皮革用塗料の専門家 -63ページ目

皮革用塗料の専門家

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今日は”配合と工程の意図”について書いていきます

 

先日リニューアルしました色見本帳

カラーチップの数は89、そして「仕上後記」という解説が全16ページ付き

 

カラーチップ向けに各色50デシほどを染めました

その際の仕上げの配合工程を公開してます

 

前回と配合工程が違うというツッコミという名の問い合わせ( ゚д゚)ハッ

 

2年前の初版の色見本帳

その時と今回の配合工程が違うのよね

 

結論から言いますとたいした意味はありません

次のリニューアルまで色見本帳は同じ配合工程を基本にしますけどね

 

大切なコトは↓↓↓

意図をしっかり持って、やっちゃいけないことをしない

 

意図は正解の必要はない

この配合、この工程に対しての自分があればOK

間違ってても次に改善すれば良いからね

 

レンカラー・ダイカラーの染料とエッジカバーの顔料の仕上げ

仕上後記にも書きましたが、どちらも1発目のスプレーがポイント

 

まずは凹部分に色を入れる意識をする

んで、染料は色の奥行きを狙う

顔料は塗膜感を抑えて色を映えさせる

 

意識してるのはそんなところ。

 

 

下地が2年前の生成りからタンロー寄りになって気付いたのは染料は微妙な違いがでますね

 

生成りだと元々の黄味や赤味があって紛れちゃう感じ

初版の色見本はオレンジ系もブラウン系も違いが分かりづらかったけど。

うーん。レッド系が紛れちゃってる感じかな

ブルー系もピンクもぱーんって感じで自己主張できてるね

 

染料の結論は…染料は下地との足し算でもあるっ

 

なので染料系の色数は最低限のラインナップ

下地の色合いで左右されますし、染め方によって濃いとか薄いがありますからね

 

例えばグレーとかベージュとか水色とか。

 

染料で表現するには下地の色合い染料の濃度、そして染め方

この3つを固定できれば、毎回同じ色にできるのが染料

 

簡単には固定できませんけどね

はい、これが染色のですよ(o´艸`)ムフフ

 

エッジカバーを通常粘度から低粘度に。

スプレー塗装を前提なら低粘度タイプが使いやすい(当たり前

 

そして今回は全体的に艶消しマット寄りに見せたかった

艶アリの透明感ってのもあるのだけど
艶消しマットは色が締まるというか深く感じるんだよね(個人差アリ
 

なのでウレタントップマットを駆使しつつ

CABラッカートップマットもふんだんに

 

そんな意図が詰まったリニューアルした色見本帳

 

 

どっちがオマケか分からないぐらいの配合工程を纏めた解説付き

 

革の仕上げの配合工程を纏めた解説に色見本帳も付いてます

とも言える自信作となっています

 

つづく。

 

 

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今日は”ウレタントップの可能性”について書いていきます

 

手染めをするでもしないでも関係なく

手染めをした革にはもちろん効果抜群(☆ω☆)キラーン

ヌメ革生成りの防汚コートとして時には仕上がっている革の防汚コートにも…効果抜群(☆ω☆)キラーン

 

耐久性を求められるトップコートとして現時点で最強と断言しても言い過ぎではない。

Lizedの象徴の1つとも言える”ウレタントップ”

 

最近、異変というか違和感に気付きました…

 

ウレタントップだけを買う方が急増している

今までもそういう注文もありましたが、染料やらディルエント、プラントオイルなど

やはり染めるからウレタントップも一緒に補充するわけで。

 

メタリックペーストやパールペーストにも興味あるから一緒に買うわけで。

コバ向けのエッジカバーやポリッシングワックス、グレージングトップ

 

作り手の好奇心を刺激しまくる豊富なラインナップでお出迎え

 

ほとんどがグロスとマット或いはグロスとスタンダードの組み合わせ

 

…なんだろな??

 

求める色合いや仕上がり感が異なるから使用する塗料も異なる

 

なのにほとんどが同じ注文内容

それも新規の注文なのですよね

 

謎が深まる…そうだ、エゴサをしよう

 

…そう来たか( ゚д゚)ホゥ

たぶんこれだっ!(じっちゃんの名にかけて

便利な世の中ですねっ

 

絵の具の希釈剤として注目されてるらしい(o'ノ3')ヒミツダヨ

ある絵の具の定着が良くないから剝がれやすいのをウレタントップを混ぜて改善するらしい…

 

希釈って意味知ってる?濃度を下げるコトですぅ

 

その絵の具の濃度を下げたいなら希釈ですが、そうではないですよね?

