楽しんで木・自然素材・土壁の家づくりをするために -3ページ目

こだわりたいところにはいいものを置く。

家具作家さんが造った栗のダイニングテーブル。
以前お客さんと見に行った カイクリスチャンセンのno42,村澤さんのpepeの椅子たち。


ダイニングの食卓をテラス中村好文さんの 照明PERA


それらの贅沢なアイテムがダイニングに並ぶととてもいい空間になりました。

やはりこだわりのあるものは相乗効果を生むんだと思いました。

また、見た目の美しさだけでなく、椅子の座り心地、照明の光の色、テーブルの使いやすさはどれもいいものになってます。


家族で美味しい食事を楽しみ、座り心地のいい椅子・目に優しい照明の光・薪ストーブの癒される炎のおかげで、自ずと会話も笑顔も増え長居してしまう。

とても贅沢な空間だなと思う。

空間ってただスペースを造ることではなく、「楽しく暮らす」ために造るものだと思う。

そんな空間を作ることが最高の喜びです。

みなさんも「一生に一度の買い物」なのだから、そんな空間にしませんか?

庭と家

庭の計画。
いくら自然素材をふんだんに使った家づくりをしても敷地内が無機質なものだと、家ってただの箱になってしまうんです。

それぐらい庭の植栽は大事なものなのです。

家を計画する際に庭までイメージできてますか?
予算を目一杯家にかけてませんか?

庭は家の入口でもあります。
また、リビングやダイニング、寝室をよりいい空間にするためにも不可欠です。

庭に力を入れるほどの面積にも予算にも余裕がないと思うかもしれません。

しかし、小さな庭でも作るだけでも全体が生きてくるものなのです。
昔の家では「坪庭」ってよくありましたよ。
あるないで全然雰囲気違いますよね。

限られたちょっとしたスペースに緑を取り入れることで、何か自然の中にいるような感じになります。
また、植栽自体はそれほど費用がかかるわけでもありません。

ようは、前もって少しの外構の費用と少しの植栽のスペースを空けておくことが重要なのです。

今回の場合


上の写真は取り壊す前の家のものなのですが、緑はあるものの、なんとなく無機質ですよね。
道路と建物とは40~50cmの高低差があるために、ブロックを6段から7段積んで土留をしています。

ブロックを積んであるのですが、こういう土木作業が意外とお金がかかったりします。

今回、ブロックをとっぱらい、30度以下の傾斜地にすれば土留はいらないことを利用し、ゆるい法面にして、保水も期待して植栽を植えました。


植栽のスペースも生まれ、コストも安くもあがった。

また、コンセプトとして、
木の中からくぐってアプローチできるように。
里山に植わっているように自然な感じで植栽を植えてほしい。
いつも通り、四季を通じて花が咲くように。



限られたスペースに色とりどりの植栽を入れてます。
アプローチの一番前には秋に紅葉が綺麗なヤマモミジ
今は葉もないので写真でもわかりづらいですが秋はこんな感じに咲きます。


アプローチの両脇には3mと2.5mの常緑樹シマトネリコ。
もう少し葉が増えれば、2つの木の間からアプローチできるようになるみたい。
 

地被類や潅木にはハクサンボク、カラタネオガタマ、ミスキャンタスなど。


 


庭ができて一気に引き締まりました。
やはり植栽と家とは結びつきはとても大事であると再認識しました。


前の家と比べてどうですか?
雰囲気がかわったでしょ。
目隠し付きの半外部のデッキも設け外と内の結びつきをつけることで植栽込で家を造る。

限りある敷地を全部使って家を造る。
そうすれば、家は広がりと自然さが増します。


 







小さな家 リビングの開放感を失わない階段

2階の子供部屋から階段を降りて玄関をでて、外出へ。
キッチンやリビングにいるお母さん、お父さんの顔を見ずに外出できる。
そんな間取りは結構多いと思います。

私の家もそうで、学生時代は親の目を盗んで夜によくでかけたものです(笑)

せめて子供の外出時くらいは顔を確認できるように、リビングに階段を持ってきたいというご要望が最近多く計画する機会がちらほらとあります。

それほどスペースを取ることができないリビング・ダイニングに1坪のスペースがいる階段を置くと圧迫感がでるのでは?
又光や風が通らなくなるのでは?
と単純にそう考えると思います。

