こんにちは
やっと調布花火2023が開催されました!
今までうちが使っているカメラを大っぴらにお話したことがあるのは、ニコンのコンパクトデジタルカメラ「COOLPIX P900」くらいでした。
今回はデジタル一眼レフカメラの機種を含めて撮影時のお話をしながら、今年の調布花火の写真をご紹介したいと思います。
カメラ設定や撮影に興味が無い方は、スクロールして写真だけお楽しみくださいね
撮れたてのホヤホヤ花火写真の記事は、前後編の2回です。
前編はスターマインで花束のように写った花火、後編は単発等でアートな感じの花火で構成します。
動画は前編2本、後編1本入れますので、そちらも良かったらご覧くださいませ
YouTubeでは一足早く動画3本を公開しています。
待ちきれない方はそちらからどうぞ
こちらは花火の撮影に使用したアレコレです
カメラ、ゴツめの三脚、花火のプログラムとカメラのリモコン、ペンライトです。
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我が家が撮影に使っているカメラはこの3台。
8~11年前、必要を感じて買った3台です。
あの頃は結構カメラに投資していました
あのハイペースで買うことは現在はもうできません。
寿命が来るまでこれらのカメラを使い続けるつもりです。
向かって右が、ニコンのAPS-Cサイズフォーマットデジタル一眼レフカメラ「D7100」です。
主に夫が使用しています。本体の分厚さが手に合うとか。私は逆に厚すぎて持ち難い。
2015年と2018年の花火大会で使用しましたが、ぶっちゃけ高機能過ぎて使いこなせていませんでした
先程、2018年撮影のExif情報見てみたら、ISO400で撮っていてビックリ!(通常花火はISO100等 低感度で撮ります)
そりゃ沢山の花火を1枚に写そうと何秒もシャッター開けてたら白飛びするでしょ!
便利に使える沢山の機能も、設定場所が判らずデフォルトのまま使っていたので、何か使い難いな~と思いながら撮影していました。
なので、2019年は気楽に撮れるよう、向かって左、当記事で何度もご紹介した「COOLPIX P900」にしました。
すると、今度はタイム撮影(シャッターボタンを全押しするとシャッターが開いたままになり、もう一度全押しするとシャッターが閉じる)が出来ないのが不便でした。※因みにP950からバルブ・タイム撮影が出来るようになったみたいです。
花火の線も太い気がするし、白飛びしやすい気もする……
ということで、コンデジよりも高機能だけど、「D7100」よりもお手軽デジイチ、私の愛機・赤い彗星カメラ「D5200」(写真中央)の出番となったわけです
「D5200」は当時、デジイチを始めたばかりの人がターゲット層だったのでしょう、デフォルトで親切機能が使えていたのです。
例えば、「D5200」と「P900」では、撮影後の自動再生は当たり前のようにしてくれますが、中級者以上になるとそれがお節介になる人もいるのでしょうかね?
「D7100」ではしないのがデフォルトになっていたのです。
したければ自分で設定する必要があったのですが、何となくそのまま使っていました。
普段は気にならないのですが、花火の時は自動再生してくれないと、シャッターを開いているのか閉じているのか判らなくなる時があったのです。
「D5200」で準備OK!これで心配事はなにもない。大丈夫!
と思っていました。動画を録るまでは……
因みに、今年の写真用の設定は以下の通りです。
焦点距離:18mm(35mm判換算:27mm)
ISO感度:ISO100
絞り値:F13
シャッタースピード:Time(Bulb)
ホワイトバランス:晴天
測光モード:マルチパターン測光
お話の続きは後にして、
毎年ドドーンとド派手に始まる調布花火の打ち上げ開始でございま~す!
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赤系牡丹の花束ですね!
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渋い花火は冠菊かな?
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赤系と青系の繊細な花火。上から点滅牡丹と柳とトラの全てがパステルカラーで華やかですね。
実はこの記事の中で、これが一番シャッターを開けている時間が長かった写真です。
シャッタースピード27.5秒。30秒近く開いていました。
なので、一番下のトラは白飛びしてしまっていますが、中央の柳と上の牡丹は豪華に重なってくれました。
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中央が花束の花で、先端で枝分かれした大きな花火が花束を覆う包装紙みたいですね。
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これは彼岸花か赤い菊の花束みたいで、何気に私のお気に入り
この写真のシャッタースピードは25.4秒。
「P900」では撮れなかった写真です。
この記事の半分くらいが15秒以上のシャッタースピードでした。自分でもビックリです。
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赤系から色が変化した牡丹
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余り重ならないで撮れた牡丹。八方咲が蜘蛛っぽい
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大きな赤系の牡丹と中央に小さな八方咲、綺麗です。蜘蛛っぽいけど
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渋めも入れておきたいですね。
菊系が好きですが、写真にすると渋くなる気がします。
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これ多分、時差式花火ですね
イルミネーションのようにキラキラと光っているのだと思います。
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先端で枝分かれする大きな花火に、牡丹が重なっているのか芯ですね
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左の花火は芯の部分が明るく艶やかで、色の変化する八方咲がさりげなく重なって綺麗です
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前編、写真の最後は大きな錦冠菊です。
この日は風が強くて冠菊の撮影が厳しかった気がします。流れて行ってしまうの
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それでは、ハナビリュージョン1本目の動画です。撮れたのが2分37秒の途中まで
画質は……すみません。スチールカメラ付属のオマケ動画機能なので、雰囲気を楽しんでいただけたら嬉しいです。
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※縦アングルなので、スマホのアメーバアプリでご覧になっている方は、ブラウザに切り替えてご覧くださいね。
動画面右下の”YouTube”をタッチして画面が切り替わったら、「調布花火2023…」と表示されているタイトル横のメニューから”ブラウザで開く”を選び、YouTubeで開く(1回のみor常時はお好みで)と、全体が見えるようになります。
YouTubeブラウザが表示されたら、右下の□をタッチすると全画面表示になります。
または、先に記事全体をブラウザで再表示すれば(ブログタイトルの右横にあるメニューで選べます)動画の右下にある□の全体表示が、きちんと反映されます。
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大スターマインの動画です。2分45秒。ゲゲゲの鬼太郎ワールドがイイ感じです
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で、そんなこんなで動画を撮影したわけですが、ここで困ったことが!
