僕☆ロード麺!    -15ページ目

僕☆ロード麺!   

「ロードバイク」と「自作ラーメン」の記録。

先日会社の同期の新築したオシャレハウスでラーメンを披露した。ワンタン、煮卵、レア焼豚、のり、ナルト、ねぎ、背脂、メンマ…思いつく限りのトッピングをした豪華仕様の中華そばです。

【材料】1人前

•鶏清湯スープ 150cc
魚介乾物スープ 150cc

醤油タレ 30cc
•鶏油 20cc
•豚背脂 大さじ1

•サバ節 2つかみほど

•自家製細麺 130g


 ※春よ恋+ハルユタカ全粒粉5%
  加水率 37%  塩1% ボーメ5
       厚み6 1mm刃

手作りワンタン 2枚
レア焼豚 2枚
•ねぎ 適量
•ナルト 1枚
•メンマ 適量

【手順】
①スープを仕上げる

鶏スープと魚介乾物スープを合わせて
火にかけた後、追いサバ節をする。
節系の香りはすぐに飛んでしまうので
食べる直前に足したかった。

②ワンタンをゆでる

冷凍していた自家製ワンタンを3分ゆでます。
ゆであがったらぬるま湯に浮かべてよけておきます。

③スープを温めつつ麺をゆでる

小鍋で必要な分のスープを温め直す。
麺は細麺なので茹で時間は1分ジャストにしました。

④仕上げ

丼に醤油タレと油類を入れておき
そこにスープをそそぐ。
ゆであがった麺を入れて、トッピングして完成。

【実食】

子供たち交えての実食となりました。
それにしてもオシャレなお部屋…
いただきまーす。

うん!
うまい!


スープは魚介乾物のいいにおいが鼻から抜ける
醤油のキレと鶏油の甘さが混ざった
なかなかの旨さ。

パンチはないけど、やさしく体に染み渡る
いわゆる「中華そば」の味を作る事ができていた。

細麺の完成度がなかなかのもので
全粒粉を5%ブレンドしているのもあり、小麦の香りがよい。
加水もまあまあ高めにはせっていしたので
コシがあってばきっとしているというより
びよーんと伸びる、粘り越し系の食感。
すすると、スープを大量に吸い上げて
のどごしも良くとても美味しかった。

ワンタンは冷凍前に試食した時の方が美味しかったなあ…
ほんとは麺と同時にゆでるのがよかったのだろうけど
若干でろんでろんに。
茹で時間が違ったし、僕の実力ではオペレーション不能だった。
仕方なし…

全体的にわりと良く出来たラーメンだったように思うが
同期たちやその奥さんたちは
「うん…うまい。」「うん」

みたいな静かなリアクションだったので
実際どうだったんだろうと思った…
やっぱりもっとパンチが必要だったかな?

