アメブロつながりのはんく・シュンタナ氏イチ押しの韓国映画、
「怪しい彼女」をついに観ました(彼のブログ記事はこちら)。
少し前に一度レンタルしたのですが本編前のスキップ不可の
予告映像(11作品分・約22分間)に心が折れて断念しました(泣)。
今回は時間に余裕がある夜を選んで借りてきたので
ちゃんと本編を最後まで観ることができました。
初めは国内作品とは違う独特の空気感が気になりました。
登場人物の口論中心の描写が続くので思ったほど
コメディー要素も感じませんでしたしね。
しかし主人公の女性がふとしたきっかけで50歳若返ってから
ストーリーが加速してぐいぐいと引き込まれました。
はんくさんが大好きと公言するヒロインはとても普通の子。
顔もスタイルもより優れた女優さんはたくさんいるはず。
しかしこの物語のテーマである普通のおばあちゃんが
苦労した過去の人生には得られなかった眩しい青春を体験して
やっぱり本当に自分の人生で良かったと気が付くその瞬間に
彼女より美しい表情ができる女優さんは少ないでしょう。
コケティッシュな若い女優さんが口うるさいおばあちゃんを
コミカルに演じるという難しい役を演じきるのは素晴らしいの一言。
細かい言い回しとかを理解できたら本当はもっと凄いはず。
また個人的にお気に入りポイントだったのは楽曲が良かったこと。
おばあちゃんは歌が上手いという設定のため何度も
歌うシーンがありますが曲が良かったのがとても効果的で、
エンドロールも心地よい余韻を楽しめました。
それと男性俳優がナチュラルで良い演技だったことも好印象。
バンドマンの孫、プロデューサー、大学教授の息子が
とてもいい味で物語の現実感を上手に引き出しています。
演出の過剰な国内ドラマや映画より正直いいなと思いました。
(韓国語音声/日本語字幕で観ました)
最後まで観賞しての感想は素直に面白かった!です。
日本人なら言わないセリフやありえない行動もありましたが
台湾に行ったときに感じたような昭和の日本の空気を感じました。
人々が今よりも少しガサツで少し騒がしい。
でもその分生命力に溢れていて素直に感情を表現していた時代。
国や時代によって華やかな部分はとても違っているように見えても
人々が泣いたり笑ったりすることや毎日の生活そのものは
実はあまり変わらないのではないか。
そんなことを感じた初めての韓国映画鑑賞でした。
今回の記事はきっかけをくれたはんく・シュンタナ氏に捧げます♪