデントが起き、娘がけがをしてしまいます。自分たちの車で近くの救急病院に運び、娘の診察と治療をしてもらうのですが、頭を打っている可能性があるとのことで、娘はCTスキャンの検査を受けに、そして妻はその付き添いに行き、主人公は一人で待合室で家族の帰りを待つことになります。

居眠りをしてしまい、目が覚めて妻と娘のことを病院のスタッフに尋ねるのですが、誰も知らない、覚えていない、挙句の果てには「そんな人は来ていない」と言われてしまいます。

行方不明の二人はどこに?というストーリー。

 

こういうお話の場合、病院が何かを企んでいるか、主人公の記憶がおかしいか、どちらかな事が多いのですが、この映画はそこの見せ方がとても上手い。あるシーンでは病院側がうさん臭く怪しく、別のシーンでは主人公がくるっているようにも見えます。何が本当なのか視聴者は惑わされ分からないまま終盤の怒涛の展開になだれ込みます。展開が非常に巧みで楽しめました。

 

真実はどうだったのか、気になる方は見てくださいw

 

幸せに暮らす二組の夫婦。ある交通事故によって片方の夫婦の夫が行方不明。もう一方の夫婦の妻が命を落とす。残されたそれぞれの妻と夫。事故にあった二人が不倫関係にあったのではという疑惑。そういうお話。

 

蒼井優の俳優としての実力を遺憾なく見せてくれる組の夫婦。ある交通事故によって片方の夫婦の夫が行方不明。もう一方の夫婦の妻が命を落とす。残されたそれぞれの妻と夫。事故にあった二人が不倫関係にあったのではという疑惑。そういうお話。

 

蒼井優が、俳優としての実力を遺憾なく見せつけてくれます。信頼し、愛するベストパートナーを失ったその喪失感、生活に穴が開いたような欠落感。ただただ泣きわめくのでは無く、正常性バイアスもあるのか、愛想笑いをしてみたり、軽い冗談を言おうとしてみたり、そしてそれでもあふれ出してくる悲しみに嗚咽しそうになったり。

 

何かが起きても続いていく日常。その中で悲劇を何とか消化しようとする姿を実にリアルに演じています。相手役の中島歩さんの独特な呟くような、放り出すようなセリフも魅力的です。

 

個人的にはあまり恋愛の方向に走ってほしくないのですが、どうなるんでしょう。行方不明の夫は一体どうなったのかってサスペンス要素も、リアルに行くなら単に遺体が見つかってないだけだろうし、どういう方向にお話が転がるのか今の時点ではわかりません。第3話はわりとキーになる回なのかも。

 

1,2話は少なくとも蒼井優の素晴らしい演技の見本市えお堪能させてもらえたので大満足です。今後にも期待しています。

 

うーん、おしい!

ホラー・アクション・コメディ・勧善懲悪・グロ、いろんな要素が入り混じってるのですが、どれもそこそこ。

何かに振りきってくれればもっともっと楽しめた気がします。

見る前の予想としては、超常的な存在に圧倒的物理でわからせてやる痛快アクションかと思ってたんですが、そこまでじゃない。主人公は充分追い詰められるので、圧倒的な力で粉砕するような爽快感はないかな。ホラー的な要素もちょいちょいあるんですが、いっそもっとジャンプスケアだらけにしてくれたほうが娯楽作品としてはよかったような。コメディ要素はグロと相まって趣味悪いなあって感じで、かといってグログロに極めてるわけではないという。

 

全体的に言ってつまらないわけではないんですが、もっと突き抜けた爽快感が欲しい!と思ってしまいます。予告がうますぎたんでハードル上がっちゃった部分もあって、もったいないってのが主な感想になってしまいます。

 

主人公がそれほど美形じゃないってのは、ポリコレ的なことを考慮してるのかな?完全な娯楽作品ならとんでもない美女を主人公にした方が受けると思うんだけどなあ。

あまりネガティブな感想は書かないようにしているんです。批判するのは簡単なので。見続けている以上その中に何か光るものを見つけ出したいと思っているんです。

でも「さらば半兵衛」はひどかった。あまりにもひどかった。

 

謀反を起こした荒木村重を説得するため単身有岡城に乗り込んだ黒田官兵衛(この時はまだ小寺官兵衛かな?)が村重に捕らえられてしまいます。そして「官兵衛は裏切って荒木側についた。」とうわさを流されます。信長はそれを聞いて、人質である官兵衛の息子、松寿丸を処断するように命じます。半兵衛は松寿丸を匿うと言いながらその実、羽柴家のために自分一人が責任を負うつもりで処断を実行すべく、長浜に向かう。という流れ。