家族が集うメイン中のメインのリビング・ダイニングには出来るだけ開放的があり、日当たりがよく、風通しのいい空間にしたいものです。

そのためにはできる限り存在感のない階段にする。

「スケルトン階段」


蹴込板のない階段なので、風も光も充分に取り入れることができます。


いかがですか?
キレイに光が射し込んでますよね。
階段の下にはテレビなどを置きたいので、窓を設けられないのですが、階段をスケルトンにすることで、上階の窓から射した光が階段の隙間を通して階段下の空間まで光が射し込んで明るくなっています。

さらに軽くするために、
側板をなくし。
手摺のアイアンの径を出来るだけ小さく、隙間を広くしてみた。
壁際の側板もなくしてみた。


より軽くなりましたよね。
視覚的にも圧迫感のないものになり、リビング・ダイニングに階段があっても違和感がありません。
むしろ階段の上が吹き抜けているために、開放さが増しています。
吹き抜けプラス階段とすることで、吹き抜けの面積も稼げます。


階段って立体的な空間なので、階段下のスペースをリビングの一部(TVボード)に使えれば階段室としての1坪分を階段のみならずリビングにも取り入れられるので、普通の階段よりもより有効に使えているため、家全体の面積にも余裕が出てきます。

このように、ちいさなスペースでも工夫次第で、広がりのある空間にできるということなんです。



薪ストーブ火入れ

竣工した2件の住まいはどちらも薪ストーブを導入しました。
丁度同じ時期に火入れです。
やっぱりいいもんです。



快適さはもちろんのことこの火がたまらなく癒されます。
火を眺めるのは「男のロマン」なんてよく言ったものです。

小学生のときにいった修学旅行のキャンプファイヤーを思いだします。

火を見ながら本を読んだり、音楽を聴いたりホント贅沢な空間です。

マイストーブ導入は本体・煙突・工事を含めて100万くらいです。
真冬の月の光熱費は2万くらいなので、結構リーズナブル。

薪を定期的に購入したり、メンテナンスや掃除などちょっと手間とイメージがありますが、それほどでもなさそうです。

自然の暖かさと癒される火を見れるメリットを考えるとちょーがつくほどお勧めです。
欲しいなー。



外と中を繋げる肘掛け手すり

庭や借景を気軽に眺めたりできる家のアイテムが好きなんです。

その一つが肘掛け手すり
昔の家によく見ることができるんですが、最近はあまりないですよね。
京都に行くと見れますかね。

床から50cmのところにあるため、丁度椅子に座るように気軽に腰掛けることができます。
また、奥行が50cmなのでそれほどスペースを取ることもありません。




座って日向ぼっこをしたり、本を読んだり、ぼーとしたり何気ないけどこの静かな時間がきもちいい。

小学生のお施主さんもうれしそう。

子供が楽しんで使ってくれるし、物干や布団掛けとしての機能も果たせるので便利なアイテムだと思います。

ちょっとした肘掛け手すりを設けることで外を自然と眺めるようになるんです。
スペースもそれほどいらないので、ぜひ取り入れてみてください。









杉30mmフローリングが座り心地がいいとわかる写真

以前に、フローリングは絶対杉の30mmと豪語した私ですが、

見学会やお施主さんの子供たちが杉のフローリングで遊んだり座ったりしてる様子を見ることができたんで自称ではないことが証明できました。

寒い冬でもカーペットなどを敷かなくても遊び回るんだからフローリングってやはり「柔らかい、暖かい」ことが重要なのがわかります。

この子見覚えないですか??
そうなんです、24坪の家のももちゃんです。
久しぶりですね。わざわざ見学会に来てくれました。
もう五歳になったんだって。はやいなー。
無邪気なのはまったく変わってませんが(笑)

直に床に座れると、どこでもスペースを有効に使えるのでいいですよね。
ソファーいらず椅子いらず。
壁を背もたれにできたりするんでどこでも勉強できそう。

ぜひ、みなさんも杉30mm使って見てください。
いつでもサンプルお渡ししますので、欲しい方はメッセージください。




広い家イコールゆとり空間ではない

25坪の家の見学会が終わりました。
私の狙った通りに来て頂いたお客さんを裏切ることができました。

「25坪の家と聞いておそらく予算上しかたなく、小さくしたのだろう」
「どこか圧迫感があり、不自由するところがあるだろう」
と思って見学に来たに違いありません。

なんでも「大は小を兼ねる」のことわざがあるように、小さいものより大きいもののほうが使い道が広く役に立つというのが一般的な考えだと思います。

私もおそらく、家を設計をしてなかったら広い家がいいと思っていたでしょう。

「予算に限りがなくふんだんに使える」
「部屋の掃除もお手伝いさんがしてくれる」
「家を建ててもなお維持費をかけれるだけの充分な蓄えがある」
「冷暖房費などの維持費も高くなってもそんなに気にしない」
「将来子供が巣立っても使わない部屋があっても問題ない」
「ものが溢れてる家でもいい」


