【新製品解説】ウレコート2種とシルキーワックス | 皮革用塗料の専門家

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*まぜそばなう

 

 

今日は”新製品解説”について書いていきます

 

総文字数は・・・3000文字ほど。

まあまあ長文となっていますので、息継ぎしながら読んでくださいね

 

 

4月3日発売開始の新製品「ウレコート2種」と「シルキーワックス」

(ウールグリースは別の記事で書き殴りますね♪

 

先に分かりやすく言うと上位互換はすでにデビュー済み

下位互換を新製品とか・・・ネタ切れか?

 

ちなみに上位互換はウレタントップを指します

水溶性の樹脂としての耐久性はウレタントップが最強(断言

 

ウレコート2種の簡単な自己紹介はこちら↓↓

まだ読んでない方は、こちらを先に読んでおくと理解が深まるはず♪

 

 

 

 

ウレタントップを一言で表すなら…オールマイティー

(almighty)は、英語の形容詞で「全能の」という意味である。

 

一定の塗装量でなければ性能を発揮できない=極端に薄い塗装膜では効果が無い

塗料にとってそんな性質は当たり前なのだけど、ウレタントップは異なる

例え薄めたり、軽い塗装でも、それなりに性能を発揮する

 

薄い塗装でも強靭な塗装膜を形成する

そして、その効果は継続する

 

みなさんに衝撃を与えた一手と言っても過言ではない( ー`дー´)キリッ

 

はい、ここまではウレタントップのお話。

 

最強であってもウレタントップ一択ではない

Lizedが拘る選択肢と言う角度からだと甘いかなと。

 

トップコートに求められる耐久性としては負けない自信がある

ただね、ベースコートとしては強いだけでは個性がない

 

ウレコートを新製品とするにあたって、カテゴリーを何にするか??

ということでBASE COAT(ベースコート)を新設しましたっ

 

カテゴリー通り、トップコートとしては使用できない耐久性です

ベースコートという新たな選択肢を広げるのがウレコートなのです(結論先に。

 

 

ウレコート A・・・密着(ADHESION)、アンカー(ANCHOR)

 

まず1つの使い方としてアンカーコートの代用

従来のアンカーコートの樹脂構成はウレタントップグロスHをベースとしています

 

ラムスキンなどの柔らかい革に対して従来のアンカーコートだと塗装膜の硬さが気になるゴワツキのような感触

 

そんな事例に対応できるのがウレコートA

 

塗装する革の状態や浸透具合に合わせて水やペネトレーターと希釈します

塗装の方法は人それぞれなので、希釈するのが絶対ではありません

濃いなぁ、薄めたいなぁと感じた人だけ希釈すればOK

 

アンカーコートとして希釈する場合の目安としては同量程度までで様子見してみて下さい

風合いを保ちつつ密着する(たぶん、そのあたりに答えがある

 

もう1つの活用方法は、エッジカバー各色に配合する

意図はトップコートをする前提で柔軟性を含む革らしい風合いを得る

 

エッジカバーの樹脂構成はウレタントップMSに似た感じ(まったく同じではない

MSはトップコートとしては硬くはない部類であって、総合的には柔らかくもない

 

ウレタントップ各種に共通して言えるのは、塗装面に留まる感じ

ウレコートAを配合することで銀面であれば革の中へ食い込む感じ

 

革表面の銀面をエッジカバーで塗装するのであればトップコートする前提

トップコートで耐久性は補えるのだから、柔軟性と総合的な風合いを重視してのウレコートA

 

先にエッジカバーシーラーを塗ってからのコバ処理には、あえて使わなくても良いかな

NEOエッジカバーならトップコートしなくても良いのにウレコート配合して工程を増やすのはちと違うかなと思う。

 

ソフトレザー向けのアンカーコートと革らしい風合いを求めるなら選択肢としてウレコートA

 

 

ウレコート C・・・カバーリング(COVERING)、コーティング(COATING)

 

製品化の裏話。

は分かりやすいコンセプトであってニーズがあると即断即決の採用☆

正直、は迷いました。。

ニーズないかも今じゃないかも響かないかも。

 

が浸透性重視の縦型としたら、は被覆力重視の横型

まったくの交わらない特性・・・特には尖ってます

 

ウレタントップに比べて柔らかくて、単独だと粘着=タックがあるので注意を。

タックがあるので磨耗性はすこぶる良くないです。。

かなりの熱可塑性樹脂なので、アイロン80℃ぐらいで持ってかれます(なので単独ではアイロンできません

耐水性や耐溶剤性はウレタントップ同様に長けています

 

そんな特性で誰得なの??って

良いところ無いような…。

 

ウレタントップは塗装感の少ないスッキリとした膜を形成しますね

ウレコートCはポッテリとした膜を形成します

 

まさに被覆力重視の横型の名に恥じない特性( ー`дー´)キリッ

 

物好きなマニア受けしかしない?

 

まだ伝わらないかもしれない

絶対に分かってもらえる日が来る

 

というか、それを発信するのがLizedの役目ですから♪

 

ツルっとピカッとした艶、水を張ったような艶感

そんな艶を狙ってウレタントップを塗り重ねると硬くなりがち

基本的にカリっとした艶感だからね

 

ウレコートCを活用すれば(単独使用は危険

ポッテリとした膜ができて熱可塑性を活かしてアイロンでツルっとピカッとなる

 

ウレタントップHとMS、カゼイントップ

このあたりの水溶性トップコートと1:1ほどでベースを作ってから~

TOP COAT各種を塗装してからの~

アイロンすると特徴的な艶が得られます

 

配合比やらベースの塗布量、TOP COATの選定、アイロンの条件などなどで艶感は調整できますので、実験好きにはたまらないでしょうね☆

 

スッキリを推してきましたが、ポッテリもいかがでしょうか?という提案ですよ

 

塗装感に伴う艶感って活用によっては高級感ある仕上げになる

あの有名な革の艶感を再現できるかもしれませんね(たぶんできるよ

 

AよりもCの方が塗装膜が柔らかい

Lized製品の中でも1番柔軟性がある

そして、耐水性も耐溶剤性も長けていて熱可塑性もある

なんと言ってもポッテリする

 

エナメルほどは盛れないけど、ちょっとしたパテとして活用できるかもね

製品としては安定性ばっちりだけど、パテとして配合液にするとまだ未知なところがある

なんとなく本意じゃない使われ方される不安があるので。

とりあえず、オンラインサロンりうの実験室だけでレポートしていこうかなと。

 

そんな伸びしろもあるウレコートC

 

 

シルキーワックスについても簡単に紹介します(あとで製品紹介しますので

ウレタントップマットは艶消し、シルキーワックスは艶を曇らせる

 

そんな艶感とシルキーな感触が特徴です

エッジカバーやウレタントップに配合するのならば、5~20%ほど効果を発揮します

 

仕上がった革やコバに単独で薄く塗っても独特な風合いになりますのでお試しあれ♪

 

 

AとCとシルキーは先代から引き継いだウン十年も実績のある皮革用塗料

いまだに最前線で活躍してますっ

それをどうやって翻訳して世に広めるのか。。

そんな大それたことじゃなくて選択肢として、どう提案するかがしっくりくる

 

 

これらの新製品の販売開始は4月3日ですよ

 

期間限定でワンコインお試しキャンペーン開催中

残りわずかですが滑り込み申し込みお待ちしています♪

 

 

 

お試しキャンペーンが手元に届いている方もいるでしょうか~

エイプリルフールに公開ですが嘘はありませんのでご安心を。

 

 

つづく。

 

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スムーズに対応する為に事前に連絡を頂けると幸いです(^o^)/

 

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