2022年12月26、27日頃より、私、夫、息子、ばあばが同じようなコロナウイルスの症状を経験するも、じいじだけはピンピンしていた。
しかし・・・
年が明け、1月5日、ついにじいじが発熱する。
「わし、関節が痛い、少し寒気もする、だるい・・・。あっ37.8度だ!」
「ついに、あんたにもきたね・・・。」
「あんたが、持ち前の肺活量と大声で、わしにガーガーしゃべりかけてきたから、うつったんだぞ!!」
みんなに遅れて発症するとは、これまた何とも予測できないものである。
もはや誰が保菌者だったのか、検討がつかない。
だらだらとだるさと空咳が続いたものの、熱は1日で下がったようだった。
◇
その後、お互いが同じ症状であるのに加え、もう感染させる心配がないからか、少しの遠慮もない罵りあいが、父と母の間で勃発していた。
「あんた、はるくんからもらった手紙知らない?」
「電話の上にあったから、そのまま戻したよ。」
「ないんだけど!!あんたって、いっつもあったところに戻さないよね!」
「戻したって!あんた物をため込めすぎ!だからうちって物がよくなくなるんだよ!わし、本当物の多さでストレスなの!精神的な病気になっちゃう!!」
「それとなくしたことと、全然関係ないでしょ!」
「私、物なくされるの大っ嫌いなんだよ!」
母親の声が、ホラ貝のように響いた。
一瞬、家が揺れたような気もした。
二人の罵倒がどんどんエスカレートしていくのは良いが、私のすするお茶に飛沫が入り込んでいる。
飛沫茶の出来上がりである。
結局、ばあばが血眼になって探していた、はるくんからの手紙は、電話台の後ろに落ちていた。
コロナウイルスの保菌者であったのではと容疑をかけられ、濡れ衣が晴れたと思ったら、またしても物を紛失した犯人だとみされる・・・。
数日の間にいろいろと疑われすぎだろう。
しかしながら、濡れ衣だらけのじいじの日々は、コロナからの回復と共に、少しずつ明るさを増すのであった。
とりあえず、みんな細かいことを含めて、1、2週間で回復しました少しでも、参考!?になれば幸いです。
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