以前にも増して、酒の量が増えた。
酒と薬のコラボが唯一、私の縋る時間になりつつあり、それが悔しい。
「寛解するための努力」が出来ない私は、もはや病気を逃げ場にしている。
しかし、そんなつまらない自分に相当嫌気がさし、世の中全てが腹立たしい。
日曜日は、結局何もできないままずっと寝ていた。
動けないし、声も出せない。
頭も体も重く、生きている、それ自体が苦痛以外の何者でもない時間…
せっかく主人と休みを同じくしても、これじゃあ意味がない。
主人は、時折がっくりと肩を落とす。
それでも、お腹が減ったと言う私に夕飯を用意してくれる。
私は、ただのお荷物だ。
ここのところ、調子が良くない状況が続いている気がする。
いわゆる、鬱。
梅雨のようにうじうじと雨が降り、止んでも晴れない。
職場に行っても。
頭の中が被害妄想と自分への腹立たしさに疲労困憊。
挨拶をすることに莫大に注ぐエネルギー。
「もう、私は以前の私には戻れない」
ただ、そう感じ、落胆。絶望。
頑張れる人たちが羨ましい。
私も頑張りたいのに、体が予定通り動かず、心のパワーが日々、消失するばかり。
もはや、自分のアイデンティティーすらこの歳になって分からなくなってきた。
私は、どんな人間だったのか、何が希望だったのか。
もう、わからない。