色を付けるのにはこの絵の具が最高だから、何か良い希釈剤がないかな?

理解できない…保守的な考え方なのかな??

 

まずは絵の具の見直しをしないと何も始まりませんよ(真剣

 

絵の具=顔料。

皮革用の顔料がどのような性質なのか?

 

興味がある方は過去記事どうぞ↓↓↓

 

 

顔料って同じ括りでも皮革用には意図があってミルクカゼインと油脂が配合されてます

ここまでの説明で革にも使えますよっていう兼用的な絵の具は排除できましたか?

 

自分の大切な革製品を絵の具で直そうとは思いませんよね?

そういう方はリペアでも使っちゃダメですよ

 

もう1つが向けがメインの補修用クリーム

別の記事で書き殴りますがってね、革の仕上げの中でも珍しい立ち位置です

基本的に色は落ちてもOKで見た目重視って感じかな

 

そんなクリームじゃ、色落ちを止めることが重要な革製品(財布とかカバン

…を直せるわけないwww

 

Lizedで言う皮革用の絵の具はペイントカラーかな

これは単独使用だと色落ちします、そして間違いなく割れます♪

ウレタントップと混ぜて、それを回避します

配合が苦じゃない方や実験が好きな方にオススメ

 

エッジカバーの主成分は顔料とウレタン樹脂

基本的には割れない剥がれない着色剤

少し着色にパンチがないと感じるかもだけど。

 

エッジカバーは皮革の柔軟性に対応するには安全な濃度なのです

顔料は着色するだけで顔料自体は割れるし色落ちします

だからね、絵の具が割れて色落ちるのは想定内ですね

 

ウレタントップの強度は皮革用だと…かなり優秀ですぅ

だからね、希釈剤じゃないの。

メインというか主役が…ウレタントップなのですよ☆

 

その絵の具の発色がとんでもなく良いなら話は別だけど。

結局さ、絵の具がダメだからウレタントップなんでしょ?

 

結論=ウレタントップは希釈剤ではありません

ウレタントップの良さを知ってもらえたのは嬉しいですぅ

 

が!

 

エッジカバー各色の良さも知ってもらえたら最高です♪

 

つづく

 

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(無知って無敵。

 

 

*期限切れの個人情報ですぅ

 

 

今日は私が”初めてパキスタンへ行く編”について書いていきます

先に言っておきますが革の話は一切なし。

 

就労ビザが手書きですよ、昭和ですよね~(平成ですけどね

 

シロガネーゼ。そんな高級住宅地に大使館がありました

18年ぐらい前ですね、当時のわたくしは緊張しましたよぉ

 

東京と言えば上野ぐらいしか知りませんからね笑

新鮮でしたよ、シロガネーゼ。(言いたいだけw

 

今思えば20代の頃にパキスタン?

そんなチャンスありませんよね????

好奇心だけで飛んだのが正直なところ。。

 

ほんとはね、師匠が1人で行くはずだった案件。

師匠が事故って足を折ったって。(完膚なきまで嘘。。w

たぶん、急に行きたくなくなったから「じゃあ、おまえ行ってこい」的なノリ

 

革をイジリ始めて6年ほど

韓国や中国に月1でカバン持ちのような立場で2年ぐらい経った

 

そろそろ…

「ひとりでも俺いけるんじゃない?」

 

若さの勢いってやつですね^0^)ゥケル

 

今までの経験だと何百回も海外に行ってます(韓国と中国ばかりですけど

その中で1回しか行かなかったパキスタンですけど鮮明に覚えています

 

バンコク経由のカラチ行

経由って言っても降りる人だけ降りて。カラチ行は残る。

そんな経由あり??そうそう飛行機でタバコも吸えたなぁ

 

バンコクまではタイ人みたいなのが多いわけで。

少し違うかなって見た目。まあまあ東アジアね

 

その人たちが降りる。

 

バンコクから白装束みたいなパキスタン人が乗ってくる。

すでに現地入りする前に異世界となりました

 

 

((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

 

 

