加害者・被害者② | ひとりごちる ~エホバの証人(JW)・ものみの塔(WT)・jw.orgについて考える~

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一般人りんごの思うこと、あれこれ書いてます。
基本的に公開記事が多いので、個人情報に気をつけてコメントして下さいね。

え~っと。。。

まず、前置きしておきますが。。。

これから書くのは、まったく、個人的な話なのです(^^ゞ


以前書いた「加害者・被害者 」の記事。


あの記事は朝っぱらから勢いで書いて出勤し、いろいろな方から激励のコメントをいただきました。

ありがとうございますm(__)m


ただ、私の元々の行動の原動力は「正義」などという格好いいものでもなく。。。(^_^;)


そのあたりのことを

「加害者・被害者」

というタイトルに沿って少しその思いを書いてみたくなりました。


。。。私、随分長い間、

「自分は加害者である」

という猛烈な罪悪感を抱えて生きてきました。


そう。。。


彼から

「JWになった」

と聞いた時から。


彼はJWになるに当たり、その当時ずっと努力して目指していた道を捨ててしまいました。

。。。というか、せっかく目指していたその道へ進む意味を見失ってしまったのだと言われました。

それどころか、起き上がることも食事することもできなくなってしまって。

心配した彼の母親が本格的にJWの研究を勧めたのが、全ての始まり。。。


それは。。。私が彼のもとから離れてしまったから。。。


バカじゃない?というご感想もあるかと思います。

女と別れたぐらいで、見失ってあきらめて捨ててしまうような夢なんて。。。と。


でも、仕方ない。

事実なんですから。。。


それを電話で聞いた時

(私たちは遠距離恋愛でした)

私、気が動転して、頭の中がぐちゃぐちゃになってしまいました。


彼がどれほど、その道に進みたくて努力してきたか。

私にはちんぷんかんぷんの専門の話を、いつも嬉しそうに語りまくっていた姿を見るのが嬉しかったのに。


嫌いで別れたわけじゃない。

それどころか、もう好きで好きでたまらないくらい好きで。

だからこそ、自分の身に起きたことを整理もできず、彼に本当のことを話す勇気もないままに突然連絡を絶ってしまった弱くずるい私。

彼と顔を合わせることができなくて。。。


その結果、私がいなくなったことで、そこまで彼の精神が崩れてしまうなんて。。。


私とのことがJW入信のきっかけであったことは、その後随分経って1度連絡がついた時にも、そして今年の頭に久しぶりに連絡がついた時にもそうだったと言われたので、間違いありません。


JWについて、まだ詳しく知らなかったその頃ですが。。。

でも、彼の長年の夢を失わせた直接原因として、それからの私はがんじがらめになるくらいの加害者意識に苛まれつづけることになったのです。。。


そして、あまりにも

「加害者意識・罪悪感」

に縛られてしまった私は、随分長い間、そこから行動を起こすこともできませんでした。


今、思えば。。。

もっと早く行動できていたら。。。って。


でも、当時の、そしてその後の私は、自分自身のことでもズタズタで。。。

もっとも幸か不幸か、PTSDのおかげで適度に感情がマヒしていたおかげで死にもせずに生きていましたが。。。

本当に、後悔先に立たず、ですね。。。


けれど、どんなに胸の奥にしまいこもうとしても、いつも彼のことは心にあり。。。


ただ。

それはもしかしたら、この

「加害者意識・罪悪感」

の影響も大きかったのかもしれません。


もしも、私と別れた後の彼がごく普通の人生を送っていたとしたら。。。?

私もここまでずっとずっと引きずらなかったかもしれないし、あるいはもっと早く彼に連絡を取ろうとしていたかもしれません。


ネットであれこれ調べ始め、そうやって知り合った元JW関係者の方々とコミュニケーションを取るうちに

「彼のことについて責任を負わなくていいんじゃないか」

というご指摘も何度か受けました。

と、同時にネットで知ったJWに関するいろんな情報は、私には更にショックなことばかりでした。


彼がその中で苦しんでいても悲しいし。。。

反対に、その中で満足していても悲しい。。。


どちらに転んでも悲しいし心配だし。。。


そして、加害者意識と罪悪感と心配がぐちゃぐちゃのまま、私はどうしようもない感情の吐き出し口としてブログを始めました。


以前「話すことは、離すこと。放すこと。 」という記事を書きました。

私自身がブログを書くうちに感じた実感を込めて書いた記事です。


確かに私が彼に対して負い続けてきた

「加害者意識・罪悪感」

は、無理に私が背負う必要のないものだったのかもしれません。


でも、だからと言って、そう簡単に解消もしてくれません。


だったら。。。

それもまた、「私の一部分」として見据えながら、認めながら。

「今、自分ができること、したいこと」

を考える余裕も生まれつつあるので。。。


それは贖罪でもなく、忘却でもなく。

「加害者としての私」

と共に、でも縛られることもなく。


そうやって、今はとりあえず生きているりんごです。


。。。

なんのこっちゃ?みたいな話ですみません(^^ゞ