あと今回課題に感じたのは魚介乾物スープかな。
醤油タレで無理矢理まとまってはいたけど
もう少し雑味の無い旨味を引き出したスープは
勉強すれば作れそうな気がする。

それができればラーメンのレベルもぐぐっと上がるんだろうなあ。
そんなラーメントライでした。

しかし…いいなあ一軒家…

もうマンション買っちゃったしどうにもならんが…

その他の自作ラーメンはこちら


中華そば用にあわせる魚介乾物スープを作る。

【材料】
•水 1500cc

•にぼし カタクチイワシ中羽 120g
•干しするめイカ 30g
•羅臼昆布 8g

【手順】
①水だし
材料をすべて鍋に入れて
24時間置いておく。

③火入れ
極弱火で20分火入れ。
沸騰しだした時点で昆布とスルメは取り除いた。

④追いカツオ
最後に花カツオひとつかみを追いカツオした。

【味見】
仕上がりが結構にごってしまい
煮干しによるむわっとした魚臭さが
少し目立っていた。

うーん。
単体だとお世辞にもあまり美味しい出汁ではないなあ…

ただ鶏スープと醤油タレ、鶏油を入れて味見すると
結構まとまった。
不思議だ。
みそ汁とかにしても美味しいんだろうなあ…

乾物で出汁をとるの…難しい。
もっと勉強しなくては。



次回のラーメン披露の会が決まった。

同期が建てたシャレオツな豪邸を見学する事になったので
お礼と行ってはなんだが、ラーメンを披露する事に。

カドヤ食堂にインスパイアされて
ひさびさに中華そばを作る事にした。
そのための醤油タレ。

【材料】醤油タレ 640cc分

A.乾物
•干し貝柱 20g
•スルメ 20g
•にぼし 30g
•あご 20g
•羅臼こんぶ 10g

B調味料
•塩 20g
•みりん 40g
•酢 40g
•濃口しょうゆ 240cc
•薄口しょうゆ 200cc

水 500cc

【手順】

①乾物を一晩水につけておく

Aの乾物を500CCの水を入れた鍋に
一晩つけておく。

これだけで乾物が水々しい状態に復活。
昆布は大きく膨らみ。
出汁が出る。

②弱火に20分

火を入れる。沸騰する寸前で昆布は取り出して
そのまま弱火で20分煮込む。

結構灰汁が出るので丁寧にすくい取る。

③調味する
みりん、酢、塩を入れてアルコールを飛ばす。

④漉す
ザルで漉す。200ccまで煮詰まっていた。

⑤醤油を入れる
醤油を濃い口と薄口両方入れてかき混ぜる。
火は入れない。

完成。
そのまま冷蔵庫にて保存。

【味見】

次の日、お湯100CCと鶏油10cc、タレ10CCを合わせて味見。

醤油のキレが生きたすっきりとした味わいのタレになっていた。
乾物と醤油の旨味で無加調でも十二分な旨さ。
悪くない出来映えだと思う。


麺の作り方が固まってきたのでまとめてみました。
これが正解なのか知りませんが。
美味しく出来ますよ。

【用意するもの】

小野式製麺機(通称:小野君)
パスタマシン(アトラス ALT-150)
•麺帯まきとりキット(自作。にゃみ式というらしい)

•電子はかり
•計量カップ
•30度かん水(amazonで購入出来ます)
•強力粉(中華麺用は準強力粉)
•片栗粉
•塩
•ボウル
•包丁
•まな板
•ジップロック(大)
•サランラップ

【手順】

①粉と水をきっちり計量する

今回は加水率35%の比較的低い加水の麺を作る。

強力粉500gに対して水は175g。

30度かんすいは水の重さを8で割った分量をまぜる。
よって(水153g+かん水22g=175g)

これに小麦の重さの1%の重さの塩を入れ
しっかりと溶かし「塩水」を作る。
今回は5g。

電子はかりで1g単位できっちりと計る。

②水回し

小麦粉を出来る限り大きいボウルに入れ
塩水の半分程度を流し込む。

手で巻き上げるように塩水を粉になじませる。
力を入れてグイグイもみこむのはNG
残りの塩水を全量入れて再度やさしく巻き上げまぜる。

理想はパン粉のように粒が細かくそぼろ状にすること。
大きなだまができたら、できるだけ細かくちぎっておく。
塩水を小麦粉のひとつぶひとつぶに
均等に行き渡させることを目指す。

水回しは何度やっても難しい…

③ジップロックに入れて10分ほど休ませる

ジップロックに入れてチャックをしめてここでしばらく放置。
放置している間に塩水がしっかりと浸透し
さらさらだった粉がしっとりとしてくる。

④足踏み

ジップロックのチャックの一部を少しだけ空けて
空気を逃がす箇所を作り

上から足で踏む。(汚い足で申し訳ない…)

讃岐うどんなども同じ行程を通る。

ジップロックに入れたのはチャックを自由に開け閉めできるのと
なんしか丈夫だから。
破れなければ普通のビニールでも別に良い。

生地が一通り伸びたら
何度か折り込み
もう一度上から踏み込んで行く。

これを三回ほど行う。

⑤もう一度休ませる(30分以上)

