【中編】プラトン立体と魂の覚醒 | 日本イルミナティ協会

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意識進化とは、人間が覚醒に向かうプロセスである。

 

 

そのために何が必要か・・・・・・。

 

 

多くの人は「瞑想」だと答えるだろう。

 

 

だが、瞑想で半覚醒した人間が果たして存在するだろうか。

 

 

達磨大師は手足が腐るまで9年間も座禅を組み続けて悟りを開いたそうだが、それは並大抵のことではない。

 

 

達磨の悟りが何かは不明だが、半覚醒はしていないだろう。

 

 

 

釈迦はヴィパッサナー瞑想という独自の内観法で悟りを開いたが、釈迦の悟りは「半覚醒」だったと言える。



しかし、釈迦以外でヴィパッサナー瞑想で半覚醒した人がどれだけ存在するだろうか。

 

 

もちろん、瞑想も内観も大切だが、神の化身と呼ばれたサイババや高級霊シルバー・バーチは、「最高の霊性修行は奉仕である」と説いている。

 

 

だが、奉仕活動で半覚醒した人間が果たして存在するだろうか。

 

 

マザー・テレサは半覚醒しただろうか。

 

 

マザー・テレサの名言集を分析する限りは、そのようには思えない。

 

 

 

 

 

 

 

【意識に進化を与える唯一の方法】

 

オコツトはこのように教えている。

 

『プレアデス的統制』、すなわち科学的価値観は、決して事物の本質を説明できない宿命を持っています。

 

それは、物質という人間型ゲシュタルトを基本にその理論体系が組み立てられているからです。

 

『プレアデス』はわたしたちの世界から見ると、宇宙精神の全体構造において最もミクロ世界に位置する空間に存在しています。

 

宇宙精神には、このミクロ世界に自らの全体構造を投射する仕組みが存在しており、あなたがたが物質として見ている存在は、宇宙精神の影のようなものです。

 

重要なことは、この影の本質が何なのかを見つけ出し、『プレアデス的統制』に変容を与えることにあります。

 

この知識を獲得することこそ、今の地球人の意識に進化を与える唯一の方法なのです。

 

 


 

その1つが「プラトン立体」の理解だと言えるだろう。



半田広宣氏はオコツト情報に基づいて、「ヌーソロジー」という宇宙哲学を展開しているが、その理論構築の協力者に意識物理学者の佐藤博士がいる。

 

 

2015年8月22日、佐藤博士の講演会に参加する機会を得た。

 

 

その時に出てきたのが「プラトン立体」で、意識進化に大きな関係があることを理解した。

 


やはり、意識進化のためには図形の理解が必要だったのだ。


 

佐藤博士の講義を聴いていると、女神に見せられていた霊夢が懐かしく思えた。

 




■まず、基本となるのが「正四面体」である。



正四面体は3次元構造体の最小単位であり、人間の意識の最小単位でもあるが、下図のとおり2つの見え方がある。





本来、この世は四元性の世界だが、多くの人は自分軸(実軸)しか見えておらず、他人軸(虚軸)が見えていないために、この世を二元性の世界だと錯覚している。


 

多くの人が実軸上に意識が落ち込んで、「2×2」の「2」しか見えずに、二元性の世界に囚われているということだ。

 


「3+1」へ行くには虚軸である「×2」が必要で、「2×2」の四元性を観察する位置に立つことで、非二元の5次元に上昇していくということである。


 

他人軸(虚軸)が見えてくると「2×2」の四元性の世界認識へ戻るが、「2×2」が等化された結果の世界が「3+1」の物質世界である。



非二元の知識を得ても単なる知識であり、瞑想でワンネス体験しても一時的な感覚に過ぎない。

 


二元性の世界(囚われた3次元意識)から脱却するための原点となる基本は、まずは本来の四元性の世界を理解して、隠れた虚軸を発見することに尽きる。

 


それによって、初めて自己と他者の等化が起こるのだ。



これが主客一体の変換人型ゲシュタルトであり、私が言う「左右反転」の認識が立ち上がることになる。




下図のaを観察しているbが通常の人間の視点だが、aからbの観察視点も持つのが変換人型ゲシュタルトである。


 



肉眼で見る視界はあくまでもbからaだが、aからbを見ている感覚が視界に重なるために、左右が反転したような奇妙な感覚に襲われるのだ。

 


これが非二元のワンネスの状態だが、5次元意識が覚醒すると(魂が半覚醒すると)、次にaとbを客観的に見る視点(c)が生まれる。

 

 


人間としての自分はあくまでもbだが、半覚醒した魂の意識はcなのである。

 

 

b(自分)のことが他人事のようにも思えるが、a(他者)のことも自分事のように思える感覚である。

 

 

しかも、「内外反転」の感覚によって、aもbも自分(c)という感覚であると同時に、自分(c)が投影しているものだという認識となるのだ。


 

半覚醒してcの視点を獲得すると、「自他の関係」や「世界と自分の関係」が3次元的な感覚とは全く異なるものとなる。



 

 


私は今のところcまでの視点しか持っていないが、さらに上位の次元観察子が顕在化すると、abcが凝縮化されて点になり、新たな視点(d)が生まれるという。

 

 

それを繰り返していくことが意識進化だが、ヌーソロジーに対応させると下図の右のようになる。

 

 

 

私は次元観察子ψ5~ψ8が5次元意識だと解釈しているが、この図を見てもcがψ5とψ6で、その凝縮化がψ7とψ8となっている。

 


そしてψ13の次元観察子が顕在化することを、オコツトは「覚醒」と呼んでいるが、それで終わりではない。





以上、佐藤博士の講義の基礎的な概要を紹介したが、詳細は以下の本をお読みいただきたい↓


購入ページ下矢印

もう一冊、半田広宣氏と佐藤博士の共著もお薦めしておく↓


この2冊を読めば半覚醒するというわけではないが、意識進化に役立つ内容となっている。
 

このような勉強をしなければ半覚醒できないのかというと、必ずしもそういうわけではない。



続きは【後編】に譲ることにしよう。