長者ヶ原遺跡では、多くのトンボが飛んでいるのを見ました。
トンボは古代から人々に親しまれていたようです。
日本の本州の古称、秋津島(あきつしま)は、蜻蛉(トンボ)の古名アキツに由来するという説や
神武天皇が日本神話の中で国土を一望してトンボのようだと言った、ということからも
何か特別な存在だったのかもしれません。
戦国時代になると、トンボは「勝虫」(かちむし)の別名をもっていたことは、大河ドラマ「天地人」などでも
おなじみ。上田五十騎(上杉景勝が上杉謙信の養子となるために春日山城に入る際、家臣団から選ばれた精鋭50人)の甲冑にもトンボを使ったものがありました。
トンボは俊敏な動きで肉食。昔の人は、その生態をちゃんと観察していたんですね。
あれこれ思いを巡らしながら、美しい飛行体、勝虫文の模様をグラスにつけました。
羽の美しさをもっと丁寧に扱ってあげればよかったと反省しつつ。。
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