足で踏みつける事により、生地にグルテンが形成されコシが出る。
加水が低いと、この時点で生地がかなり固くなっている。

ここで生地を休ませると、結合がゆるみ生地が柔らかくなり
そのあとの作業がやり易い。

また、白くまだらになっているところに
しっかりと水が入るので麺帯にまとめる行程が楽になる。

※たぶんここで一晩おいておくと良いと思うが
 僕は時間優先で最低限しか休ませません…
 低加水の麺ほどここで休ませた方がいいです。

⑥生地を適度な大きさにカット

小野式製麺機に入る幅に生地をカットする。
500gの粉からの場合は大体2等分にする。

700gだったら3等分など、作業し易い適当なサイズに。

⑦8部完成の麺帯を作る

カットした1つを小野式に投入。
厚み設定は最大。

このようにバキバキにわれた汚らしい状態になるが
これがある程度綺麗になるように繰り返し小野式に通して行く。

厚みを最大から少し狭めて、もう一度通して生地をさらに薄く伸ばす。

それを二つに折って、再度厚みを最大に設定し
二つ折りのまま小野式を通す。

厚みを最大から少し狭めて、もう一度通して生地をさらに薄く伸ばす。

それを二つに折って…繰り返し、繰り返し。

※幅を狭めすぎて生地を通すと製麺機のローラー部の負担が高まり故障の原因になる。
 なのでこまめに厚み設定を調整し、製麺機に負担がかからないように注意する。
 グイグイ無理矢理通すと力強くこねている気持ちになるが
 結局綺麗な麺帯をつくるには、徐々に厚みを薄くする丁寧な作業の方が良い。

⑧もう片方も同じ作業をする

小野式投入前と投入後。

同じ作業をして両方とも帯状に。

⑨2本の帯を結合させる

⑦と同じ要領で、2本の帯を結合させて一つにする。

このあたりから麺帯が長くなってくるので
にゃみ式を使って、できあがった麺帯を巻き取って行く。

⑩ベース麺帯の完成

生地がすべて一つになり
表面がなめらなに、綺麗な麺帯になったら
ベース麺帯の完成。
厚みは2mm程度にしておく。

これで小野式での作業は終わり。


⑪麺帯をカット

実際食べる麺の長さを想像しながら
同じ長さになるように麺帯をカットして行く。

この次の行程でパスタマシンを使ってさらに薄くするので
「少し短いかな?」

くらいにしておくのがポイント。

⑫パスタマシンで厚みを調整

小野式の厚み設定はビスの締め込みによる無段階のアナログ設定。
勘でやるしかない。

なので、最終仕上がりをコントロールするため
目盛りで厚み管理をしているパスタマシンで最後の厚み調整をする。

カットした生地を一枚ずつ通して行く。

今回は厚み5(中太レベル)に設定。
  
  ※厚み目安
  うどん:0~1
  つけ麺用麺:2~3
  太麺 4
  中太麺 5~6
  細麺  6~7

⑬パスタマシンの切刃で麺にする

いよいよ最終仕上げ。

パスタマシンに最初からついている2mm幅の切刃でカット。
麺の完成。

僕のパスタマシンには最初から2mmと3.5mmの刃がついている。
それに1mmのアタッチメントを追加購入し3種類を使い分けている。
厚みとくみあわせれば結構な種類の太さの麺が作れる。

 ※幅の目安
  3.5mm:うどん、つけ麺用麺、フィトチーネ
  2mm:太麺、中太麺
  1mm:細麺

⑭麺の完成。打ち粉をする。

切った麺はまとめてボウルに入れて。片栗粉を入れ


しっかりと全体にまぶして


麺同士がくっつかないようにしておきます。

すぐ使うならこのままラップして保存しても良いし

しばらく置くなら、キッチンペーパーでくるんで
ジップロックに入れて冷蔵庫保存します。
(結構水分がでるので、キッチンペーパー必須です)