というのであれば大きい家がいいと思いますが・・・
おそらくそんな方はいらっしゃらないと思います。

イニシャルコストもランニングコストも家で一番お金がかかるのは大きさです。
当然ですよね。
基礎、床、内壁、外壁、天井、屋根、配管すべては面積に依存し、○○㎡×単価=金額になるので、
大きくなればなるほど、金額はかさみます。

新築を計画する際によく見る光景ですが、平面図をみながら間取りの打ち合わせをしていると、ひとうひとつの部屋それぞれできるだけ大きいスペースが欲しくなり、また収納も大きく、客間も・・・でれば畳でくつろげるスペースも。

となり、結局全体の面積が想像していたよりも大きくなります。
そうなれば、予算に限りがある以上、部屋に使う素材には無機質で安価な工業製品を使わざる終えず、結局どの空間も曖昧な空間で、極端に言えばただの箱になってしまいます。

また、掃除やメンテナンスがかからないように、「汚れない素材」「掃除しなくてもいい素材」を意識して体に悪い新建材を選ぶことにもなりかねません。

この悪循環はとてもよくある話です。

そのことが分かっている方も多いと思いますが、

なぜ、大きい家にしたくなるのか?
少し考えたいと思います。

おそらく、ひとつは、平面の間取りの大きさでしか空間を考えられないからだと思います。固定概念が結構大きいのだと思います。
みなさんが間取りを考えるとすると、寝室は最低8帖、LDKは20帖、トイレ1帖などそれぞれ単体の部屋を並べて決め付けていると思います。

ではなぜ、10帖いるのか?
部屋をどのように使いたいのか?
部屋には何を置くのか?

このように掘り下げて考えると固定概念をなくすことはでき、効率は良く大きさを決めることができます。

また、空間って面白くて、二次元ではなく、立体な上に、明るさ、風、視覚、心理などあらゆる要素が絡み合うものなのです。

ですので、平面だけで決めてしまうと自ずと大きさに依存してしまうのです。

これらができるといますぐ建築士になれちゃいますよね。

大きさにとらわれてしまう二つ目の原因は今の生活でものが溢れかえっていて収納スペースが少ないと考えていることです。

新築を計画する際に、お客さんのご自宅で打ち合わせする機会があるのですが、なんとなくそこで仰ることがなんとなくわかることがあります。

整頓がきちんとされていて、ものをあまり持たない方は収納の大きさはあんまり気にしませんが、収納する場所や細々した収納するスペースをご要求されます。
また奥行、細かい棚などはかなり意識されてます。

ものが溢れかえっている方は大きさに依存されます。
押し込める納戸が欲しいとざっくりしたご要求されます。
また面白いことに、部屋の大きくしたいと仰るのもこの手の方がほとんどです。
おそらくものなどのスペースで部屋が埋め尽くされているのでしょう。

一つ目と同じでどこに何を置いてということがなく、漠然としているのでどんどんスペースを埋め尽くされてしまっているのです。

家が倉庫になってはとても勿体無い話です。
整理整頓できない方やものを捨てられない方は新築を機に思い切ってすべて捨ててもいいかもしれません。

私の場合、整理整頓できないので、あまりものは持たないように意識してます。

三つ目はもしも・・・

もしも両親や従兄弟、友人が泊まりにきたら、
もしも近所の方が遊びにきたら
もしも夜にトイレにいきたくなったら
もしも車がもう一台増えたら


このもしものために部屋やスペースを設けるのは勿体ないと思います。
先ほど話したとおりに、自分たちが生活する空間が満足できるものが出来た上で、そのスペースを設けるのであればいいのですが・・・

普段はあかずの間になっている。じつに勿体無い。
みなさん、今住んでいるマンションに客間あります?

では逆に、
もしも子供が巣立って部屋があまったら?
客間で8帖の部屋で 50万/坪×4坪=200万円かかるとしたら?
客間など部屋をもう一つ作ることによって、自分たちが生活するリビングの日当たりや風通しが悪くなったら?


みなさんには
広さ(面積)=ゆとりという固定概念を捨てて欲しいなと思います。
全てのスペースを有効に、効率よく使って欲しいと思います。

何をどれだけの量どこに収納するのか?
今の生活で不必要なものはないか?
どのような暮らしにしたいのか?

