今日はROMEO/ロメオについて書いてみたいと思います。
みなさん こんにちは。
ロメオ1 エックスメタル
ゴールデンウイーク後半、いかがお過ごしでしょうか?
今日はロメオ1、久しぶりにかけてみました。
これは過去の記事で載せた画像
ロメオ、やっぱりいいですよねー。
この、顔をカバーする面積が広い感じ。
ロメオを装着しているだけで、すごく目立ちゃってるような気になってきます。
僕のはジョーダンモデルではなく、シリアルナンバー6桁のエックスメタルです。
これ買ったのはいつでしたかねー。 多分30代前半(20年ぐらい前)だったと思います。
そのあとずっと、常に手元にはあります。
若いころはよく使っていました。
それこそ、スポーツするときにロメオかけてやっていたりしましたからねー。
しかし最近はちょっとご無沙汰だったので、
これを機に、今年のサングラスシーズンは「ロメオ1」中心で行こうと思っています。
と、
”自分に言い聞かせる”ように、今回ロメオ1に対するモチベを上げるためにも、今日はロメオ1についてまとめてみたいと思います。
またしてもちょっと長くなってしまいそうですが、、ぜひ、最後までお読みください!
さて、書き始める前に、
以前にロメオ1について書いたブログ記事があります。
少し紹介したいと思います。
2020年2月の記事
2021年3月の記事
2018年8月の記事
これらの記事はロメオ1に的を絞って書いている感じです。
ロメオ1について語るためには”必読”の内容になっています。
これらの記事を読んでいただければ、かなりロメオ1に関して詳しくなれると思いますので、暇のある時にじっくりと読んでいただければと思います。
とはいえ、
これらのブログ記事を書いてから4年ないし6年経っていますので、
この機会に、私自身、これらの過去記事を読み返してみて、
「書き足りていないことなどがあるなー」と思った部分もあり、
さらにロメオ1についてまとめる記事が必要だなと思いました。
これも今回の記事を書こうと思ったきっかけとしています。
「すでにLINEGEARのブログは全部読んでるよー」って方には繰り返しになる内容もあるかと思いますが、読むことにより、更にお持ちのロメオ1に対する愛着深めていただければ幸いです。
それでは、
まず、ロメオ1の歴史について
X-METALの発売された順番(年)
1997年 ROMEO(ロメオ)
1998年 MARS(マーズ)
1999年 JULIET(ジュリエット)
1999年 X-METAL XX(ダブルエックス)
2001年 PENNY(ペニー)
2004年 ROMEO2(ロメオ2)
2008年 HALF-X(ハーフエックス)
2009年 X-SQUARED(エックススクエアード)
1997年に発売されています。
エックスメタルのトップバッターはROMEOなんです。
正式名称はROMEO(ロメオ)ですが、のちにロメオ2が発売されたため、今ではロメオ1と呼ばれるようになりました。
ROMEOのロゴ
初期モデルと呼ばれるものはシリアルナンバーが4桁
9999までのものを初期ロメオ、またはジョーダンロメオと呼びます。
この、初期モデルには赤いイアーソックスが付いています。
これについて話始めるとちょっと長くなるので、
詳しくは先ほど紹介した過去のブログ記事を読んでください。
(初期のロメオについて詳しく書いています)
では、初期ではないロメオ1について
6桁のシリアルナンバーが付いています。
そして、9999(4桁)以降はイアーソックスは黒になりました。
レンズは初期も、それ以降もブラックイリジウムです。
シリアルナンバーについて
さらに後期になると
6桁の数字+A
6桁の数字+B
などのシリアルナンバーが付いているものもありますが、ロメオ1のシリアルナンバーについてはこれだけです。
基本すべてのロメオ1にシリアルナンバーは付いています。
以下にまとめます。
シリアルナンバー(#は数字になります)
- #### (初期モデル/4桁)
- ###### (6桁の数字)
- ######A (6桁の数字+A)
- ######B (6桁の数字+B)
これらがロメオのシリアルナンバーについての詳細です。