動画はシャッタースピードを1/60にするので、速くするのに合わせて設定しないと、とんでもない画になりそう
写真用設定のISO100にF13の絞り値のままで、動画を録って果たして大丈夫なのか……
コンデジだったらカメラ任せでOKかもしれないけれど、お手軽デジイチでもデジイチである以上油断はできない。
なので、動画の時はISOを高感度に、せめてISO800は欲しいし、絞り値も開放寄りF5~F5.6くらいにしないと不安。
ですが、現場でドンドン花火が数秒毎にあがっている状態で、細かく設定を変えるのは大変
なので、設定がこちらの希望に近いシーンモード「夜景」を動画に選ぶことにしました(因みに「D5200」に花火モードはありませんでした。まぁそうだろうなぁ……)
そうすれば、ダイヤルを回してシーンモードとMモードを切り替えるだけで大丈夫!
……だと思っていたのですが、思わぬ落とし穴が!
まず、リモコンモード設定が、ダイヤル回すとOFFに戻ってしまう。
なので、切り替えるたびにいちいち、これからはリモコンでシャッター押すよ~と設定しなおさなければならないのです。
次に、詳細は割愛しますが、動画から写真用のMモードへの切り替え時に、操作の順番を誤りシャッタースピードが動画の名残で1/60に変わってしまい、タイムに直さなければならなくなりました。
切り替え操作の手順の過ちに気付かなかったので、毎回ちゃかちゃかダイヤルを何度も回してシャッタースピードを1/60からTime(Bulb)に直す、こんな作業が必要になったのです
ええ、ええ、ニコンのカメラを良くご存知の方は、もう呆れていることでしょう。
何故に上位機種の「D7100」があるのに使わないのさ、って。
「D7100」ならば、ダイヤル回そうが電源切ろうが、一度リモコンに設定すれば、こちらが設定し直さない限り戻ることは無いし、どんな順番で切り替えようが他モードをいじろうが、一度設定したものは勝手に変わらない「U1」「U2」というユーザーセッティングがあったのにって(カメラの写っている画像に「U1」「U2」の入ったダイヤルのアップがあります)
三脚使用なので重たいというデメリットもクリアだし、ちゃんと勉強すれば痒い所に手が届く素晴らしいカメラなのです。
ああ、宝の持ち腐れ……。
昼間はのんびり撮影できるので、多少不便なままでも使えてしまうんですよね。
でも、花火のように限られた時間内で、暗闇の中ペンライトで設定を変えねばならない状況ですと、色々な便利機能が必要になってくるのだと実感しました。
それでも、今回「D5200」で不自由したことで、「D7100」の沢山ある機能の中から何を使えばいいのか具体的に判ったので、学びはあったと思います。
ところで、マンションの住人の方、何気に周りを見ているものですね。暗いのに
部屋に戻る時、「いつも凄いですね!毎年撮っていて。カメラは何を使っているんですか?」と訊かれました。
「ニコンのD5200です」と答えましたが、来年は「D7100です」と答えられる様、勉強頑張ります。
そんな感じでドタバタがありましたが、それでも軽量デジイチ「D5200」は気に入っています。
ですが、先程久しぶりにニコンのサイトを見に行ってみたら、「D5200」のクラスは存在しなくなっていました
APS-Cサイズフォーマットのカメラは、「D7100」の後継機と思われる「D7500」だけになっていました。
女性向けの軽量デジイチクラスは消え、そのユーザー層にはミラーレスカメラが提供されることになったのでしょう
もし「D5200」の寿命がきたらどうしようかな?
一眼レフのクリアなファインダーが好きだし、今更ミラーレスに転向してレンズ全部買い替えなんて考えたくも無い。
それに、現在野鳥撮影にメインで使用しているレンズに替わるものがなかったので、ミラーレスの選択肢はなくなりました。
デジイチの画質とクリアなファインダーを諦めて「P900」とその後継機だけで行くか、「D7100」よりも少しだけ軽量・薄型ボディーになった「D7500」か、時期によってはその後継機で頑張るか、ですね。
まぁ中古という手もありますが、その頃には体力的に写真の趣味も引退かもしれません……
何はともあれ、望遠好きとしては、APS-Cサイズフォーマットデジタル一眼レフカメラが生き残ってくれることを願います。
最後に折角なので、今までの花火記事をまとめてリンクしておきます。
一番古い記事は、2005年にパナソニックの「LUMIX DMC-FZ20」で撮ったものです。
余りに昔なので何使ったか覚えておらず、画像を引っ張り出すようか~?とウゲェとなったのですが、写真を始めたばかりの頃は、真面目に印刷して撮影日誌を付けていました。
現在はまったく付けていません。撮影ペースが当時に比べて半端ない。無理……
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2005年撮影 パナソニック「LUMIX DMC-FZ20」使用
ただでさえコンデジは彩度高くて黄色っぽく写るのに、更にホワイトバランスを曇りにするという初心者にしては攻めた撮り方で空が深緑色。水鳥が浮かびそう
2015年撮影 ニコン「D7100」使用
2018年撮影 ニコン「D7100」使用
2019年撮影 ニコン「COOLPIX P900」使用
ということで、今年「D5200」使用の花火後編に続きます(^^)/
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