イルミナティ本部（イルミナティとフリーメーソンとユダヤ人の関係）

真相に近いと思われる情報をまとめると、フリーメーソンのメンバーだったアダム・ヴァイスハウプトが、1776年にロスチャイルドの支援により、フリーメーソンの世界政府樹立の「ニューワールドオーダー」を目的として、ドイツのバイエルンで創設された。

そして、アメリカの独立戦争を計画して実行した。

イルミナティの設立年とアメリカの独立戦争が同じ年なのは、偶然ではないのだ。

一言でいえば、アメリカは「イルミナティ国家」なのである。

ジョージ・ワシントン、トーマス・ジェファーソン、ベンジャミン・フランクリン、ジョン・アダムスなど、アメリカ建国の功労者の多くがフリーメーソンだったと言われているが、彼らは単なるフリーメーソン会員ではなくイルミナティだったのである。

その為、アメリカの1ドル紙幣には、イルミナティのシンボルである「プレビデンスの目」や「フクロウ」や「オリーブの葉」が描かれている。

真偽は不明だが、イスラエルのフリーメーソンの伝承によると、ジョージ・ワシントンとアダム・ヴァイスハウプトは同一人物だという。

1782年、イルミナティはロスチャイルドの本拠地だったフランクフルトに本部を移し、ロスチャイルドの金融ネットワークと協力しながら莫大な利益を上げるようになっていったが、その革命思想が暴露され、1985年にバイエルン政府から解散命令が出された。

その後、イルミナティは深い関係を持っていたフランスのフリーメーソンに紛れ込んで活動を続け、メンバーだったナポレオンが1789年～1799年にフランス革命を起こしている。

その功績を称えられてナポレオンは歴史上の偉人としての扱いを受けているのだ。

イルミナティの元幹部を自称するレオ・ザガミによれば、「イタリアのフリーメーソンのロッジP2がイルミナティ」とのことだが、それはイルミナティの一派に過ぎない。

ロッジP2とは、イタリアのフリーメーソンのグランド・ロッジの下で活動していたロッジの1つだが、爆弾テロや経済犯罪など度重なる犯罪行為、国家転覆計画などが発覚し、1976年にフリーメーソンの承認を取り消されている。

フリーメーソンから破門された後も、ロッジP2は秘密結社として活動を続けていて、それがイルミナティとのことだが、「それもイルミナティ」と表現した方が正しい。

イタリア警察の調査によると、当時のロッジP2の構成員は932人で、第2次世界大戦後の王制廃止により、スイスやポルトガルでの亡命生活を余儀なくされていた元イタリア王国王大使や、イタリアの現役将軍30人、現役国会議員38人、現役閣僚4人、その他、アンブロシアーノ銀行の頭取などの実業家や大学教授などが含まれていたという。

その後、ロッジP2のメンバーだったシルヴィオ・ベルルスコーニが、イタリア首相になっている。

つまり、「イルミナティ＝フリーメーソン」ではないが、両者は切り離せない関係にある。

イルミナティはフリーメーソンを隠れ蓑にした秘密結社とも言えるし、結果的にはフリーメーソンの最高幹部による秘密結社とも言えるが、そうとも限らないということも分かる。

それが各国の王侯貴族や政府機関をも支配する影響力を持っているということだが、イルミナティの公式サイトも存在している。

しかし、このサイトが本物かどうかは分からない。

最終的に、イルミナティの中核は何かというと、在米ジャーナリストの草刈龍平氏によると、ニューヨークの世紀協会（THE CENTURY ASSOCIATION）だという。

これがイルミナティ本部らしい。