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感想亭備忘録

ドラマ、映画、小説について感想、解説、批評など。
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今回いきなりラブコメディーに大きく舵を切りましたね。

今までは母娘の確執や、仕事の悩み、仕事と家事の両立などなどいろんなテーマを抱えてどっちに行くのか先が読めない状況でしたが、何もかもうっちゃってラブコメまっしぐらって感じです。

 

いや、いいんです。リアルがかなりしんどい今、ドラマぐらいほんわか優しい気持ちになれる物語を紡ぐことには意味があると思います。悪意を持った人が出てこないほんわかしたラブストーリーというのもありだと思います。

思いますが、好意を抱いているとは言え単なる同業他社の知り合い程度の関係で、口にマヨネーズがついていたからって異性の唇を指で拭いますか?飛ばしすぎでしょう、田所(瀬戸康史)さん(笑)

それを避けもせず堂々と受けて立つメイ(多部未華子)も大物ですね(笑)

ないとは思いますがリアルで真似したら良くて嫌われる、悪くすれば変質者扱いされますよ(笑)真似をする場合は鏡と瀬戸康史さんの写真をじっくり見比べてからにしましょう。

 

で、まあラブコメまっしぐらなのはいいんですが、ここに至ってもまだナギサさん(大森南朋)の立ち位置がよくわからないんですよね。

恋のライバルってわけではない?のか?恋愛も含めた人間関係で疲れたメイを癒す天使的な立場なのか?

ナギサさんの明日はどっちなんでしょう。

 

なにはともあれ、ゆるーくメイの生末を見守るドラマってことには変わりなさそうで、火曜の夜は多部未華子さんのぷくぷくした顔を見て癒されることにしましょう。

あ、ものすごく酷評していますので、このドラマを気に入った方は読まないことをお勧めします。

 

 

 

 

1時間かけてHuluのCMを見させられるとは思いませんでした。
あれならテロップで「このドラマは有料配信サイトのCMです。」と表記しておいてほしかったです。

それはさておき内容ですが
これもお世辞にも良い出来だとは言えませんでした。秋元康さんらしく雰囲気作りは完璧なんですが蓋を開けたらがっかりというのもいつも通りですね。意識したかどうかはわかりませんが1万歩譲っても「アンフレンデッド」の超劣化やっつけストーリーでした。

会話の中で徐々に明らかになる真実、なんてものがあるわけでもなく
ただただ怖がっているだけのメンバーを犯人が訪ねていって殺すだけというなんの仕掛けもないつまらない真相。最初は、ベタですが前田敦子と早乙女太一がグルで、他のメンバーを騙して自白させようとしているのかと思いました。次に本田翼以外の全員がグルで彼女の自白を引き出そうとしているのかと思いました。そのどちらでもなくただただ狂った女が殺しまくっているだけという無策ここに極まれリとでもいうべきお粗末さ。

本田翼以外を殺しまくる意味なんて全く無いにもかかわらずただただ怖がらせるためだけに犯行を重ねるって無茶にもほどがある。アンフレンデッドはホラーですがいろんな仕掛け、トリックを駆使していました。
ミステリーっぽい装いをしているのにホラー映画にも劣る仕掛けでは
「落胆」以外に感想は出てきません。

秋元康さんは雰囲気を作るのが非常にうまいんですが常に中身が空っぽです。急ぐからなんでしょうか。秋元さんの仕掛けで中身は別の人がじっくりゆっくり練って作品を作り上げればいいものが出来るんじゃないか、という気がしないでもないんですが。

 

どっちにしろ真相は有料サイトで、なんてくだらない事をやっているようではダメですけどね。

 

今回のテーマは外国人労働者。

かなり深いテーマをエンターテインメントの中でうまく表現されていたと思います。

今回描かれた外国人労働者の奴隷的な労働、それが無ければ成り立たないところに来ている日本社会。一朝一夕には解決する問題ではありません。というか解決の方法ってあるんでしょうか。

私個人が知っている範囲でも、農業、縫製業、印刷業などで外国人技能実習生がいなければ成り立たない状況があります。日本人の賃金はどんどん上がっていく。なのに製品の価格は横ばいどころかモノによっては値下げを余儀なくされる。しかも日本人は3Kと呼ばれる仕事は忌避する傾向がある。そこに悪徳斡旋業者が入り込むことで奴隷的な契約を強いられる外国人が生み出されてしまう。

 

雇う側もギリギリの選択です。きつい労働条件であるのはわかっていながらその条件でなければ経営が成り立たなくなっている現実。正義の名のもとに切り捨ててしまえば産業そのものが立ちいかなくなるところまで来ているんじゃないかと思います。

 

今回のヒロイン的立場のマイというベトナム人が最後に「特定技能1号」の資格を取る、そして沖縄のホテルで働く、と明るく語っていましたが、新画家コロナが蔓延する世界でその夢がかなうのかどうか、暗澹たる気分にさせられました。

 

