こんにちは
心理セラピストの野沢ゆりこです。
おもに東京・千葉で活動しています。
野沢ゆりこのプロフィールはこちら
どんな人に向けて活動しているの?
自己否定が強い
自分責め、罪悪感が強い
そんな人が過去はどうであれ、
「私っていいな」に変わるセラピー
を目指しています。
リトリーブサイコセラピー協会のサービス、
電話カウンセリングを担当しております。
こちらもよろしくお願いいたします。
いいお天気ですね。
どこかへ行くのもいいし、家でゆっくりするのも最高!
体の声を聞いて、何を欲しているのか?を聞いて、
自分を喜ばせてあげたいですね。
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焦って急いで何者かになろうとする人【ドライバー人生】
前回、前々回は心理学の交流分析で使われる用語、
ドライバーについて掘り下げて書きました。
今日は3回目になります。
前回、前々回のブログはこちらです。
↓
ドライバーとは?
私達の無意識の行動パターンや
性格傾向を形作る
「内なる命令」「心の推進力」のこと
ドライバーの概念
子ども時代に身につけた「生きるための戦略」
多くの場合、子供は親や養育者からの直接的・間接的なメッセージによって、
「こうしていれば愛される」「こうすれば見捨てられない」と
感じた条件を受け取る
その結果、無意識のうちに次のような命令が内在化される
・完璧であれ (Be Perfect)
・頑張り続けよ (Try Hard)
・人を喜ばせ続けよ (Please Others)
・急げ (Hurry Up)
・強くあれ (Be Strong)
早く!早く!
早くしないと!!!!
こんな声に急き立てられることはありますか?
今日は5つのドライバーの「急げ」について書きます。
朝、目が覚めたとたんに、頭の中で声が鳴り始める。
「早く起きないと」
「さっさと支度しないと」
「もっと段取りよく動かないと」
気づけば、いつもどこかで焦っている。
人との会話も、買い物も、食事も、
なぜか心が小走りしていて、
ゆっくり息をすることさえも忘れてしまう。
そんな風に生きていませんか?
(私はずっとこんな風に生きていました・・・)
「急げ」は、誰の声?
「早くしなさい」
「なんでそんなに遅いの?」
「のんびりしないで!」
そんな言葉を、子供のころに何度も聞いていたとしたら、
それはやがて、自分の中で「当たり前の声」になっていきます。
それがいわゆる「ドライバー」と呼ばれるものです。
無意識に自分を急かし続ける、「内側に取り込まれた親の声」です。
そしてこのドライバーは、
ただ自分を追い立てているのではなく、
自分を「守ろう」としていたのです。
遅れたら、怒られる、ひどい目にあう
のんびりしていたら、見捨てられる
だから、急いで、失敗しないように・・・
それは、小さな自分が必死に編み出した、生き延びるための
工夫だったのかもしれません。
そんなに急いで、どんな自分になろうとしてた?
もっと「何でも出来る人」にならなきゃ
もっと「テキパキした優秀な人」にならなきゃ
そんな「理想の自分」を目指して、
一生懸命、時間を効率化して、
自分の感情や疲れを後回しにして、
「ちゃんとやろう」と走ってきた自分
でも、本当は苦しい。
本当はもう走れない。
それは、自分が「自分ではない誰か」になろうとしていたからです。
急がなくても、愛されていい
ここで、立ち止まって自分に聞いてみましょう。
私は、急がなかったら何が怖いのか?
ゆっくりしていたら、何が起こりそうなのか?
この問いに向き合うと、
こんな想いが浮かんできます。
・急がない私は「だらしない」
・ゆっくりしてる私は「価値がない」
・のんびりしてる私は「嫌われる」
だからこのままでは愛されない
そう信じてしまっているのです。
でも、それって真実なのでしょうか?
愛も、信頼も、急がなくていい
赤ちゃんは、何かできるから愛されるのでしょうか?
ゆっくりと笑ったり、泣いたり、眠ったりしているだけで、
ただその存在そのもので、愛されていますよね?
私たちは本来、誰もが、
急がなくても、役に立たなくても、愛されていい存在なのです。
だから、大人の自分が、もう一度自分に教えてあげてほしいのです。
私は、急がなくても、大丈夫
私は、焦らなくても、ここにいていい
私の存在は、ちゃんと価値がある
頭では急がなくていいとわかるでも体感では腑に落ちない時
そうは言われても、どうしても焦ってしまう
ゆっくりしてると、そわそわして落ち着かない
それは、ずっとそうしないと生きて来れなかった背景があるからです。
愛されるために、
怒られないために、
見捨てられないために、
いつも一歩先を読むことで、急いで、動いてきた。
その努力は、誰にも見えないところで、何度も自分を守ってきたのです。
だから「急がなくても愛される」という言葉が、
すぐには信じられなくても大丈夫です。
それは、トラウマ記憶が体に残っているということです。
その声は、消すものではなく、やさしくほどいていくものです。
安心は「安全な関係」のなかで育っていく
「ゆっくりしても大丈夫」
「休んでも、愛されていい」
それを本当の意味で感じられるようになるには、
ただ自分い言い聞かせるだけでなく、
誰かとのあたたかい関係の中で、それを体験し直す必要があります。
・セラピストとの関係
・信頼できる人との対話
・ジャッジされない場所で、ただ「在る」ことを許される関係
それは時間のかかるプロセスかもしれません。
でも「時間がかかる」ということそのものが、癒しの一部なのです。
ドライバーは、急には緩まないゆっくりで大丈夫
少し立ち止まる
少し道草をする
それだけで何かを失ったり、
大切な人に見捨てられたりしません。
安心も、愛も、信頼も、
それは急いだから手に入るものではないのです。
むしろ、
ゆっくりと心を緩めたときに、
ほんとうに深く味わえるものかもしれません。
だから今日くらいは、
少しだけ足を止めて、
自分の心の声を、聞いてあげてください。
「もう、そんなに急がなくてもいいよ」
「もう、先回りしなくてもいいよ」
最後まで読んでいただきありがとうございました。
【満員御礼】
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