21.「デキル営業」番外編 Ⅱ  「営業の科学」を実践した男 ② |  アポとれず売上ゼロでクビま近か!そんな私をたったの1年、年収1000万のセールスマネージャーに変身させた「営業の科学」

 アポとれず売上ゼロでクビま近か!そんな私をたったの1年、年収1000万のセールスマネージャーに変身させた「営業の科学」

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はあなたを大きく育てるビタミンです。
「稼ぐ力」「伸びる喜び」を考えるブログです!

仕事の成果は 《 準・段・確 》

あなたも一度は
「耳にした言葉」ですね・・!?

『 自分がこれから挑む仕事 』
に「成果を出すべく」取り掛かる!

その前提として

≪ 準備・段取り・確認 ≫
の「基本的作業」を怠りなく
仕上げたか?
・・・

≪ 準備・段取り・確認 ≫
を充分に練って
『 これから挑む仕事 』
に臨んでいれば

『 仕事の「達成率の80%」は
   すでに決まっている!』
と言う意味です!


  《 準備・段取り・確認 》
     の作業とは・・

  『 営業の舞台 』では、
お客を「感動」させる「舞台演出」
のようなモノ!

つまり
「黒子」さんの「役割」です!

目立たない地味な「作業」ですが
お客を「舞台に引き込みます」!

「視覚・聴覚的舞台演出」の
出来・不出来で
「成功・失敗の80%」は
決まるのですよ・・・

だから
「地味な仕事」といえども
「手を抜かず」一生懸命、
この≪ 準・段・確 ≫ の
「 緻密な対策 」を
「実行しましょう」ね!
・・〇

と「先人」は
我々に「アドバイス」
をしてくれています!

さて、
あなたの「営業の舞台」・・

では、具体的に、
「何を ≪ 準・段・確 ≫ 」
すべきなのか・・・?

それは
「営業の羅針盤」=【 5W+2H 】
       です!
つまり
When    いつ
Where   どこで
Who     誰に
What     何を
Why     なぜ
     (どういう目的で)
 + 
How    どういう方法で
How much  いくらの金額で


「売ろうとしているのか」の指標!

つまり、難しい(?)言葉を使うと
〖 戦略 〗= Strategy ですね!

「営業の戦場 」でも
「 攻撃目標 」に対する〖 戦略 〗
をキチンと立てましょうね!

この〖 戦略 〗の出来・不出来で
「勝敗の80%は決まっちゃうよ!」
・・・・ということでしょう!

残る20%は
〖 戦術 〗= Tactics

これが「営業の主役」の役割です!
  
=「プレゼンテーション」です!

≪ 準備・段取り・確認 ≫ が
みごとに整った「舞台」を背景に、
いよいよ「勝敗の成否」を担う、
「主役」の登場・・・

あなた=「主役」の出番!
≪ プレゼンテーション ≫
そして
「フィナーレ」=「クロージング」
・・・と展開してゆきます!

20% を制す「主役の役割 」とは
「営業の科学」では

≪ 生産知識 ≫の発揮です !
・・・
(ブログ⑧「営業の主役」=「生産知識」)

「主役」が発する
「舞台の台詞(せりふ)」=「トーク」
の流れは、ただ「この一点」


どうすれば
「お客」の興味を引き起こし
どうすれば
「お客」に「Yes」と言わせる
ことが出来るか
・・・です!

さて、
「営業の科学」を実証するための
「サンプル」=
「A」君

彼は≪ 準・段・確 ≫ の「確」
の作業を怠ったため、一度は
「手痛い敗北」をすることに
なるのです!


しかし、「A」君が、
目下「ターゲット」にするのは、
「M」君の「会社= I 社」・・

「M」君の「会社= I 社」は
規模こそ大きな会社ですが
「内実」は厳しい!

「社内インフラ」も
「人材の育つ余地」も
充分にありながらほぼ
「手つかず」の状態・・

「 トヨタ流 改善方式 」を語る
までもなく「 改善の余地 」を
大いに残す・・・

「これからの会社」です!

当然、「A」君の会社以外にも
「M」君の会社の
『 これから 』に注目し
「売り込み」をかける会社は多数!

なかでも、手ごわい競争相手は
「C社」です!

「A」君が「手痛い敗北」を
喫した会社が、この「C社」・・

「A」君自身も「A」君の会社
も、「まず負けるわけがない!」
と考えていた、前回の「商談」
何故、敗れたのか・・?

まずは、この「敗因」に
「営業の科学」のメスを入れる
ことにしましょう!

「A」君の「会社=J社」の扱う
「商品」は業界でも「トップクラス」

それを「IN 社」に売り込むべく
「全社一丸プロジェクト」を組み、
「準備・段取り」
に掛かります!