 

羽柴家の存続のために、羽柴家を守るために松寿丸を処断しようとする半兵衛。

家族同然となっている松寿丸の命をを守ろうとするねね。

ドラマ的に素晴らしいシチュエーションです。

 

そこで、この脚本家がやったのは、家探しする半兵衛と、子供のいたずらか、中学生の文化祭のお化け屋敷レベルのちんけな仕掛けでごまかそうとするねねのドタバタコメディ………。

 

なんですかこれは。

あれじゃ、ねねは松寿丸を本気で守る気なんか、はなから無いとしか思えないです。遊んでるだけですから。ここで描くべきは絶対にドタバタコメディシーンではなかったはずです。

羽柴家を守るために、汚名を着ることを顧みず忠義を貫こうと決心した半兵衛と、「家族」を命を懸けて守ろうとするねねの真剣な対峙だったはずです。

 

どちらも正しい、どちらも譲れない、同じく羽柴家を思う二つの意見、心、覚悟がぶつかり合う見せ場。菅田将暉と浜辺美波の演技の見せどころでもあったはずなんです。

「家族や仲間だから起こるはずの深い対立や葛藤」が描かれず、仲良し描写とドタバタしかない、これは歴史ドラマとしてもホームドラマとしても致命的に浅いと言わざるを得ません。

深い対立や葛藤が描かれるからこそ、そこを乗り越えた先の相互理解に感動するんじゃないんでしょうか。

 

細かいことを言えば半兵衛が松寿丸処断をあきらめるきっかけもなんだかちぐはぐです。慶(ちか)の産んだ子供を抱きあげることで、命の大切さに気付く、みたいな演出でしたが、半兵衛に子供いますよ?竹中重門っていう、松寿丸より五歳下の子が。他人の子供抱っこして改心するなら、より近い年齢の自分の子供のことを先に思い出しませんか?それとも子なし設定なのかなぁ。

 

細かいついでにもう一つ言えば、半兵衛逝去のシーンです。

諸葛孔明のエピソード丸パクリだというのは置いておいて、あのシーン、秀吉、秀長、蜂須賀小六、前野長康、竹中半兵衛が集まってました。秀吉軍の幹部ほぼ全員です。それで桜散る中「おお押し返しておる!」とか見物してます。その押し返してる軍勢は誰が指揮してるんです?幹部ほぼ全員が物見遊山してるのに。あの場にいなかったのは宮部継潤ぐらいですよ。宮部が全軍の指揮権を預かって戦ってたんでしょうか。前回も書きましたけど、合戦の描写が無茶苦茶なんですよ。

 

で、次の回のタイトルが「軍師官兵衛」。

他の番組のタイトルを各話のタイトルにして悦に入るのは本当に程度が低い。強い繋がりがあるのならまだしも、官兵衛の話だから、以外の理由はなさそう。ならいっそ「黒牢城」とでもしたらよかったのに。いやよくないけど。

 

 

とんでもない緊張感の映画です。

最初から最後まで体を固くして、こわばった状態で、見終わった後、ふーっと息を吐いてしまうほどです。

 

思ってた映画とは違いました。

「ブラックホークダウン」や「13時間 ベンガジの秘密の兵士たち」のような、激しい銃撃戦を潜り抜けて戦い続ける兵士、というのとはちがうのです。

もちろん銃撃戦はあります。ですが体感、映画の半分ぐらいは最初の一撃で重傷を負った兵士が苦痛で叫ぶのを延々聞き続ける、そういう映画です。

銃撃戦も、撃った弾が敵に当たっているのかどうかわからない、どころか敵の姿すらほとんど見えないのです。「リアリティ」を超えた「リアル」を追求するとこうなるんだろうと理解しました。

 

繰り返しますが緊張感は半端ないです。とんでもないです。これ、映画館で見たらPTSDになるんじゃないか?ってぐらいです。

 

物語は?と言われると、まあ虚無です。

「ある民家に駐屯していた小隊が撤退する。」

ただただそれだけです。政治がどうだとか、作戦がどうだとか、兵士同士の友情がなんだとか、そういうのはほぼありません。言ってしまえば映画というより「戦場体験アトラクション」とでもいうようなものです。

 

映画として傑作か?と言われるとおそらく違うんでしょうが、現代の戦場(といっても20年前の、ですが)がどんなものかを知ることができる、という意味で意味のある作品ではあると思います。