空は、碧く、何処までも広く。 -3ページ目

空は、碧く、何処までも広く。

うまく生きられない、混沌としている日々は、双極性障害のせい?ときに、途方もなく明るく有能な気がするのに、ある朝突然消えたくなる。

躁転しかかっているのかもしれない。

意味もなく、頭の霧が晴れ、数日までまでのモヤモヤがない。

仕事が楽しく、職場の人にも夫にもじゃんじゃん話しかけている…

そして自分が有能に思う…


まぁ自覚があるからいいのかもしれない。



私は2型だから、本当に怖いのは晴々した躁のあとの死にたいくらいの鬱。

それに、眠れない…

仕方なき、夫のチューハイを勝手に投入!



今日は朝から仕事に行ったし、正直気絶したように眠りたい。





以前にも増して、酒の量が増えた。

酒と薬のコラボが唯一、私の縋る時間になりつつあり、それが悔しい。



「寛解するための努力」が出来ない私は、もはや病気を逃げ場にしている。

しかし、そんなつまらない自分に相当嫌気がさし、世の中全てが腹立たしい。



日曜日は、結局何もできないままずっと寝ていた。

動けないし、声も出せない。

頭も体も重く、生きている、それ自体が苦痛以外の何者でもない時間…

せっかく主人と休みを同じくしても、これじゃあ意味がない。

主人は、時折がっくりと肩を落とす。

それでも、お腹が減ったと言う私に夕飯を用意してくれる。

私は、ただのお荷物だ。



ここのところ、調子が良くない状況が続いている気がする。

いわゆる、鬱。

梅雨のようにうじうじと雨が降り、止んでも晴れない。



職場に行っても。


頭の中が被害妄想と自分への腹立たしさに疲労困憊。

挨拶をすることに莫大に注ぐエネルギー。


「もう、私は以前の私には戻れない」

ただ、そう感じ、落胆。絶望。

頑張れる人たちが羨ましい。

私も頑張りたいのに、体が予定通り動かず、心のパワーが日々、消失するばかり。



もはや、自分のアイデンティティーすらこの歳になって分からなくなってきた。

私は、どんな人間だったのか、何が希望だったのか。


もう、わからない。





ずっと、寝ていたせいか、夜中になって急に元気に。

元気というよりは、少し気持ちが持ち直した。



私が日々服用しているのは、リーマス200mg×3t。

これで血中濃度は0.5,6あたり。

医師としてはもっとうえの血中濃度を期待しているようだが、厳しい。



リーマスとは、リチウムのこと。

リチウムは、乾電池の材料だ。

私は、乾電池で動いている。

乾電池がなければ、まともに生活が成り立たない。

急に、ふっと無価値に思える。

繰り返しの日々が、やっつけ仕事のように義務付けられる日常が。


明けても、暮れても、欠かさずに薬を飲み、浮き沈みがないように注意を払い…

生きる目的は、ただまるで平穏に生きることなのか?

楽しくても、テンションを上げすぎないようにとか、休日なのに淡々と過ごすとか、喜怒哀楽の全てを50%に削減し、躁と鬱をコントロールすることが、生きるということ?




ずっとしがみついていた仕事を、もう、辞めようと思った。


もう、何かが違う。

昔の職場とも、自分とも違う。

なりたかった自分との大きな乖離を感じる。

また、望んでいた場所とも違う。


しかし、自分が望んでいる場所って?



近頃は、誰とも話したくない。

目を合わせたくない。

何かに向けて頑張るとか、目標や夢、そんなものに虚無を感じる。


「頑張ったって、どうせ鬱になったら何もかも台無し」

そう考えたら、この世の意味さえ見出せない。

私は自分すら満たすことが出来ず、だから誰をも満たすことなど出来ない。



昨日は、起き上がれず、ただずっと夢の中にいた。

そういう時は、声すら出ない。

今日は、仕事に行く日だったが、やはり布団から出られない。

体が重く、頭がくらくらする。



こんな風にして、ただ無為に日々は過ぎていく。







調子よかったのに、急にきた。

起きたら、体も心も鉛のように重く。

よっぽど、仕事を休みにしようかとも思ったが、予定があり、どんよりした足取りで職場に向かう。



何に不満があるのか、それすら全く分からない。

ただ、職場での居心地が悪い。

私に何を求められているのか、会社は何を求めているのか…


そんな日々がずっと続いていたが、ハッとした。


「私は、近々仕事をやめるのだろう」


そんな想いが頭で広がり、満たした。


もう、どうにも頑張ってきたけど、限界だ。

売り上げのために貢献するという意味が、私には何の価値があるのかさえ、よくわからなくなっている。

職場の人間との交流も鬱になると、ただの苦痛でしかない。


職場は、いまや私の望むフィールドでないと感じる。



鬱が強いのか、仕事をするのもひと苦労。

ああ、もうダメだ。

何処かに消え去りたい。