先日、息子を連れて、実家に1週間ほど帰っていた。
その際食べた、炊きあがりの米の味が、何故かコンビニの米の味がしたために、大騒ぎとなった。
「なんか・・・米の味、まずくない!?」
「実は、わしもそう思っていたんだ、1ヶ月ぐらい前からな。」
「前、実家で米食べた時は、感動したんだけどね・・・、炊飯器の問題かな?」
「説明書によると・・・ブッシュって部品がはずれていると、味が落ちるらしいな・・・よし、どれどれ・・・。あー!!!!やっぱりブッシュ(炊飯器の部品)取れてる-!!!早く、注文するぞ!」
―数日後、ブッシュが届いた。
「よし!ブッシュを取り付けるぞ~!!」
「ん?なんだ?はまらないな・・・。あんた、やってみてくれ。」
「・・・ってこれ、まったく大きさ合ってないよ・・・。まさか違う型を注文したんじゃない?」
「そんなはずないぞ。トンカチで、打ち込むぞ!!」
トントンカチカチ!!!!
炊飯器に、大工仕事をしている父きみじ。
「おいおいっトンカチで打ち込まないと、入らないっておかしいでしょうよ。説明書もう一回見せて!って、おーい!!!ブッシュ付いてんじゃん!!!」
そう、父きみじは、炊飯器にブッシュという名の部品が付いていたにも関わらず、外れていると思い込み、再度ブッシュを注文し、それをブッシュの上にあてがい、トンカチで押し込もうと叩いていたのだ。
危うく、炊飯器を破壊するところだった。
息子は、この光景の一部始終を見て、無駄に買われたブッシュの心の叫びを描いたポスターを壁に貼り、ブッシュをさらし首にしていたのだった。
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