「IN社」とは「企画の段階」からの
綿密な「打ち合わせ」に始まり、

「IN社」の現状に即した
「マーケットプラン」
「フォローシステム」を提案し

≪ニーズの共有≫ を確認 しながら
「商談」は順調に進んでいました。

そこに
「殴り込み」をかけてきたのが
「C社」
です!

「C社」は
近年、急成長してきた会社!

「C社」の扱う「競合商品」は
「A」君が売り込む「商品」
ほどの「実績」もなく、
「性能」も「未知数」とは、
もっぱらの「世間」の評価!

しかし、「価格」が安い!

「C社」の参入で、
「A」君の会社「J社」も
多少の緊張はありましたが、
それでも
「今までの商談の流れ」から

『よもや「C社」はあるまい?』
と多少の楽観
はあったのでしょう
・・・
「営業のラポール」
=「主権者」との信頼関係も

「会社どうしの付き合い」も
これまで順調に進んで来ていた
からです・・・!

その「商談継続」のさなか、
「IN 社」の社長が交代しました。

当然、「取締役会」のメンバーも
「移動」があります!

「気になるのは」財務・経理担当の
取締役が「C社」に近い
と言われる
人物が就任したことです!

「A」君の会社にとっては
「いやな予感」・・・!

しかし、
交代した「IN社」の「新社長」は、
「A」君の会社「J社」との
「長年の付き合い」を尊重 し、
就任早々「A」君の会社「J社」を
「表敬」を示し訪問 したのです!

「A」君と「J社」のスタッフも、
これを「成約」へむけての好材料
「買信号」と受け取った
としても
無理はありません!

何故か?
それは「価格」と「新役員の動向」
を除いては「負ける要因」を見つける
ことが困難なほど

この「プロジェクト案件」の諸条件は
「有利に働いている」と思っていた
からです!

今から思えば
ここで敗因に結び付くシグナルに
「気づく」べきでした・・・!

「リサーチ」の不足です!
「本音を探る努力」の欠如です!


思い出して下さい!

「営業の本質」は
「相手の≪本音≫のありかを探る」
こと!


しかし、「相手の本音」を
的確に突き止め、押さえるには

① 人は「核心に触れられる」と
  「本音」を隠したがる!

② 人の気持ちは、
  常に「変化」する!

③ 必ず隠れた「ライバル」がいる!

この3つの「変数」を、シッカリと
頭に入れておかないと、


実は「本音を掴んだつもり」の
「大きなカン違い!?」となる!


「リサーチの目的」は

「お客の本音」を見誤らないため、

また、
「ニーズのありか」を突き止める
ためにする、

「成約」への「重要なプロセス」!
・です!・・

残念なことに
まさに「教科書どおり」・ ・ ・

「本音のありかを探り出す」
ための「リサーチ」の未熟さ


「ヤッタつもり」の
「大きなカン違い」が
ここで、発生していた
のです!

数日後、「A」君と「J社」は
ブログ①でお話しした
「惨めな現実」に直面します!

「IN社」は「C社」の「製品」
を選択したのです!

「IN社」の財務担当新取締役は
その理由をこう述べたそうです・・

≪選択の基準は商品の「技術・性能」
だけではない、その他の条件もある≫

と・・・

『技術・性能よりも安さを優先』
しましたよ!・・と言うこと
当然と言えば当然の要因・・・

「A」君の会社の「敗退の要因」は
「思い上がり」からくる「油断」です!


「商品」の優位さに頼る

「状況・環境」の優位さに頼る

「敵=ライバル」を侮(あなど)

「ライバル」の動きに「鈍感」になる


この「思い上がり」が
「人の営(いとな)みを理解する業(わざ)
=「営業」の舞台から
「人の営みの理解をする努力」
を失わせていた
のでしょう!

「敵を知り、己を知れば・・・」
のセオリーにも反します

何故か
「敵」とは
「今、目の前に生じている」
『 現象の変化 』の全てが
「敵
なのです!

この「変化の発生」の「有無」
を確かめる作業が「確認」です!


「準備・段取り」を周到にした
にもかかわらず「確認」作業を
怠った!

「A」君と「J社」は「学習」
したことでしょう!

「営業」は
「人の営(いとな)みを理解する業(わざ)
=「気づきの科学」

であることを・・・!

この経験を踏まえ
「A」君は「M」君の会社
「 I 社」に同じ商材で挑むのです!

次回は
「失敗から学んだ」「A」君が
いかにして「強敵」に相対し、
≪「成約」を勝ち得たか!≫

「営業の科学」のメスを入れて
見ましょう!

それではまた!

≪「デキル営業」に
     「変身」するために!≫


お疲れさまでした!