などを少し考えてくださればと思います。

自分たちが暮らしたいことなどを私に伝えることに専念してほしいなと思います。

小さな家で、圧迫感がなく居心地の良い空間にするには当然設計の工夫が必要になってきます。

使えるスペースを最大限を有効に使い、豊かな空間で暮らしたいと願う方のお手伝いができればいいなと思っています。

長くなりそうなので、次回25坪の家を例に小さい家で居心地の良い空間にするための設計工夫をお伝えしたいと思います。
>>小さな家 リビングの開放感を失わないリビング階段











25坪の家を振り返って。

[25坪の家」小さな家で豊かに暮らす
いよいよ、竣工です。



お客さんと出会ってから今までを少し振り返ってみようと思います。

丁度1年前の2月に、私が書いた記事(内容は忘れました)がきっかけでお問い合わせして頂きました。

メールで、家を持ちたいと思った動機などもお聞きしました。

「実家も含めずっと団地くらしで一軒家を持つために、贅沢はせずに暮らしてきたこと」

「大きくて贅沢な家よりも、自分の手でなんでもしてあげれる家が理想で、家族のための心休まる家。小さくても密度の濃い家にしたい。」

など、家づくりに対しての強い情熱を感じました。

建築雑誌「住む」や「チルtチンびと」、私も大好きな建築家中村好文さんの書籍などを購読されていて、とても勉強熱心な奥様でした。

元デザイナーさんなので、モノづくりに対する考え方もセンスも良くて、素材やディテールへのこだわりはプロ顔負けなくらいでした。
薩摩中霧島壁知ってる人ってかなりマニアックですよね。

また、旦那さんは「嫁と娘が喜んでくれる家にしてください」と仰っていたとおりに、
終止、奥さんの望みを尊重し、支えていたことがすごく印象に残っています。

同じ男としてとてもたくましく、すごいなと思います。
今の段階の私ではなかなかできないことのような気がします。

ご夫婦ともに、素直に心を開いて頂いて、家造りを通して家族としていち個人としての生き方もを共に話をしながら進められたのではないかと思います。

私は到底みなさんの生き方をアドバイスできるだけの器はなく、私の悩みも含めて生き方を模索してるもの同士が家づくりを通して、話すことで何か心が休まり、それぞれの生き方に前を向いていけるものだと思います。

家造りっておそらくその辺りがすきなんだと思います。
家の間取りを考え、設計するだけではなく、その家族やその中の個人の人生に触れながら微力ながらも、力になれる。そして、私自身もお客さんに影響を受け満足する。

今日、私がもっとも好きな庭師さんに「水谷さんはお施主さんに恵まれてますよね」といわれました。

打ち合わせもきびきびしてる訳でもなく、話も上手いわけでもなく、まして服装なんてルーズな感じですし。

私が「素」でいることが「お客さんにとって話しやすい環境」と、とっても都合の良い解釈をしてますが・・・

今回もご夫婦共に終止優しく、一度も私に対して疑問を抱くこともなく、おつきあいして頂きました。ほんとに感謝です。

もし、逆の立場で、私が大きな買い物をするとなれば、信頼を置くことなんて難しく、何かと疑問を持ってしまっているような気がします。

今週土曜日に内覧会があるので、みなさまにわかりやすいように、
どこにこだわって、どういうお家になったのかを具体的に書こうと思っていたのですが、ちょっとそれてしまいました。
次回その辺りを書きたいと思います。




土壁 中塗り仕上げ

ついに土壁の内部仕上げが終わりました。
長い道のりでした。

仕上げに塗る土壁は大直しよりもさらに粒が細く、スサも不純物がない綺麗なものを混ぜわせて使います。






かなり、綺麗な仕上がりです。



下は荒壁の時の写真。荒壁より土が細かいのがわかると思います。



現場に行くと、無垢の板の匂いと土の鉄っぽい匂いでいっぱいです。

ほんものには本物にしか出せない味と間違いのない安心感があります。
実際にみればそうかんじますよ。

一度見に来てください。














木材利用ポイント

お客さんの方から「木材利用ポイント使えますよね」と質問されることが多いです。
結構みなさんPCでマメに情報をチェックしてるんですね。

木材利用ポイントって?