偏見ですけどね、経験したことない空間にビビりました

リュックを抱きながら(誰も捕らないってw

外敵からの攻撃に備えて目がぱっちり(なんもして来ないってw

 

カラチ空港に到着する際に窓から見えた景色は今でもはっきり覚えています

 

ほこらに火が灯してる感じ…

あー、今から始まるんだなってwkwkしましたよ(強がり

 

イジャズ。当時アテンドしてくれた現地の方の名前。

今でもはっきり顔を覚えてます

そのぐらい人生のインパクト。

 

なにもかも異次元でしたね

折りたたみのガラゲーだったし。

wifiとか無い時代だしね。。

 

ホテルはまあまあ高かった(1泊100ドル以上ね

その頃は韓国でも中国でも60ドル払えばそこそこのところ泊まれた記憶

 

ホテル入り口には飛行機に乗る時の金属探知機みたいのが常設

各階には見回りがウロチョロしてましたね、鉄砲抱えてw

 

今思えば、すこぶる治安が良くなかったのでしょうね

 

パスポートを確認したら12日間の滞在でした

5~6件ほど現地タンナーでデモンストレーションしました

 

予想通り牛とか豚の革はない

メインは山羊ゴードとか羊シープとかね

今でも1冊のファイルに配合工程とレポートが纏めてあります

 

 

朝はホテルビュッフェ

昼はKFC又はマック

夜はホテルビュッフェ

 

聞こえはいいけど。。

 

朝はフルーツ

昼はファストフード

夜はカレー

 

ルーティーンでしたね(すぐ飽きたけど

 

その頃のパキスタンはチップ文化で。(今は知らないけど。

ホテルにチェックインして、その時にアテンドしてくれたボーイに

相場分からないし日本円で5千円ぐらい渡したのよ

 

帰国するまで、ずーっと面倒見てくれた(餌付け成功してた?

 

ブログに書ききれないぐらいの思い出があります

自分に自信を持ったのがパキスタンだったんだなぁって

 

まさに転機ですね☆

 

普通の人が体験できない領域に踏み込んじゃったという後付けの体験

手で食うとか、宗教とか、生きていく軸が違った。

20代でそんな体験できたのって自信にしかならないよねって。

 

その当時はそんなこと感じてないけど。

 

時間が経つと思うコトあるよねって話。

 

 

つづく。

 

 

 

 

 

 

 

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(好奇心増殖中…

 

 

 

 

今日は”染料の色合わせ”について書いていきます

 

少し前に調色ってテーマで顔料について書き殴ってます↓↓↓

 

調色って個人の感覚なんだよね

どんな考えでもやり方でもゴールすればOK

 

なんだけどね…色の深みって別だと思うの

 

パッと見で同じぐらいまでは誰でもいける範囲

同じ色合いでも色の深みって違うと思うのね

それってモノの価値観ぐらいスペックも正解も無い境地

 

顔料メインの色合わせは同系統の淡いで下色

少しづつ色目を上げてゴールの手前まで来たら、そしてドンピシャを狙う

 

顔料の調色の注意点は目標の色を通り過ぎない。行き過ぎないコト。

顔料系は色合いも大切だけど、塗装感を抑えるのも大切

 

さて今回のテーマの染料の色合わせ

個人的には染料の方が簡単

 

顔料はまさに正確に積み上げていく感じだけど

染料は適当に重ね合わせていく感じ

 

 

*この色合いは??

 

質問をもらったのが、この色合い。

グリーンというかオリーブというか。黄緑?

色の名前なんてどうでも良いですぅ

 

凹部分に見える色。

レモンイエローとグリーンでしかっり下色を付ける

実際の色合いよりも明るく淡くてOK

 

そして目標にする色合いよりも気持ち濃い目の色。

グリーンにレモンイエロー、ほんの少しココアブラウン

 

シャドウ液のようにベール液のように塗り重ねる

凸部分が少しだけ色濃くなるように意識するのがコツ

手染めで上手くいかないならエアブラシも選択肢に。

 

エアブラシが可能ならエッジカバーオリーブやNCラッカーピグメントなど

発色がキレイで透明感のあるすっきりとした仕上げが可能です

 

目標とする色見本がスプレー塗装ならば、手染めだけで再現は難しいですよね

 

染料の色合わせは明るくて淡い色合いで下色、その後に見本より濃い目で色の深みと透明感を出す

革の細かい凹凸を生かす色の選定です

 