「初期と、それ以外のモデルはシリアルナンバー以外に何か違いがあるのか?」については後ほど詳しく書きたいと思います。
では、ロメオ1のフレームカラーについて
3種類あります
- エックスメタル
- チタニウム
- プラズマ
ロメオ1/エックスメタル/ブラックイリジウム
ダークグレーのフレームです。
このエックスメタルのロメオ1が、映画「ミッションインポッシブル」に登場するロメオになります。
エックスメタルのフレームがロメオの中では一番数が多く販売されていると思います。
ロメオ1/チタニウム/ゴールドイリジウム
アイボリーというか、ホワイトシルバーというか、微妙な色味のフレームです。
よくこのチタニウムをエックスメタルと勘違いしている人がいますね。
確かにグレーっぽくて、似ていることは似ていると思います。
このチタニウムのフレームカラーはペイントなので、使っていくうちに汚れが付いて
色が濃くなってきます。
なので、ダークグレーっぽく色づいてしまい。エックスメタルっぽく見えてしまうのかもしれませんね。
見分け方としては、レンズとラバーパーツの色かなと思います。
このチタニウムにはブラウンのラバーパーツが付いています。
そしてレンズはゴールドイリジウムです。
逆に、エックスメタルはすべてブラックイリジウムです。
チタニウム
ロメオ/プラズマ/ファイアイリジウム
プラズマは私の印象としては、数的に少ないのではないかと思います。
ジュリエットのプラズマと同じ、マットシルバーのフレームです。
レンズはファイアイリジウムが付いています。
以上3種類がロメオのフレームカラーになります。
カーボンや、24k、TiO2などはありませんので、シンプルにこの3種類だけだと覚えてください。
<レンズについて>
フレームカラーが3種類だったのと同様、
ロメオについていたレンズも3種類のみです
全て偏光レンズではなく、ノーマルのレンズです。
つまり、ロメオ1で偏光レンズが付いていたモデルは無かったということになります。
そして、すべてのレンズには左レンズ下に「X-METAL]と刻印があります。
ブラックイリジウム(エックスメタル)
ファイアイリジウム(プラズマ)
ゴールドイリジウム(チタニウム)
これらをまとめると
ロメオ1のモデル、レンズカラー
- エックスメタル/ブラックイリジウム
- チタニウム/ゴールドイリジウム
- プラズマ/ファイアイリジウム
さて、それではロメオ1の、フレームの構造上の問題点について少し書かないといけませんね。
これは重要なポイントだと思いますので、よく読んでください。
ロメオ1を分解したときの画像です。
そして、フレームを組む際はオービタルの上部だけネジで締めます。
ガスケットを挟んで
ネジで締めます
ロメオ1は上下にガスケットがありますが、
つまりレンズを取り付けて、フレームを組み上げる際に、オービタルの上部しか固定されていないということです。
そしてオービタル下部のガスケット部分は、ガスケットが挟んであるだけで、ネジなどでは固定されていません。
何が言いたいかというと、
このネジ(オービタル上部)がすべての負荷を受けているということです。
以下に説明します
なので、ロメオ1を装着するときにフレームを広げて顔に入れるたびに、ネジに負荷がかかっていき、
ネジが折れたり、曲がったりしてきます。
そして、そのストレスがレンズにも伝わり、
レンズもこのようになります。
これが構造上の問題となります。
もちろん、顔に取り付けるためにフレームを広げないといけないのですが、
そして、逆に、フレームががっちり固定されていて、広がらないようなら顔に取り付けることができないのですが、
その際にどうしてもねじやレンズにストレスがかかり、ネジ切れやレンズのクラックを生じさせてしまいます。
これを最低限に防ぐために、着脱の際には顔の前面から取り付けず、必ず頭の上からスライドさせて顔に入れたほうがいいと思います。
そして、外す際には上にスライドさせて外すということが、レンズやネジを守る方法になります。
以下に説明します。
下の画像のように、アームを広げて、顔の正面から取り付けようとすると、
先ほど述べたように、レンズやネジにストレスがかかります。
この時にフレームが無理やり押し広げられてしまいます。
