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感想亭備忘録

ドラマ、映画、小説について感想、解説、批評など。
願わくばたくさんの面白いコンテンツに出会えますように。

 

NKHさんはかなり積極的にこの、リモートドラマというスタイルでドラマを発信してくれていますね。民放では中々CMが付きにくくてできないだろうことをやってくれるのはうれしい限りです。

 

このドラマは実際リアルで関係のある俳優さん二人(兄弟、姉妹、夫婦)づつが主演をすることも話題になりました。初回は広瀬アリス・広瀬すず姉妹、二話目が永山瑛太・永山絢斗兄弟。

 

広瀬姉妹のネアンデルタール人の恋のお話は面白かったです。個人の恋と種の絶滅が天秤にかけられるというのはとんでもない状況ですねwなにかと緩い姉と原理主義者の妹というちょっとした対立軸も楽しいです。自然体に見えるように脱力した演技をされているように感じました。

 

第二話は第一話と違ってかなり作りこんだキャラクターになっています。永山兄弟がなにかが狂った世界で、どこかに狂気を孕みながら無邪気な純真さを見せる二人を演じています。で、コロッケ作ってます。狂った世界のおかしな登場人物が普通に料理をしているだけというのがどこか不気味な気もしますが、まあよくわかりません(笑)

 

坂本裕二さんが脚本ということで狂言回し的な役割の小説家を演じる阿部サダヲさんの方に何か仕掛けをしている気もするんですがどうなんでしょう。

 

多分最後まで見なければよくわからないんじゃないでしょうか。いや最後まで見てもよくわからないお話の危険性も(笑)

まあ、どんな展開になるのか楽しみにしていますよ。

 

 

 

第三夜はお互い同時に電話をかけるところから始まりました。

会話していく中で、お互いがお互いのことをよくわかっていて、会話自体に居心地の良さを感じているものの、別れた元妻と元夫という関係上、もう一歩踏み込めない、そんなもどかしくもゆるい空気感。

 

お互い気持ちを素直に言えばいいのに、と視聴者としては歯がゆくなりますが、改めて考えると何を伝えればいいのか迷う気もします。

愛とか恋とか大好きだとか、そんな激しい感情ではなく、「落ち着く」とか「心地いい」とかでしょうか。でもそれを言っても「ああ、そうなんだ」で済まされる気もして言葉にできないのかもしれません。

 

そんな関係に変化が訪れようとしています。元夫(大泉洋)の会社が再開するようです。今までのように気軽に電話できなくなるのかも?というところで「ちょっと頼みがあるんだけど」と、元夫がユキコに。

 

何を頼むんだ?何か変化が起きるのか?といったところで続きは第四夜。本日の公開が待ち遠しいです。このゆるくもどかしい二人にどんな結末が待っているのか。楽しみにしています。

 

 

 

昨日に引き続き今日は第二夜。

全四話ということは「起承転結」。これがあてはまるんでしょうか。

「起」である第一夜では、登場人物二人の状況が提示されました。第二夜は「承」ということでその状況を進展させ深める形で進行します。

 

第一夜ではからずも泣いてしまったユキコ(吉田羊)が今度は元夫(大泉洋)を泣かせて見せるというリベンジを口実に電話をかけるところから始まります。

 

二人の会話がいいですね。どうにもならない感のある諍いもあるあるなのですが、すでにわかれた元夫婦であるというある種ゴールしてしまっているといえる状況が救いになって深いところまで話してしまうシチュエーションが説得力があります。

 

第一夜も第二夜も元夫がまぜっかえす感じで癒されて終わりました。さて、次は「転」となる第三夜。どんな変化が状況をひっくり返すんでしょうか。それとも何も起こらないという逆張りの転なんでしょうか。

 

連ドラが軒並み放送延期の中、きちんとした脚本の会話劇をみられるのは、たとえショートストーリーとは言えうれしいものです。明日からの後半、どんな変化が訪れるのかまたは訪れないのか。主演のお二人の軽妙な会話もふくめて期待しています。とても楽しみです。

本日から公開のリモート制作ドラマ「2020年 五月の恋」見てみました。

WOWOW制作で後日WOWOWでも放送するようですが、まずはyoutubeで無料で公開です。全4話ということですが第一夜は約13分の会話劇でした。

 

主演は、吉田羊さん、大泉洋さん、というかこのお二方しか出ないわけですが、当然演技力には定評のあるお二人なので安心して見られました。

 

まずは導入ということで、二人のシチュエーションを紹介するような形で始まりました。元夫婦という役どころの二人が会話を始める発端はちょーっと強引かなあという気はしましたがそこにあまり時間は割けないのでありでしょう。

第一夜はお互いの近況を話す中で吉田羊さん演じるユキコが鬱屈した思いを吐き出します。身につまされるというか胸に響く辛い思いが伝わってきます。そしてそれを巧まずに癒してしまう大泉洋さん演じる元夫(もとおっと)の元夫(もとお)。

 

第一夜はなんだかいい関係に見える二人のやり取りを微笑ましく感じました。さて、ここからどう展開するのか明日からのストーリーが楽しみです。

 

いわゆる異世界転生ものの亜種です。

ライトノベルや「小説家になろう」などの投稿サイトに雲霞の如く湧きいているあの異世界転生ものです。

 

「異世界転生もの」というジャンルをご存じない方に簡単に説明すると、大抵主人公は現代日本のさえないサラリーマンや学生で、何らかのアクシデント(一番多いのはトラックや電車に轢かれるパターン)で命を落とし、気が付いたら剣と魔法のファンタジー世界に転生しちゃってて、しかも無闇に能力が高かったり現代日本の知識(しかもかなり専門的で詳細な)を使って大活躍でヒーローになるという、まあそんなストーリーです。

 

その中でもこの「異世界居酒屋のぶ」は少し毛色が変わっていて、寂れた商店街の居酒屋の正面入り口がなぜか中世ヨーロッパ風の世界とつながってしまう、というもの(勝手口は現代日本につながってるっぽいです。)。

 

なので中世ヨーロッパ風の比較的貧しい人々が現代日本の居酒屋メニューを食べるというおかしなシチュエーションが生まれます。現実社会でも外国人が日本独自の料理を食べるとなれば反応に興味津々てことがあると思います。それの異世界版ってことで第1回は異世界の住人がビールや枝豆やおでんや若鳥の唐揚げを感動しながら食べる、ただそれだけのお話でした。

 

それはそれで面白かったんですが、この後どう展開させるのか。第1回を見た限りではあまり動きのない、ちょっと舞台劇のような作りだったので、動きを加えるのかこのままこのテイストで行くのか気になりました。いずれにせよまずまず面白かったので次回も期待します。

 

あ、一点だけ。ロバートの秋山さんのシーンは不要でした。面白くないです。しかもあれでは秋山さんがすべったように見えまず。脚本・演出がダメなせいで演者がつまらなく見えるのはかわいそうです。そこだけは改善するか完全になくすかしたほうがいいと思います。