同じの染料で塗り重ねても、パッと見は同じ色合いでも

革表面の凹と凸で意識した色の深みには絶対に勝てません

 

同じ絵の具と筆で描かれる絵が違うように。

同じ塗料であっても革の凹凸に対して意識の差が色の深みとなります

 

 

つづく

 

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*とりあえず写真は使いまわしw

 

 

今日は”禁断の対比”について書いていきます

その2というより〆です( ー`дー´)キリッ

 

その1ではポリッシングリキッドとポリッシングワックスについて書き殴りました

 

 

 

今回の主役は五助屋トップコートとLizedウレタントップ

 

トップコート…目的は耐久性の向上と艶合わせと手触り

 

Lizedウレタントップは現時点で考えられる最強=高耐久

そういったコンセプトで誕生しました

 

だってトップコートって最後の砦でしょ

最強の1品が求められてる、じゃあこれでしょ

 

1つ答えだったと思う

それにが響いたからロングセラーになってるし、これからもLizedの1つの象徴となる存在

 

そこに五助屋トップコートの案件

案件と言ってるのは結果論なだけで好き勝手にキャッチボールしてるだけ

 

5skぱいせんのYouTubeを眺めてて(朝の日課ですぅ

YOUの好きなトップコートって何よ?から始まった企画

 

「そこそこで良いんだよね」

 

…ん?

 

そこそこ防汚性があって(やってないより向上してて

でもケアワックスやオイルが浸透する塩梅。。

 

なんだよ、塩梅って…

塗料サンプルが到着してイジる…

ということで塩梅が確認できましたっ

 

5skぱいせんが言う「革らしさ。」

そこに尽きるんだろうなぁ

 

「これ、どうよ!」って大声で言えるサンプル。

やってやろうかなって(・∀・)ニャニャ

 

そのイメージにはめてやろうっていう野心が芽生える

 

意味の無い競争って好きなのです

構えたミットにスナップを効かせて伸びのある…脱線してしまった。。

 

数あるウレタン樹脂から選定をして、まずは安定性を確認。

初期サンプルは見事に安定性の段階で失敗(そんなこともあります

 

塗料を混ぜるとか=配合。塗装を軽くするとか=工程

そのへんの加減で調整するのが配合工程

 

極端な話、100倍に薄めたら1/100の効果があるのか?

 

体感だと薄め過ぎると、どこかの段階で効果が無くなる

一定以上を造膜させないとコーティングにならないというか。。

一定以上の固形分(不揮発分)が無いとダメ。

 

一般的な皮革向けのアクリル樹脂の限界はそこにある。

(特別な高耐久のアクリルは出会ったことがないですが。

 

ウレタン樹脂の特性の1つが薄くても強靭な膜を形成する

アクリル樹脂は一定の膜厚がないと特性が発揮できない

 

今まで革と塗料をイジッてきた経験からの確信。

 

なので、アクリル系のトップコートはテカリが気になるのですよ

そしてタンナーでアクリル系のトップコートを採用しているのは聞いたことない(断言

実績のないアクリル樹脂のトップコートはやめといた方が良いですよ

 

さてさて五助屋トップコートの主成分はもちろんウレタン樹脂です

いい塩梅を意識していますっ

 

樹脂の主成分も大切だけど、もう1つ大切なことが。

塗膜の縦と横の関係。ふぁ?なにそれ?ってなりますよね

 

縦=密着性、横=被覆力を表しています

密着性は革に浸透しやすい、被覆力は革の表面に塗膜を作りやすいっていう特性

これは相反するスペックですね

 

そこに硬度も加わって。硬度も相反するスペック

硬くて柔らかいのって無いでしょw

 

そこに耐久性という絶対評価をしてコストとバランスを計る

 

塗膜感は無いけどトップコートと呼べる耐久性

縦を多めで硬めでいこうかなってのが、なんとなくの指針

そこから原料であるウレタン樹脂の組み合わせを考えてハメ込んでいく

 

分離とか腐敗とかの安定性と他製品との相溶性などを確認して製品化の判断

 

力強くバットを振るだけじゃダメということを再確認

ものづくりをしない視線からの提案をモットーにしてるけど。

作り手目線の”ものづくり”も嫌いじゃないかも。

 

 

つづく

 

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