床面処理という呪縛 | 皮革用塗料の専門家

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皮革用塗料の専門家Lizedのりうです

(今だからこそカレーを極めたいっ

 

 

*量産の床面処理はスプレー

 

 

今日は最近気になることについて書いていきます

 

テーマは「床面処理」

 

革は表皮を銀面、裏面を床面と呼びます

ゆかではなくとこです(あ、常識ですね

 

基本的に床面はボソボソしてます

なので、床面処理をします・・・革製品の作り手の方がね。

 

タンナーの多くはリクエストが無ければしません

リクエストとはオーダー元の製品メーカーや革問屋などを指します

 

結局は原厚で使われないなら無駄でしょ?

漉いたらボソボソに戻るし。

 

そうなると工程が増えれば、コストが上がるからね

 

じゃあ、量産で床面処理するのはどんな時なの?

 

塗装をしていくと細かいゴミやホコリが気になる時がある

そんな床面からの誘因を防ぐ為の床面処理

 

だから、メインの銀層を仕上げる前にスプレーで適当に裏吹きしておく

 

裏吹き(うらぶき)・・・タンナーの床面処理の通称。適当な水溶性バインダーを床面に塗装して、床面からゴミが飛散しないようにするのが目的

 

適当な水溶性バインダーは、ブタジエン(ゴム系)やアクリルを指します

床面からのゴミが飛ばなければよいから目的に対してコスパの良いという正解が適当な水溶性バインダーってこと

 

もちろん磨くことはしていない(基本的に。

 

めっちゃペタッとしてるじゃん!艶出てるじゃん!っていう革もある

それは、裏吹きの後の工程=銀層の仕上げにおいてのアイロンプレスやグレージング、ポリッシングという負荷によって勝手に床面が潰れてるっていうのが通常の現象

 

タンナーの床面処理はゴミを防ぐ為。

作り手の床面処理とは目的が異なりますね

 

ただただガラス板で必死に磨いて艶出すだけがゴールじゃない

買う人は床面を重視していないんじゃないの?

そんなレザークラフターに喧嘩を売るようなテーマを次に書こうかしら。。

(けっして喧嘩を売るつもりはありません

 

 

つづく

 

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