木材利用ポイント事業は、地域材の適切な利用により、森林の適正な整備・保全、地球温暖化防止及び循環型社会の形成に貢献し、農山漁村地域の振興に資する ことを目的としています。スギ、ヒノキ、カラマツ等を活用した木造住宅の新築等、内装・外装の木質化工事、木材製品及び木質ペレットストーブ・薪ストーブ の購入の際に、木材利用ポイントを付与し、地域の農林水産品等と交換できる事業です。

そこの木、どこの木?木材利用ポイント

日本の環境にとって大切な森林の循環を保つために、国産の材を使ってもらい、地域に還元する仕組みなのです。

さて、国産の木を使って家を新築や増築、リフォームをすれば、木材ポイントがもらえるのですが、
ではどのくらいもらえて、そのポイントは何に交換できて、どのように使えば有効なのか?

木材利用ポイントの対象
  • 木製建具工事(扉・木製サッシ・手すり等取付)
  • 外構工事(ウッドデッキ等の据付工事)
  • 家具工事(木の棚等の取付工事)
  • その他木材を使用した工事
 主要構造材(柱・梁・桁・土台)及び間柱等において、対象地域材を材積の過半に相当する量以上に使用されていれば、1棟あたり300000ポイントもらえます。

 床、内壁、外壁(天井は不可)に対象地域材をある㎡数以上使用されていれば、ポイントがもらえますます。
ポイントの算出工法

 木材製品、木質ペレットストーブ、薪ストーブなどを導入すれば、ポイントがもらえます。(商品によりポイント数は異なります)

今回の新築2件の木材利用ポイント数を出してみました。

「ホタルの家 約30坪」


Ⅰ 構造材・間柱  杉・桧  8.9559m3→300000ポイント
Ⅱ 床杉30mm 95.8900㎡ →217000ポイント
  浴室・洗面 内壁桧 31.830㎡→50000ポイント
  外壁 杉12mm 118.8㎡→165000ポイント

計 432000ポイント→ 上限300000ポイント  

Ⅰ+Ⅱ=600000ポイント

Ⅲ 薪ストーブ ドブレ ビンテージ50 48000ポイント

大計 648000ポイント 


何に交換すればいいのか?
現金に変えて欲しいのですが、それは無理なんです。
地域の食産物や木製品・商品券など色々とポイントと交換できるのですが、
より効果的な使い方は、即時交換かなと思います。

即時交換とは、材利用ポイントの付与対象となる工事と一体的に実施する別の木材を使用した工事
  • 木製建具工事(扉・木製サッシ・手すり等取付)
  • 外構工事(ウッドデッキ等の据付工事)
  • 家具工事(木の棚等の取付工事)
  • その他木材を使用した工事
などの代金にポイントを充当することができるんです。。

※利用するポイントは1ポイント1円で換算されます。

即時交換のルールとして

  • 即時交換は、木造住宅及び内装・外装木質化の申請のみ対象です。
  • 利用するポイントは、1ポイント1円で換算されます。
  • 1,000ポイント単位での充当となります。
  • 即時交換工事はポイントの付与対象となる工事を行った登録工事業者が実施するものとします。
  • ポイントの発行対象となった工事費用への充当はできません。
  • 即時交換を行う場合は、必ず申請窓口で申請してください。

即時交換は総ポイントの50%までしか利用できない(薪ストーブは対象外)ので、今回だと、Ⅰ+Ⅱ=600000ポイント/2の300000ポイント即時交換で利用できることになります。

今回、デッキ工事も、木製建具も、造作家具もあるため、30万円分本体工事から減額になります。
正味お金をもらったのと変わらないですよね。

あと残りの348000ポイントは商品券に引換たいのですが、これは無理なんです。
50%即時交換すればあとの50%はSカテゴリー(一般商品券・プリペード等)以外のものを選ばないといけないのです。

地域の農林水産品等、農山漁村地域における体験型旅行、農林水産品関連商品券、地域・中小企業型商品券などです。

私がいいなと思いのは、WOODY HEARTさん の北海道のナラの木を使った家具。
とか全国お米券とかですかね。


25坪の家の場合
Ⅰ 構造材・間柱  杉・桧  9.8242m3→300000ポイント
Ⅱ 床杉30mm 78.000㎡ →182000ポイント
  
Ⅰ+Ⅱ=482000ポイント

Ⅲ 薪ストーブ SCAN CI-8GLCB 36000ポイント

大計 636000ポイント 


Ⅰ+Ⅱ=482000ポイント/2の241000ポイントになります。

この物件もデッキ工事・木製建具・造作家具があるので、30万円分が本体工事から減額になります。
実質無料でデッキ工事ができたかな。

ポイントってなんかお得な感じがしますよね。
私も楽天ポイントをためて、普段あまり買うにはいたらないものを買ってしまいます。

ポイントなくても国産材は家にとってのランニングコストは軽減できるので、お得ですよ。