こんにちは
沖縄地方の津波注意報は解除されたみたいですね。
現時点で津波の被害のニュースは流れていないので、何事もなかったということでしょうか。
沖縄の皆様に被害が無かったのは良かったのですが、台湾では地震で建物が倒壊している映像がテレビで流されており心配ですね。
被害が小さく済むことをお祈り致します。
それでは、こんなタイミングでの投稿になってしまいましたが、1月から3月にかけて昭和記念公園で撮れていた野鳥の写真一部を、完全フィクション創作会話でご紹介します。
野鳥たちの演技?で、皆様が少しでも笑える気分になりますようにm(__)m
公園奉行 鶫之介参上
それは、梅の花咲く小春日和の日の事でした。
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ユ「あのシルエットはジョウビタキさん?
ジョウビタキさーん!ちょっと待ってーー!!」
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ユ「はぁ、やっと追いついた。ジョウビタキさーん!ちょっといいですか?」
ジョ「ん?何じゃお主は?」
ユ「えっ?またこのパターンなの?」
ジョ「何か申したか?」
ユ「いえいえ、ジョウ主様、お久しぶりです。こちらにいらしていたのですね?広島城ではお世話になりました」
ジョ「ほう、西国の我が縁戚と見知った者か。それは我ではない。
我は、坂東にて城将なるお役目を賜っておったが、過日、隠居の身になり申しての、緑豊かなこの地にて、風光明媚な景色を愛でつつ余生を過ごして居る所よ」
ユ「余生って、まだお若そうですが……まぁいいか。
あの、ご隠居様?の、家臣の方々の写真を撮らせてもらってもいいですか?」
ジョ「ふむ。良かろう。白羽羅!白羽羅は居るか!」
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シ「はっ!此処に」
ジョ「此の者は西国の我が縁戚の客人じゃ。なれば我にとっても客人。
其方、案内役を頼めるか?」
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シ「此方……また来ておったのか」
ユ「ひえぇぇ~、前回の事、まだ根に持っているのかな?」
ジョ「何じゃ?何か差し障りあるのか?」
シ「否、ご隠居様の命なれば、案内役承る事、吝かではござりませぬが、我よりも、適した者が居りましょう」
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ジョ「むっ?それは公園奉行の事を申しておるのか?」
シ「いかにも。彼の者は開けた地にても造詣深く、公園奉行なるお役目からも適任であるかと存じまする」
ジョ「良かろう。なれば、せめて公園奉行の元に連れて行ってやれ」
シ「はっ!」
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ツ介「で?面倒事を我に持ち寄ったか?白羽羅よ」
シ「聞き捨てならぬな、鶫之介。
客人の案内役は公園奉行が適任、とご隠居様もお認めになられた。
麗しく開けた地も、此方なれば詳しく言及できようぞ」
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ツ介「相分かった。客人よ、我は鶫之介。公園奉行なるお役目を賜っておる。此れより我が同行致す」
ユ「は、はい。初めまして?ツグミさん、いえ、鶫之介さん、宜しくお願いします。さっきから公園奉行公園奉行って一体何だろう?鍋奉行みたいなものかな? 」
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ツ介「では行こうか、客人。ではな、白羽羅」
シ「うむ。しかと頼んだぞ、鶫之介」
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ユ「ここは水鳥の池ですね?
こちらにも水場を警邏している水鳥さんがいるのですか?」
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ツ介「否、此処は堀にあらずば、主に水鳥達の羽休めの場となっておる。
長旅の疲れを癒す者も居ろう」
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ツ介「とは申せ、何かあっては宜しからぬと、あれなる碧乃将監殿が警固の目を光らせておる」
ユ「名前通り、厳ついアオサギさんですね~。あれなら変な人は近付けないですよね」
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ユ「あっ、あんな目立つ所にツグミさんがいる!」
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ツ介「我が一族の者で、継実と申す者だ。
女子の身なれど、斯様にして怪しげな物が隠れ潜んでおらぬか探っておる」
ユ「ワーキングウーマンなんですね。カッコイイ」
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ツ実「おや?鶫之介様、其のお方は?」
ツ介「ご隠居様の客人だ。白羽羅殿の代わりに共に廻っておる」
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ツ実「まぁ!また白羽羅様に用向きを押し付けられましたな?」
ツ介「うっ!」
ユ「……何かすみません。面倒事をお願いしてしまって……」
ツ実「ほほほ。構いませぬ。
客人の案内など、これまでの白羽羅様からの用向きに比べたら、然したることにござりませぬ。
何なりと鶫之介様に御用を申し付けなされませ。
微力ながら、わたくしもお力添えを致しますれば、何なりと」
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ユ「では、お言葉に甘えて、何かネタになりそうな変わった事とか、面白いことはありませんか?」
ツ実「はて?面白き事……わたくしの方は特にござりませぬが……。
されど配下の者に、細々した場へ、忍ぶ技に長けた者が居りますれば、其の者ならば何か見知っておるやもしれませぬ」
ユ「わーー!是非、会わせてください!」
ツ実「では、鶫之介様……」
ツ介「分かっておる。客人、彼の者に引合す。ついて来られよ」
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ツ介「おお!居った!青次よ、見つけるのに労したぞ」
ユ「わっ!可愛い!忍ぶ技に長けた者ってアオジさんのことだったんだ」
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ア「へぇ、鶫之介の旦那、何か御用でございやすか?」
ツ介「何か変わった事はないか?」
ア「変わった事?と申しやすと……どのような事でございやすか?」
ツ介「何でも良い。常ならぬ事だ」
ア「……何ともつかみどころのねぇ話ですなぁ?」
ユ「あの~、何かネタになりそうな面白い事とか、変な事でいいんです」
ア「う~ん、特に思い当たりやせんなぁ」
ユ「そこを何とか」
ア「面白れぇ事……妙な事……」
ア「そういやぁ、この間、ウグイスの奴が『ケッケッケッ』とか、何ともおぼつかねぇ、可笑しなさえずりをしてございやしたねぇ」
ユ「そのネタ、先週 やった!!」
ツ介「あーー青次よ、怪しげな事もないか?」
ア「へぇ、何とも平和なもんでございやすよ」
↓
ユ「わーーん、これじゃ山なし谷なしオチなしだーー!!」
ツ介「ご隠居様のお膝元で、そうそう滅多なことが起こってたまるものか」
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《登場鳥物》
漢字を当て字しまくったので、正しい漢字と共に、出てきた野鳥を紹介します。「」内が正しい漢字です。
ご隠居様(元坂東某城主):ジョウビタキ雄「尉鶲、上鶲」
白羽羅:シロハラ「白腹」
鶫之介:ツグミ雄「鶫」
碧乃将監:アオサギ「青鷺」
水鳥A:マガモ雄「真鴨」
水鳥B:マガモ雌「真鴨」
水鳥C:ヒドリガモ雄「緋鳥鴨」
水鳥D:マガモ雌「真鴨」
継実:ツグミ雌「鶫」
青次:アオジ雄「青鵐、蒿鵐、蒿雀」
ということで、セリフ作りが大変な割に、野鳥時代劇に新しいキャラが出来ただけのお話でしたm(__)m
でも結局、身近な野鳥の写真を載せたいだけなので、山なし谷なしオチなしストーリーはこれからもあると思う。
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