深く重いテーマをエンターテインメント性充分に描き出し、説教くさくならずに視聴者に考えるきっかけを与えるいい物語だったと思います。

次回は志摩(星野源)の過去に迫るお話のようで、彼らがバディとしてどう成長するのか期待したいと思います。

 

ちょっと微妙になってきました。

前回書いた通りキャラクター的には成立しているんですが、エピソードの細部が荒いというか雑なんです。

 

まず、麻薬取締官のエピソード。丸々削除してもいいぐらいくだらないお話でした。病院は一つ紛失しても問題になる麻薬をあそこまで雑に扱うものなんですか?公務で来てる麻薬取締官をクスリとも笑えないつまらない手品もどきでコケにして問題にならないんでしょうか。その取締官も在庫の確認を箱で確認して中身の本数は最後の一箱だけってそんな雑なんですか?(あ、これは他の箱は未開封なので中を見る必要がなかったのかもしれませんね。)

根本原因である荒神(でんでん)が終盤で「薬剤師はミスをしてはいけないんです」とかほざいていますがミスというか怠慢ですよね?真剣に仕事に向き合っていないとしか取れないんですがあのキャラクターの意味は何なんでしょうか。コメディリリーフとしては完全に失敗しています。

 

次に危篤状態の入院患者の服薬状況を知るために、その患者の家に主人公が向かうのですが、自転車で?女の子二人でちんたらサイクリングしてる場合でしょうか。タクシーで行くでしょう。患者の命よりも自分の財布が大事なんですかね。それとも病院と患者自宅と患者のかかりつけ病院が全部半径100mの範囲にあったんでしょうか。

 

そして葵(石原さとみ)と刈谷(桜井ユキ)の対立ですが、圧倒的に刈谷が正しいですね。半日かけて3,800円しか稼げないということは葵は自分の給与を稼げていないのです。他の薬剤師が彼女の給与を稼ぎ出しているのです。申し訳ないと思ったり謝罪したりするならまだしも、自分は正しいことをしていると開き直るのは一労働者として傲慢に過ぎると思います。そもそも一日800枚の処方箋を処理するという病院で、それぞれの患者に半日費やしていれば延べ時間で3,200時間必要です。95%の患者が特に問題ないとしても160時間。対処は不可能です。結局自分の目についたお気に入りの患者さんを自分の気が済むように対応しているだけです。趣味です。せいぜい最後の服薬をいやがる子供を持つ母親に対するアドバイスぐらいが限界じゃないんでしょうか。

 

もちろんドラマの主人公として目の前で失われようとしている命を座視できない、というのはアリだと思います。でもその場合、同僚が自分の給料を替りに稼ぎ出してくれている、自分の勝手な行動で負担を強いているという強い自覚と自省を描くことが必要不可欠だと思います。

 

今後そのような描写があることを期待しますし、エピソード一つ一つの雑さが解消されることを望みます。まずは荒神を笑えないコメディリリーフとしてでなくきちんとした戦力として描くことは必須だと思います。

次回以降いい方向に転換してくれることを望みます。

 

 

 

 

 

母親にかけられた「あなたはやればできる子なんだから」という呪縛からいかに解放されるか。母親との関係をどのように変化させていくのか。それが(メインではないにしても)テーマの一つなんだろうと思っていました。

ですが、かなりあっさり母親が改心しちゃいましたね。母親のトラウマを取り除く、とかメイ(多部未華子)の個性を認めさせる、とかなんかそんな手順を踏んだりするのかとうっすら思っていたのですが、そういうのほとんど無しで料理1回作っただけでサクッと解決しちゃいました。

母親がラスボス、いやせめて中ボスなのかと思っていたらスライムだったみたいな肩透かし感です(笑)

 

まあ、まだ支店長(富田靖子)は母親と同じ呪いの言葉をメイに掛けますし、なによりメイ自身が自分で自分に呪いをかけているような状態ではありますが、でもまあ母親をあっさりクリアした以上そこはそれほど重要なテーマではなかったんでしょうね。

 

ナギサ(大森南朋)との関係の中でゆるく変化していくメイを描いていくとして、ラブコメを謳っている以上次はやっぱり恋愛がメインになって来るんでしょうか。田所(瀬戸康史)とナギサとの三角関係的な?…うーんあんまり想像つかないですね。まあ想像つかないからこそ楽しめるのかもしれません。

 

それにしてもメイが田所と同じマンションに住んでいるのをなぜあそこまでひた隠しにするのか、もうひとつ理解に苦しむんですよね。異性を意識し始めたばかりの中学生じゃないんですから流石に意識しすぎでしょう。周囲にしてみれば同じマンションに住んでいるとバレたところで「へー。そうなんだ。」ぐらいの反応しかしようがないような気がするんですが(笑)

 

次回はそのバレたくない事実、同じマンションに住んでいるという重大な情報(笑)が田所にバレたところからのお話です。次回で方向性がはっきり見えるのかな?