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飲食店繁盛のヒケツ

飲食店運営に役立つ情報や日々の雑感、コラム等を配信しています。飲食店に興味のあるかたも無い方も楽しく学ぶ飲食店経営論をご紹介!

関西人でありながら、こないだ初めて串カツの有名店「だるま」へ行きました。

場所は北新地にあるお店。ここは1F2Fはいつもの串カツを提供してくれますが、3Fは高級な創作串揚げを提供してくれます。値段も一人最低6000円と庶民の串カツとは程遠い店。

それで、1Fの受付でしばらく待ってからエレベーターで3Fに案内されるのですが、その接客が1Fと3Fで全く異なります。同じ店でもサービスに対するモチベーションの与え方が違うように感じました。

当然料理も洗練されていて、どれを食べても美味しい、珍しいの連続で良い意味で串カツとは別物、素直に美味しくて大満足です。


チェーン店で安い業態と高級業態を1箇所で両立させたのが素晴らしい試みだと感じました。

要素としては北新地という立地、フロアー階が物理的に分かれるということが
やりやすいのかもしれません。

他のチェーンの業態開発にも参考になると思います。

写真は「はじかみの串揚げ」(よく焼き魚についてくるやつです)
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居酒屋さんの話し。
どこの居酒屋さんも客単価UPに色々と方策を考えています。
客単価100円アップがお店の収益に大きく貢献するからです。

従業員の追加注文の伺いタイミングというのがとても大切ですが
それをバックアップするようなメニューが「飲んだあとのさっぱりシリーズ」です。

これは、長居するお客様に最後の1品をすすめてみようという戦略です。

商品名には「飲んだあとの~」とつけることで従業員も勧めやすくなります。

例えば、飲んだあとのさっぱり~キュウリ、お茶漬け、ラーメン、細うどん等

なんかお腹一杯でも入りそうだな、数人で一口づつたべようか、みたいな
商品群を作成してみるとオススメしやすいと思います。

でも最終的には個人のサービス技量にかかってますのであしからず。
先日のメルマガでは蕎麦屋のあいもりが好評だったみたいです。

でも蕎麦屋に限らず、お客様の心理は常に欲張りなのです。
そういう欲求を満たしてあげることを常に考えていると良いアイディアが
おりてくると思います。

大阪のある洋食屋さんはランチ激戦区でいつも混雑している人気店です。
この店のランチは普通は1個しか選べないものが2個選べたりします。

例えば、ライスかパン。両方頂戴もOKです。
おかず、AとB。これも両方頂戴もOKです。

値段一緒で両方いけるの?これが嬉しい誤算です。

さらには100円~200円増しで色んな追加トッピングができます。
これも洋食屋のランチでは珍しく、お客も喜び同時にお店も客単価
が向上して嬉しいのです。

多少オペレーションが大変ですが、他店との差別化として
できそうな範囲で取り入れてみたらいかがでしょうか。