推奨される取り付け方は
このように上からスライドインさせることです。
この方法だと、フレームにかかる負荷を最小限に抑えられ、結果 レンズやネジを守ることになります。
ロメオ1を長く使うためにも、そしてレンズのクラックを防ぐためにも、これを実践するようにしてください。
ネジが折れてしまった場合はフレーム自体が使えなくなってしまいますので、この、ロメオ1の構造上の問題を理解したうえで、大事にご使用ください。
さて、それでは話題を変えて、
先ほど少し話をした「初期のロメオ」と、「初期以外のロメオ」についてです。
この画像 後方が初期モデル(ジョーダン)になります。
よーく見比べてください。
見た目は何も変わりませんね。
よく聞く話として、
「初期(ジョーダン)は後期のロメオとレンズの形が違うのではないか」と思っている方
が多いです。
実際、「初期に後期のレンズが取り付けできない」という話も聞いたことがありますし、
今までそのようなフレームもあったのは事実です。
では、何が原因でそのようになっているのか。
原因を探ってみました。
レンズも、LINEGEARにあるだけの純正レンズをすべて出してきて、見比べてみました。
結果、一点だけ違いを発見することが出来ました。
ただ、検証数が少ないので、これがすべてに当てはまるかといわれると、自信はありませんが、
初期と後期では、レンズを取り付けるフレームの溝の幅が違うことが分かりました。
みなさん、わかりますか?
フレームの、レンズが収まる溝が明らかに細いですよね
おまけに、オービタル自体が細身な気もします。
これが、初期にはレンズがうまく収まらない原因だということだと思います。
レンズもいろいろと取り付けて試してみたり、出来る限り検証してみましたが、
レンズ自体には特に違いは発見できませんでした。
つまり、
結果として現時点で言えることとしては
レンズ自体の形は初期も後期も同じだが、フレームの溝が初期は狭いため、
初期モデルに関しては、レンズが溝に干渉しやすいので、ちょっとの違いでも、レンズがはめられないというケースが発生する。
上手く書けていませんが、
初期の方がレンズとの相性が悪いフレームが多いということが言えると思います。
このケースを解消するために、OAKLEYはねじの長さを二種類使って、レンズがフレームに収まるように調整していたのだと思います。
実際、ROMEOは通常は7.8mmのねじが付いていますが、
稀にそれよりも長い、9.8mmのねじが付いているフレームがあります。
LINEGEARとしてロメオをお持ちの方に言えるのは、
ジョーダンモデルの方は、できればご注文時にジョーダンであることをお伝えいただければ、フレームの溝の件を考慮して、レンズが収まるように調整して発送します。
特に、NXTレンズなどは純正のレンズに比べて厚みがありますので、このようなケースが発生する可能性が高いと思います。
よく言われる、エックスメタルには個体差がある。という話ですが、実際、鋳造のチタンフレームなので、完全に同じフレームはありませんし、製造された世代により、フレーム自体の太さなどの違いがあります。
これらに注目して探っていくと、まだまだいろんな発見がありますね。
今回のフレームの溝の件がすべてのジョーダンモデルに当てはまるかどうかは定かではありませんが、皆さんの中で、ロメオを初期、後期の2種類お持ちの方はフレームの溝を見比べてみて、結果を教えていただければ幸いに思います。
さて、今日はロメオについて書いてみました。
ゴールデンウイーク前にバタバタと書きましたが、私自身読み返してみて、この記事をさらに編集し、情報を追加していければいいなと思っています。
その他、エックスメタルの歴史についてはホームページの下記リンクのページをお読みください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
最後にこれまで修理やカスタムでLINEGEARで取り扱ったロメオの画像を載せて終わりたいと思います。
マットレンズ
チタニウムクリア(ベント付き)
フレームをポリッシュドにカラーチェンジしました。
NXT偏光アイス
その他の画像
それではこれで終わります。
Revive X-METAL!