オケがVPOで珍しいので,聴いてみる気になった。


ボーイの知る限り、クレンペラーのレコードは、今まですべてエンジェル
(英EMI)からリリースされており、オケはフィルハーモニアか
ニュー・フィルハーモニアだった。

このディスクは、ウィーンフィル(VPO)で68年5月19日、
Musikverein(楽友協会)でのライヴ録音。

最晩年の実況録音盤。

拍手も入っている。

5-6回聴いたが、出だしからどうもノリがよくなかったようだ。

とにかくテンポがやたら遅い。
(ベームも晩年超のろかった)

練習時間が殆どなく、ぶっつけ本番に近かったんだろう。

数分進むとやっとVPOもクレンペラーの指揮に反応し出し、

その超遅いテンポに慣れてきた様子が伺える。

第2、3楽章になると熱気が漂い出し、クレンペラーのペースになって行く。

終楽章は完全に指揮者の勝利で、VPOを完全に掌中におさめて

圧倒的で重厚、モーツァルトの最後の交響曲にふさわしい壮大な

世界が現れる。

これはもうベートーヴェンのシンフォニーと紙一重だ!!



これは、2007.4.11.の再録です。あしからず。。


小泉文夫著 94年6月 平凡社


小泉さんの本を図書館で見ると胸が締め付けられる思いがする。

「世界の民俗音楽」(?)と題して、毎週NHK-FMで

オンエアーされていた。

この番組を聴くのが一週間の愉しみであった時期もある。

多忙故に早世されてしまった。いま生きておられれば84歳。


さりながら、ご本人は83年に56歳という若さで逝かれた。

無念、口惜しさでいっぱいで旅立たれたのだろう。

あまりにも夢と理想を希求された方だった。

小泉さん、でも俺は生きている限り、あなたの著作をゆっくりと

読み続けるでしょう。

この本はアンソロジーなるも、小泉さんのエッセンスが凝縮している良本。

とくに最終章の谷川俊太郎との対談「音楽・言葉・共同体」(75年夏)は、

知の饗宴を堪能できる

名対談で、いま読み返してみてもいささかの古さも感じられない。


 

帯↓。

オリジナルは、青土社、1977年刊。

世界の諸民族が持つそれぞれの音楽に共通するものは何か。

日本のわらべうた、民謡から、北アメリカ、アジア各地の歌謡・

民族音楽まで、鋭い分析と魅力的な語り口で

音楽と人間のかかわりを見つめ直す。




上記は、07・4・15の再録です。




月1日に配属替えがあり、とても疲れた週末となった。

場所も部署も替り、またあらたな人間関係がスタートした。


ホントにラクじゃあないよっダウンビックリマーク


ほとんど毎年だからさあーかおシラー


まそんなことで、今晩はややリラックスして、J.ルーシエ・トリオ

の演奏で、バッハのあの有名な「トカータとフーガ」をジャズで

ご一緒に聴きましょう。





こちらで(←クリック)




このシリーズはじつにたのしい。










すこし前に、広瀬 隆のタイトル本のことを思い出し、一文をモノした。

別の事を書こうとおもって、アマゾンのレヴューを見ていたら

↓があったので、ここにご紹介したい。

本書は、もう二十五年も前に発売されたとのこと。

おいらは、文庫本が出てすぐ買って読んだ。


2004年に投稿されたということを指摘しておきたい。




原発の危険性を鋭く洞察し、日本人に警鐘を鳴らし問題意識と危機意識を喚起し

た意識革命の名著、わが国にひとたび人為的に天災的にも破滅的な大惨事が起

きれば日本国家は日本民族は文明史に終止符を打つだろう、電力不足の言葉の

トリックの下に原子力業界がいかに日本人を危険な方向へ導いているか、しかし

その危険性を忘却している日本人には、自業自得の裁きが待っているかも

しれない。


(時代に警鐘を鳴らした名著, 2004/1/13)



今晩は、カイルベルトのモーツァルトの第40番の交響曲を

ライヴ盤でご一緒に聴きましょう。


いまはもうカイルベルトの人気は全くないのだろうか?

とっくに過去の指揮者になってしまったんだろうかむっ!?


この時点で、わずか40のアクセスしかない。


嘆かわしい事であるNGダウンしょぼんビックリマーク



終楽章を。(←クリック)



「Die Meistersinger von Nuernberg」 と ナチス。。



先日『ニュルンベルクのマイスタージンガー』(以前は「名歌手」などと訳されていたが
適しくなく、最近のように「マイスタージンガー」そのままでよいとおもう)を書いたが、
先月だったかある夕刊紙のディスク欄で、カイルベルトの演奏のCD化が案内されていた。


是非聴いてみたいと願っている。


ところで、今年のバイロイト音楽祭でこの楽劇をワグナーの曾孫娘が演出したら、
大ブーイングの嵐だったという。
彼女はこう語ったという。

「闘わなければだめ。立派なザックスも偉大な曽祖父のワーグナーも結局はナチを生んだ。
ブーはノーマルなこと。
ザックスが歌うドイツ芸術に、真実は無い。ヒトラーに称賛されたあらゆるドイツ芸術を
燃やした。本当は父(ヴォルフガングワグナー)はこういう舞台を望んでいたと思う。
オペラから現代の若者が離れている、もっとポップな感覚のものとしてワーグナーの作品
に触れ、好きになってほしい」 
 
(毎日、産経)


今回の作品は、ヒトラー、ナチスに国粋主義発揚のために利用された曾祖父の音楽に、
ひ孫が真摯(しんし)に向き合った結果生まれたともいえる。
高辻知義東大名誉教授は「戦後のバイロイト音楽祭での上演では、この面に対する反省が
はっきりと盛り込まれることはなかった。このことを強く意識したカタリーナは作品の
細部にわたって読み替えを行い、作品の現代への結びつきを重視し、問題を芸術の
在り方に絞った」と演出の意図を指摘した。
 (産経)


時代はどんどん変わって行く。
もやは「歴史的懐古的」な演出は必要なく、時代にマッチする方向に。。
はやくDVDで発売にならないかな?



(上記の記事は、2007・8・26の再録です)


何年も前に(これを始めた頃)カイルベルトのことを

何度か書いた。


そのひとつは、N響(?)だったかとの「マイスタジンガー前奏曲」

だった。NHKで見ただけに過ぎぬが、圧倒された、という記事だった。

中三だったから、四十六年前のことだが、いまでも鮮明におぼえている。


きょうは、ブラームスの第二の終楽章をご一緒に聴きましょう。


あなたは必ずやカイルベルトのファンになるでありましょうぞ。



ホントだよっ!(←クリック)


民主党はどうかしてるんじゃあないのかむっ!?


上記のような人気取りの無駄遣いを廃止し、

なんで大震災への被災者や復興費用に廻さないのか

到底理解に苦しむのである。


現場の方々のほんとうの苦しみが分かるならば

子ども手当なんかは糞喰らへだむかっビックリマーク


何のために陸前高田まで見舞いに行ったのかダウンはてなマークDASH!NG


しっかりやります、ばっかし毎度言いやがって菅は

ダメな奴だぜっプンプンパンチ!爆弾、フントニDASH!禁止ビックリマーク。。