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500gの粉だと2時間以内に作ってしまいます。
寝かしの行程が長いともっと時間かかりますけどね。
出来上がった麺は4日程度は持ちます。

製麺所などで作った麺は、だいたい一晩寝かせてから出荷するようです。

寝かしてからの方が美味しいという話も良く聞きますが
小麦の香りは打ち立ての方が強いので僕はすぐ食べてしまいます。

粉の選択によって同じ加水率でも全然違う麺になります。
非常に奥が深いので極めるのは無理だと思っています。

年始にいったカドヤ食堂のワンタン麺が非常に美味しかった。
ワンタンってラーメンのトッピングとして昔からあるけど
最近のラーメン屋では意外と目にする事は少ないような。

ん?
よくよく考えてみるとワンタンの皮って
材料は麺と全く同じだし、小野式製麺機を持っている僕なら
普通に作れるのでは…

早速インターネットでレシピを調べて作ってみました。

結果は大成功。ちゅるんちゅるんのおいしいワンタンが出来ました。

【材料】30個

A 皮
•中力粉 200g (ゴールドかもめ)
•水 90CC (かんすい10cc  + 水80cc)
•塩2g
※加水率45% 塩1%

B たね
豚ひき肉 160g
刻みねぎ 適量
塩 適量
こしょう 適量
醤油 隠し味程度
すりおろし生姜 小さじ1程度
ごま油 ひとまわし

【手順】

①生地の準備

小麦粉に塩を溶かした水を回しかけ
しっかりと水回し。

ジップロックに入れて
5分ほど置いておいて塩水をしっかりと
浸透させてから

足で踏む。伸ばしたら折り込んでまた踏む。
これを三セット。
麺作りと同じですね。

②小野式製麺機を使って麺帯を作成

麺を作る時と同様に
しっかりとねり込んで綺麗な麺帯を作ります。

③パスタマシンで厚みを調整

麺帯をパスタマシンに通して
薄くします。

今回は7目盛りにしました。
麺作りはしたことない薄さです。

④ワンタンサイズにカット

ワンタンサイズにカットして行きます。
きっちり30枚とれました。
(ネットでは一応40枚分の粉の量だったはずなのですが…)


⑤もう一回薄くする

面積が少し小さく感じたのと
出来てみると意外と分厚いなと思ったので
もう一度一枚ずつパスタマシンを通しました。

結局厚み8に。

加水率が高めなので、皮がひっつきがち。
片栗粉をまめにふって、生地同士がくっつかないようにします。

これで一応皮は完成です。

⑥タネを作る

Bの材料をすべてボウルに入れて良くこねます。

⑦包む

ワンタンの皮を置いて
ティースプーン1杯程度のタネを置きます。

水を少しつけて
3角に折ります。

このとき頂点が少しずれるようにすると
プロっぽいみたいです。

⑧完成
出来ました。
結構いい感じなのでは?

【味見】

鶏ガラスープのもとと醤油で
野菜中華スープを作っておいて。

ワンタンをゆでて
上に浮かべて食べてみました。

茹で時間は3分弱ですかね?

麺ならちょっと茹で過ぎなのでは
というくらいの時間ですが
ワンタンはちゅるんちゅるんのほうが旨いので。

壊れ易いので
たっぷりのお湯で茹でて
網ですくって取り出します。

食べてみると…

おおう!
超ちゅるちゅる!

うめえ!
流動食や!

これは大成功です。

たねの味付けはもう一工夫あっても良い気もしますが
皮はかなりいい感じに出来ています。
しっかりと茹でたので下手したらバラバラになるかもと
思っていましたが全く大丈夫。
さずが「ゴールドかもめ」!粘りコシです。味も良かった。

いつかのラーメンのトッピングに使うため
20個は家族とともに晩ご飯として食べ
10個は冷凍しておきました。