+コロナデイズ完 「じいじ、濡れ衣ループ」+ | ユリノキ-家族はじめます!-

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家族の笑えるエピソードを奇天烈な文章で綴る、おバカイラストエッセイ!
みんな笑って幸せになりますように!

2022年12月26、27日頃より、私、夫、息子、ばあばが同じようなコロナウイルスの症状を経験するも、じいじだけはピンピンしていた。

 

 

しかし・・・

 

年が明け、1月5日、ついにじいじが発熱する。

「わし、関節が痛い、少し寒気もする、だるい・・・。あっ37.8度だ!」

 

「ついに、あんたにもきたね・・・。」

 

「あんたが、持ち前の肺活量大声で、わしにガーガーしゃべりかけてきたから、うつったんだぞ!!」

 

 

みんなに遅れて発症するとは、これまた何とも予測できないものである。

 

もはや誰が保菌者だったのか、検討がつかない。

 

だらだらとだるさと空咳が続いたものの、熱は1日で下がったようだった。

 

 

その後、お互いが同じ症状であるのに加え、もう感染させる心配がないからか、少しの遠慮もない罵りあいが、父と母の間で勃発していた。

 

「あんた、はるくんからもらった手紙知らない?」

 

「電話の上にあったから、そのまま戻したよ。」

 

「ないんだけど!!あんたって、いっつもあったところに戻さないよね!

 

「戻したって!あんた物をため込めすぎ!だからうちって物がよくなくなるんだよ!わし、本当物の多さでストレスなの!精神的な病気になっちゃう!!」

 

「それとなくしたことと、全然関係ないでしょ!」

私、物なくされるの大っ嫌いなんだよ!

 

母親の声が、ホラ貝のように響いた。

 

一瞬、家が揺れたような気もした。

 

二人の罵倒がどんどんエスカレートしていくのは良いが、私のすするお茶に飛沫が入り込んでいる。

 

飛沫茶の出来上がりである。

 

結局、ばあばが血眼になって探していた、はるくんからの手紙は、電話台の後ろに落ちていた。

 

コロナウイルスの保菌者であったのではと容疑をかけられ、濡れ衣が晴れたと思ったら、またしても物を紛失した犯人だとみされる・・・。

 

数日の間にいろいろと疑われすぎだろう。

 

しかしながら、濡れ衣だらけのじいじの日々は、コロナからの回復と共に、少しずつ明るさを増すのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

とりあえず、みんな細かいことを含めて、1、2週間で回復しました爆笑お願い少しでも、参考!?になれば幸いです。

 

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