息子が発熱してから2日で回復したのは良いが、回復直後、私と夫の声が枯れ始める。
乾燥しているような違和感から、喉の痛みを感じるようになってきた。
私は夜、若干の関節痛を感じ、37.4℃の微熱が出た。
夫も熱を計ると、37.0℃といつもより熱が高かかった。
二人の間に共通の疑念が浮かぶ。
「コロナではあるまいな。」
とりあえず、息子の飲み残りである、バファリンルナJを飲んだり、パブロンを飲んだりして、一日様子を見た。
―しかし・・・!
夜寝ている間も、喉が痛すぎて、心地よく眠りにつけない。
やはり病院に言って、正しい診察と薬が欲しい・・・!
ということで、12月29日、年末駆け込みで、地元のクリニックで診察を受けることとなった。
◇
クリニックに着くと、医院の前に、白いテントスペースが設けられており、「このテントの中で自分でコロナの検査をお願いします。」と、検査キットを渡され、中に案内された。
どうやら、鼻につっこんで、ぐりぐりするタイプの検査キットらしい。
私は、自分でやったことなど今までないので、説明書通りに、見よう見真似でやるしかなかった。
どうしても、看護師さんがやってくれるように、遠慮なく突っ込めず、自分なりに加減してしまう。
もういいや、と諦め、最後はあやふやにぐりぐりと綿棒を回して、終了した。
検査結果を待つ15分も経たないうちに、夫の検査キットに陽性の線がくっきりと浮かび上がる・・・!
夫、妖精陽性!?
しかし、私はというと、線が浮かび上がってこなかったので、陰性という結果だ。
家族みな具合悪くなったというのに、私も息子も陰性で、夫だけ陽性というのは、なんとも腑に落ちない。
7年ほど前、胃腸炎っぽくなった時、二人で胃腸科へ行き、ノロウイルスの検査をやったことがある。
そういえば、その時も、二人で恥を偲んで、医療従事者の前で肛門をさらし、結局ノロウイルス陽性と出たのは、夫だけであった。
夫は、ここぞという時に、妖精陽性になれる、すごい特殊能力の持ち主だということが、ついに判明したのである。
コロナデイズ③へつづく・・・。
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